Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

スタートアップがAWSを使う時にやりたいこと(アカウントとユーザー管理編)

sumi
February 25, 2021

 スタートアップがAWSを使う時にやりたいこと(アカウントとユーザー管理編)

sumi

February 25, 2021
Tweet

More Decks by sumi

Other Decks in Business

Transcript

  1. スタートアップこそ
    AWSアカウントを
    ええ感じに管理しよ!
    AWS Startup Tech Meetup Online #2

    View Slide

  2. 1988年⽣まれ∕⼤阪府出⾝
    webエンジニア、情シス、CSIRTを経て
    現在株式会社オークンで情シスのお姉さんをし
    てます。好きなAWSサービスは、GuardDuty,
    AWSOrganizations,AWSSSO
    O-KUN, Inc. Business IT
    SUMI SHIOMI
    suemin_jp

    View Slide

  3. 社名:株式会社オークン
    代表:⼭下 亮
    設⽴:2015年3⽉
    従業員:26名(2021年2⽉時点)
    事業内容:
     ファンド向け⾦融商品開発
     Webサービス開発
     ソフトウェア開発
     など

    View Slide

  4. 素晴らしいプロダクトを
    世の中に出したい
    ⽇のおはなし
    情シスとして⼤事にしていること

    View Slide

  5. 最⾼のプロダクトにするために
    エンジニアがプロダクト開発に
    全集中できる環境を整える
    情シスとして⼤事にしていること

    View Slide

  6. 組織でAWSを
    利⽤するってなったら
    やっておきたいこと
    アカウントとユーザーの管理編

    View Slide

  7. 組織でAWSを
    利⽤する上で
    避けられない問題

    View Slide

  8. マルチアカウント
    管理

    View Slide

  9. View Slide

  10. マルチ
    アカウントの
    ベスト
    プラクティス

    View Slide

  11. ⽤: AWS
    におけるマルチアカウント 理の⼿ とベストプラクティス
    https://d0.awsstatic.com/events/jp/2017/summit/slide/D4T2-2.pdf

    View Slide

  12. スタートアップで
    最初からこれが
    考慮されているか

    View Slide

  13. アイデアに
    気づく
    仲間を
    集める
    プロトタイプ
    つくる
    ローンチ
    する

    View Slide

  14. 理想

    View Slide


  15. もしくはOrganizations
    で 理されていない場 も。
    とりあえず まとめるために
    つかってみた

    View Slide

  16. この状 のまま
    が⼤きくなると
    何が きるか

    View Slide

  17. アカウント
    SCP
    もいい じにあてられん…

    View Slide

  18. 件A
    prod
    件B
    dev / stg
    なんかよく
    わかんない
    やつ
    件B
    prod


    アカウントの⽬的が ⾏ 不
    件C
    dev
    Account - A Accout - B Account - C
    この 件のリソースは
    どのアカウントなんだぁぁぁぁぁ
    件別に まとめるのが
    ⼤ だぁぁぁぁ
    さらに

    View Slide

  19. 開発効率  

    View Slide

  20. こうなると
    Organizationsを
    再設計し直すのは
    めっちゃしんどい

    View Slide

  21. View Slide

  22. ユーザー 理
    の 題
    それに えて

    View Slide

  23. やりがちなユーザー管理 1⼈の利⽤者に対して、
    IAMユーザを各アカウントに個別に作成
    パスワードを覚えるのが⾯倒 MFAも⾯倒 IDの棚卸しも⾯倒
    ID + Pass + MFA ID + Pass + MFA ID + Pass + MFA

    View Slide

  24. パスワードポリシーが
    超 めんどくさい
    パスワードポリシーが超 しい
    半⾓英⼩
    半⾓英⼤
    半⾓
    20
    桁 上
    使い回し禁⽌
    さらにMFA

    これがアカウントごとに。。

    View Slide

  25. した の IAM
    ユーザの
    アクセスキー が
    プログラムの中で使われていた
    したA
    さんの
    IAM
    ユーザを消したら
    プログラムが動かなく
    なっちゃったんだよね〜
    えー まじっすかー
    開発 情シス

    View Slide

  26. 開発どころじゃない

    View Slide

  27. View Slide

  28. アカウントとユーザーは
    ちゃんと 理した がいい

    View Slide

  29. ⼩ 模なうちなら
    いい じに えやすい

    View Slide

  30. に何を
    やっておくべきなのか
    について えてみた
    そうならない
    ために...

