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展示デモの舞台裏を公開!IoTプロトタイプの作り方【SORACOM Discovery 2024】

展示デモの舞台裏を公開!IoTプロトタイプの作り方【SORACOM Discovery 2024】

IoT開発は、専門家でなくとも短期間でアイデアを形にできるようになってきました。本セッションでは、ソラコム社員たちが「身の回りを便利にする」テーマで構築したIoTプロトタイプについて、短期間で「動くものを見せる・デモができる」展示にするため取捨選択したポイント等のノウハウを紹介します。

株式会社ソラコム シニアソフトウェアエンジニア, ネットワーク 絹原 政樹
株式会社ソラコム グローバルコーポレートITエンジニア 西村 由佳里
株式会社ソラコム コネクティビティ プロジェクトマネージャー 久住 仁
株式会社ソラコム カスタマーリライアビリティエンジニア 三國 直樹

SORACOM

July 17, 2024
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Transcript

  1. 展示デモの舞台裏を公開! IoTプロトタイプの作り方 株式会社ソラコム コネクティビティ プロジェクトマネージャー 久住仁 株式会社ソラコム シニアソフトウェアエンジニア, ネットワーク 絹原政樹

    株式会社ソラコム グローバルコーポレートITエ ンジニア 西村由佳里 株式会社ソラコム カスタマーリライアビリティエンジニア 三國直樹
  2. 実際のスケジュール感 5 週間 アイデア 募集期間 2 週間 展示物 選定期間 1

    週間 制作者 募集期間 5.5 週間 制作期間 アイデアソンの様子 制作過程のデバイス
  3. システム構成 SORACOM Beam SORACOM LTE-M Button Plus & 磁気センサースイッチ SORACOM

    Harvest Data SORACOM Lagoon Unified Endpoint Google Spreadheets Google AppSheet Slack
  4. スプシにデータいれるの面倒だけど早い • ユーザ認証 • スプレッドシートのアクセス権限と Google Apps Script で作っ た

    Web アプリのアクセス権限は別管理 • GAS 自体はとても簡単。Max の記事が参考になった (https://qiita.com/ma2shita/items/bf86e46385a8c0b26c74) • 作ってしまえば後の見せ方をいくらでも工夫できるので良い
  5. 使ってみての感想 • 1週間わすれずに飲むことができた • 飲んだ日時がデータで可視化できる点が便利 • 記録が付くことや、褒めてもらえることで飲み続けるモチベー ションになった • 見守りにも使えそう

    • 人間にも褒めてもらいたい • 「これ、自分でも作れるのかな?自分でもやってみたいなぁ」 という気持ちが湧いてきた。「動くものを見せる」というのが、 社内で IoT の仲間/協力者を増やす効果がある
  6. できそう プロンプト # 指示 あなたは最適な通知タイミングと通知チャンネルを判断す る者です。 ユーザに「今の日時と時間を教えてください」と 聞き、 条件に合致する通知タイミングと通知チャンネル を提示してください。

    条件を絞り込みたい場合はユー ザーに質問してください。 # 条件 平日の9時から17時は仕事をしているのでSlackでメンショ ンして欲しい。 それ以外の時間はスマホを見ることがあ るのでLINEで通知して欲しい。 休日は家事をしているこ とが多いのでAlexa経由で通知してもらえると嬉しい。 毎 月1日と15日はオフィスにいるので、オフィスのスピー カーから通知されるといい。 毎日、平日13時から14時は 打ち合わせが入っているので打ち合わせの後で通知して 欲しい。 回答 理解しました。それでは、最適な通知タイミングと通知チャ ンネルを決定するために、今の日時と時間を教えていた だけますか? ユーザーの入力 2024/6/19 13:30です 回答 最適な通知タイミングとチャンネル 通知タイミング: 2024 年6月19日14:00 通知チャンネル: Slackでメンション
  7. システム構成 会議室 SORACOM Arc SORACOM Funk AWS Lambda M5Stack ①

    5分ごとにFunk経由で Lambda呼び出し ② Googleカレンダーから 会議室の予定を取得 ③ 予約終了時間が10 分を切っていたらお知 らせ ④ 予約を延長したい場 合はボタンを押す ⑤ Googleカレンダーから会 議室の予定に書き込み
  8. 上手くいった点 使えるものは何でも使う SORACOM IoT DIYレシピ SORACOM のドキュメント QiitaなどのWeb記事 生成 AI

    チームメンバーのヘルプ 目に見えるモノに速く到達し、モチベーションを維持できた 「ただし、この総合格闘技は独りで闘う必要はない」 IoTで外部データを表示する情報端末 - SORACOM (ソラコム) IoT DIY レシピ https://soracom.jp/recipes_index/2960/ ArduinoやM5StackでSORACOMのメタデータ サービスを使いこなそう #M5stack – Qiita https://qiita.com/Plemling138/items/cd817 13cb5fb943f5471 リファレンス: SORACOM Funk から送信されるデータ フォーマット | SORACOM Funk | ソラコムユーザーサイト - SORACOM Users https://users.soracom.io/ja-jp/docs/funk/format/)
  9. まとめ • IoT のデモは数週間で作れる時代になった • 作らず創る • 先駆者の知恵を大いに活用する • 作ってみることで気付けることが多い

    • フィードバックをもらうことで気付けることも多い • 仲間と作ることで、より速く、遠くへ進める
  10. SORACOM の願い クラウド ⇒ 多くの Web サービス SORACOM ⇒ 多くの

    IoT システム 日本から、世界から、たくさんの IoT プレイヤーが生まれますように