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Introduction to Psychology
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N@N
May 16, 2013
Science
1
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Introduction to Psychology
ANCTGCC勉強会vol. 1(仮称)で発表した心理学入門です.ANCT(明石高専)GCC(Game Creators' Circle:ゲーム創作研究会)の部内勉強会です.
N@N
May 16, 2013
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Transcript
心理学 入門 2013.5.6 @ANCTGCC勉強会vol. 1 @spark6251 (N@N)
自己紹介 • N@N(@spark6251) • N@N→NOaN→NOAN→ノアン • 明石高専 電気情報工学科四年生 • プログラミングあんまりしてない
• たぶんWeb屋 進行中のお仕事 • 明石高専
内容 • はじめに • 心理学とは • 対人関係 • 集団心理 •
精神的疲労 • 色彩 • まとめ
1. はじめに • 心理学入門ではない感じです[まがお] • 概論に近いかもしれない(それですら) • 最終的な目的:特に一年生にこれからの活動及 び生活等で参考にして貰いたいものの提示
2. 心理学とは そもそも心理学は万能なものではありません
まして相手の考えがわかる云々など 以ての外です
心理学とは • 科学的見地からの行動原理の研究 • 即ち行動に至るまでの心理の過程の研究 • 学んだからといって相手の心が読めるという学 問ではありません • ただ、相手の心理を推測するに近いことは可能
• そもそも心は万人共通のものではない心理学で は普遍的な心理について学ぶ
学習 • 失敗を繰り返さないために記憶、認識すること • 知識を得ること • 20min:58% 1h:44% 1day:26% エビングハウスの忘却曲線
3. 対人関係
行動による心理の推測 • 興味・興奮(快)→瞳孔が拡大(ヘスの実験) • 錯誤行為:言い間違い等 ex. 開会か、閉会か 対立(親近性を持つ) • 目線:興味の方向
column「ミスディレクション」
対人魅力 • 近接性 物理的距離が近い • 身体的魅力 身体的特徴 • 類似性 趣味・経歴が似ている
• 相補性 自分にはないものがある • 返報性 相手からの好意
ランチョンテクニック • 連合の原理:同時にある二つの事象を結びつけ る心理 ex. 美味しい食事と話し合い →良い話し合い
ゲイン・ロス効果 • 「落として上げる」 • 延々肯定するより、否定を入れてから好意的な 言動をすると好意をもつ • より強い印象付けを行う
条件付け • 古典的条件付け(パブロフの犬) • オペラント条件付け 1. ネズミがレバーに触れ餌が出る 2. レバーに触れると餌が出ると学習する 3.
餌が欲しいならレバーを触る 古典的条件付けは悪用できますがやめましょう オペラント条件付けの例としてパチンコ等
要求 • 失敗回避要求 「失敗を恐れる心」→逃げ、慎重、安全 • 成功達成要求 「成功を目指す心」→挑戦 挑戦しすぎることは悪ではない
説得1 • 一面提示:良いところだけを伝える • 両面提示:両方を伝える • ブーメラン効果:説得され続けてされる側が反 発する効果自身と関係が深いほどなり易い • 自らに肯定的な人間:結論を後に言う
• 自らに否定的な人間:結論を先に言う
説得2 • フット・イン・ザ・ドア 小さな要請→大きな要請 ex. 訪問販売 • ドア・イン・ザ・フェイス 大きな要請(断らさせる)→小さな要請 ex.
デート→お茶を飲みに行く程度 譲歩に見せる 当たり判定がおかしくてポリゴンが重なってるわ けではない
4. 集団心理
集団思考 • 不敗幻想:「俺TUEEEEEEEE」 →反対意見が黙殺される危険性 →失敗に対して集団として即座に対応できない 解決策 1. 鶴の一声 2. 一貫して同じ意見を出し続ける
PM理論 • リーダーの素質を測る指標 • Performance function 遂行機能 • Maintenance function
維持機能 大文字:高い、小文字:低いとし • PM:理想仕事をこなししっかりした集団 • pm:ゴミリーダー失格
マネジリアル・グリッド 1:9 9:9 5:5 1:1 9:1 業績への関心度 1 2 3
4 5 6 7 8 9 9 8 7 6 5 4 3 2 1 人 へ の 関 心 度
5. 精神的疲労 • 精神的疲労:ストレス、不眠
精神的疲労の回復 • 「心にも栄養を」 • 好きなことをするのは大事
LEAD法 問題解決について • listen 聞く • explore 調査・掘り下げ • analyze
分析 • do 実行
PDCA 事業に於いて管理について • plan 計画 • do 実行 • check
評価 • act 処置 これが繰り返されると良い(PDCAサイクル)
メンタルトレーニング • ストレスのコントロール • (スポーツ)カウンセリング 0 10 20 30 40
50 60 70 80 90 100 参加者 決勝進出者 メダリスト 金・銀 1980年モスクワオリンピック メンタルトレーニングの実施の割合
カウンセリング • counseling:相談、助言 カウンセラーの三条件 • 純粋性・自己一致:自己の把握 • 無条件の肯定的尊重:条件や評価を付けない • 共感(的理解):患者の理解
洗脳・マインドコントロール1 • 洗脳:強制力(物理的暴力、精神的圧迫等) • マインドコントロール:テクニック、誘導 洗脳の手順 • 鬱化 極限状態、価値観の崩壊 •
刷込み 新しい価値観の植え付け • 安定化 周りからの説得
洗脳・マインドコントロール2 マインドコントロール • 行動制限:過剰な行動の指示も含む • 思想制限:疑問を持たせない • 感情制限:不安を煽る • 情報制限:情報を与えない
制限=コントロールとする
拘束 • 精神的拘束>物理的拘束 • 精神的拘束:威嚇、不眠等 • 物理的拘束:手枷、足枷等 威嚇→被害者の約束の破棄→懲罰→威嚇→…… 物理的拘束:強制力 →諦めないという気持ちが生まれる
精神的拘束:自らの意志 →諦観の意識を強めていく
6. 色彩
色彩のイメージ ex. 彼の心には炎が燃えている • 赤:熱情の律動 • 青:秘めたる情熱 ex. 毒 •
緑 • 紫 ex. 危険性 • 赤→血→危険
色彩基礎 • 色相 色合い赤み、青み等 • 彩度 高いとカラフル、低いとモノクロ • 明度 高いと白く、低いと黒く
• 補色 目立たせる色、大雑把に色相環の対局 の位置 ex. 赤と緑
色彩効果1 • 暖色系 赤、オレンジ、黄色 • 寒色系 青、黒 • 中生色系 黄緑、薄紫
一般に寒色系と暖色系の心理的温度差は3 [℃] 寒色系は1時間が現実の40分に感じる(遅い) 暖色系には興奮作用
色彩効果2 • 軽い色 高明度 • 重い色 低明度 重い色は白に比べて2倍弱重い 重い色を下にすると安定感がある
色彩効果3 • 興奮色 暖色系、高彩度 • 沈静色 寒色系、低彩度 闘牛のマントは観客を興奮させている また、薬のパッケージは基本的に沈静色
色彩効果4 • 柔い色 低明度低彩度 • 固い色 低明度高彩度 例えば鉄アレイなどは固い色
色彩効果5 • 派手な色 高彩度で低明度でない • 地味な色 低彩度かつ 黒、灰がかった色 派手な色はどぎつい色と思えば良い
7. まとめ 用法用量を守って 正しくお使いください
御清聴ありがとうございました