    View Slide

  31. AWSアカウントは
    ⽬的別に作成する

    View Slide

  32. ガバナンス 課⾦
    組織 運⽤
    本番環境と⾮本番環境を管理するメンバーとで
    明確な権限の分離
    環境間におけるセキュリティ対策の分離が可能
    アカウント毎に明確な課⾦管理ができる
    アカウントの請求をまとめられる
    案件や部⾨などの業務ユニットごとにアカウン
    トを払い出して独⾃のポリシーで運⽤ができる
    特定のアカウントへ権限を委譲することも可能
    構成変更時の影響範囲のを⼩さくする
    リソースの上限を気にせず利⽤できる
    AWSアカウント分割のポイント

    View Slide

  33. TAG:dev TAG:poc_A
    TAG:verify
    TAG:pj_A
    TAG:dev
    TAG:pj_B TAG:verify TAG:poc_B
    管理側
    開発側

    View Slide

  34. OU設計は
    AWSOrganizations
    全体の核⼼

    View Slide

  35. AWSOrganizationsの基本的なOU構成

    View Slide

  36. 組織で共有されるインフラサービス
    セキュリティ監査ログなど
    AWSOrganizationsの基本的なOU構成

    View Slide

  37. AWSOrganizationsの基本的なOU構成
    AWSのサービスを学んだり試したりするために利⽤

    社内ネットワークから切り離して構築
    ⼀定の料⾦制限を設定して使いすぎを防⽌

    View Slide

  38. AWSOrganizationsの基本的なOU構成
    顧客向けアプリケーションや
    バックエンドプロセスなど

    View Slide

  39. AWSOrganizationsの基本的なOU構成
    SCPを利⽤して
    アカウント/OU全体に
    禁⽌事項の設定
    予防的統制

    View Slide

  40. IAMユーザーは
    作らない

    View Slide

  41. AWSにおけるユーザー管理 1⼈の利⽤者に対して、
    IAMユーザを各アカウントに個別に作成
    パスワードを覚えるのが⾯倒
    MFAも⾯倒
    IDの棚卸しも⾯倒
    アカウントの数だけ多重苦に陥ってしまう

    View Slide

  42. AWSにおけるユーザー管理 踏み台からロールを切り替えて
    各AWSアカウントの操作権限を取得
    接続先のアカウントで付与される権限の管理は
    各AWSアカウントのIAMで個別にロールを作成し
    メンテナンスする必要がある

    View Slide

  43. AWSにおけるユーザー管理 せっかくなのでOrganizationsを活⽤
    AWSSSOでマネージドに実現

    View Slide

  44. AWSSSOならマネコンへのアクセスが楽

    View Slide

  45. AWSSSOならCLIも便利

    View Slide

  46. AWSSSOはいいぞ

    View Slide

  47. 的にこれでいくことにした

    View Slide


  48. ユーザーはアカウントへのアクセスが楽になり
    アカウントの切り替えも便利になった
    アカウントに紐づくグループごとに権限設定&
    AWSSSOで⼀元管理できてアクセス権管理が楽
    IdPからユーザとグループがプロビジョニングされて
    ユーザーのメンテナンスがめっちゃ楽

    View Slide

  49. でやりたいこと
    ステージ別にSCPを割り当てて
    組織として⼀定のセキュリティレベルを担保
    ConfigでIAMユーザーの作成を監査&
    CloudTrailでIAMユーザーの使⽤を検知
    監査ログを集約&活⽤
    結局ControlTowerってどうなん

    View Slide

  50. アカウントはシステムの種類や環境別に分割して
    開発者も管理者もみんなハッピー
    OU設計はAWSOrganizations全体設計の核⼼
    早い段階で⼊念な検討を推奨。
    AWSSSOはいいぞ
    まとめ

    View Slide

  51. アカウントとユーザーを
    早い段階で整理することで、
    セキュアで良質な
    ガードレールを整えて
    最⾼のプロダクトを世の中へ
    (後編)
    (前編)

    View Slide

  52. THANK YOU.
    ⼤ オフィス
    オフィス
    〒541-0043⼤阪府⼤阪市中央区⾼麗橋4-5-2⾼麗橋ウエストビル
    〒812-0016福岡県福岡市博多区博多駅南1-4-18博多シティアークビル

    View Slide