コンタクトセンター業界の動向とAmazon Connect&周辺のAWSサービスについて語り尽くす2022/7/24AWS事業本部 コンサルティング部洲崎 義人
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お詫び2
お詫び 3本セッションが15分に対して資料が60ページになってしまいました※資料はブログで公開します
Amazon Connectの活用例は2つ4
コンタクトセンターかそれ以外か俺か俺以外か 5
今日のAmazon Connectセッション 6
自己紹介 7・洲崎 義人(スザキ ヨシト) twitter:@ysuzaki2・コールセンターシステムの営業→クラスメソッド・所属:AWS営業部→AWS事業本部コンサルティング部・拠点:東京→福岡・2023 Japan AWS Top Engineers,2023 Japan AWS All Certifications Engineers・好きなAWSサービス:Amazon Connect,Amazon QuickSight
セッション対象者とゴール 8想定聴講者●コンタクトセンターをよく知らない●Amazon Connectが電話のサービスということは知っている●Amazon Connectと他のAWSサービスと連係して何ができるかを知らないゴール●コンタクトセンターのビジネスを知る●Amazon Connectと他AWSサービスの活用例を把握する話さないこと●Amazon Connectの細かな機能・設定
アジェンダ 9今日話すこと・コンタクトセンター業界とは・Amazon Connectとは・コンタクトセンター業界で求められる課題に対するAmazon Connect 解決方法※本スライドの内容は2023/7/1時点の情報を基にしています
コンタクトセンター業界とは10
コンタクトセンターとは電話以外も含めてマルチチャネル対応を行う拠点・窓口のこと・マルチチャネル対応・電話・チャット・Web・メール・Amazon Connectは電話とチャットの機能が利用可能11
コンタクトセンターの業務 12インバウンドアウトバウンド
コンタクトセンターの業務 13インバウンドアウトバウンド
インバウンド 14カスタマーサポート(お客様相談窓口)テクニカルサポート(ヘルプデスク)通信販売の注文受付宿泊などの予約受付
コンタクトセンターの業務 15インバウンドアウトバウンド
アウトバウンド 16テレセールス商品購入後のアフターフォローアンケート・市場調査
コンタクトセンターのロケーション 17地方が多く、地方自治体のコールセンター誘致助成制度が関係している全205自治体(2023/7/1時点)クラウド型コンタクトセンターサービスが拡大
助成金自治体 18引用元:一般社団法人 日本コールセンター教会
Amazonのコールセンター 19Amazonは在宅と札幌・仙台・福岡に拠点を構えている引用元:Amazon カスタマーサービス 勤務地について
コンタクトセンターがある業界20
コンタクトセンターがある業界 21通信販売業通信事業者金融・保険業流通・小売業運輸旅行・ホテル業電力・ガス・水道製造業サービス業
身近なところにコンタクトセンターあり22身近なところにある
九州のコンタクトセンター 23九州は通信販売業が多い土地九州はコンタクトセンターも多い土地
通販業界とコンタクトセンターの関係性 24通販のコンタクトセンターは売り上げに左右する部門通信販売、マーケットリサーチ、電話セールス企業の収益向上に寄与
ここまでのまとめ 25コンタクトセンターは電話以外も含めてマルチチャネル対応を行う窓口インバウンドとアウトバウンド業務がある助成金や土地柄、質の高い対応という声などから地方拠点が多い身近なところにコンタクトセンターがある通販とコンタクトセンターは密接な関係がある
もっと知りたいよ...という方は 26この本がおすすめです参考:[書評]『コールセンターのすべて』コールセンターについて基礎から学びたい方にお勧めな一冊でした
Amazon Connectとは27
• スケーラブル且つ信頼性の高い顧客窓口を、セルフサービスで構築できるクラウド型コンタクトセンターサービス• Amazon.comのカスタマーセンター(オペレーター:100,000名以上)が使っているものと同じ技術• 専門知識を持たないユーザーでも簡単なGUI操作で、問い合わせフローの設計が可能Amazon ConnectAmazon Connect 28
利用イメージ顧客 エージェント架電受電架電受電電話番号問い合わせフローソフトフォンCRMデスクフォンブラウザベース音声プロンプトIVR外部連携転送(外線)050-xxx-xxxx0800-xxx-xxx03-xxxx-xxxx0120-xxx-xxxAmazon Connectで提供する範囲連携29
連携するAWSサービス例問い合わせフローの設計とAWSサービス連携LexLambdaPollyS3Text2Speechの提供(文章の読み上げ機能)通話録音データの保存(期限無、容量制限無)プログラム実行用のサービス(外部連携用アプリの実行等)チャットボットの提供(自動音声応答の仕組み)お電話ありがとうございます。クラスメソッドです。AWSに関する技術的なお問い合わせは「1」を、料金や一般的なお問い合わせは「2」を押してください。営業のキューへ転送エンジニアのキューへ転送• GUI操作で簡単に問い合わせ(コンタクト)フローを設計• Lambda連携で様々な処理が可能(外部連携/DB参照/CRM連携など)問い合わせフロー30
コンタクトセンター業界で求められていることに対するAmazon Connect 実現方法31
コンタクトセンター業界のトレンド 32体験 AI在宅 データ活用
Amazon Connectの強み 33AWSサービスと組み合わせて解決できます
コンタクトセンター業界のトレンド 34体験 AI在宅 データ活用
体験 35顧客体験・顧客の問い合わせでどれだけ少ないストレスで回答を得ることができたか従業員体験・快適に働ける環境でパフォーマンスを向上させることができたか
顧客体験の課題解決 36・課題・顧客の待ち時間の削減・解決方法・コールバック(折り返し)・FAQ・チャットボット(AIで解説します)
コールバック 37Amazon Connectでコールバック機能を利用できます引用元:2022/12 AWS Black Belt Online Seminar Amazon Connect 再⼊⾨ シリーズ
コールバック 38
FAQ 39Amazon Kendra2023/2に東京リージョンにきた機械学習を原動力とした高精度で使いやすいエンタープライズ検索サービスさまざまなファイル形式・データソースの利用可能・ファイル形式・PPT、Word、PDF、CSV、Excel、XML、JSON、Markdownなど・データソース・AWS:S3、RDS、FSx、WorkDocs・その他:Confluence、Dropbox、Github、Salesforce、Slack、Google Workspaces Drives、Microsoft OneDriveなど社内で散らばっているデータ等を一元管理できる参考:[アップデート]Amazon Kendraが東京リージョンにやってきました!
CloudFront + S3でAmazon Connect Chatページを構築Lexを含めることで、対話式でFAQチャットボットを構築※LexのAMAZON.KendraSearchIntentが2023/7時点で日本語対応していないので、この構成は現状英語のみFAQ 40参考:Amazon Connect、Amazon Lex、Amazon Kendraを利用してFAQチャットボットを作成する – AmazonConnect アドベントカレンダー 2022
日本語で試したい場合はaws-sampleあり(CDKデプロイ)FAQ 41参考:Amazon LexとAmazon Kendraを日本語で試せるサンプル(Simple Lex Kendra JP)があったのでやってみる
従業員体験の課題解決 42・課題・通話を受けたタイミングでオペレーター向けに役立つ情報が欲しい・解決・CRMツールとの連係による顧客情報の表示・問い合わせの属性ごとに役立つ情報、ナレッジの表示
従業員体験の課題解決 43・CRMツールとの連係・Amazon Connectは以下3サービスと連係する標準のアダプターを用意・Salesforce・Zendesk・ServiceNow
Salesforce 44引用元:Amazon Connect Salesforce 連携 AWS Black Belt Online Seminar 第1回 CTI Adapter で実現可能な標準機能のご紹介
Salesforce 45電話をかけたタイミングで顧客情報の取引情報を確認できる参考:無料で利用できるSalesforce開発者アカウントを作成してAmazon Connectと連携してみる
従業員体験の課題解決 46Amazon Connect ステップバイステップガイド(2023/4提供開始)エージェント向けにグラフィカルなガイドを表示できる参考:[アップデート]Amazon Connect Agent Workspaceで顧客の課題解決を提示する「ステップバイステップガイド」が利用できるようになりました!
コンタクトセンター業界のトレンド 47体験 AI在宅 データ活用
在宅 48働き方改革やコロナ禍による在宅ワークの普及人手不足の解消・離職防止課題・セキュリティ・環境(PC・ネットワーク)
在宅 49Amazon WorkSpaces や WorkSpaces Webと連係引用元:AWS を使った働き方改革 : 第 2 回 - Amazon Connect で実現する在宅勤務
在宅 50参考:[Amazon Connect]VDI上の音声品質を向上させるためにメディアレスのCCPを作成する (Amazon Connect Streams API)
コンタクトセンター業界のトレンド 51体験 AI在宅 データ活用
Amazon Lexというチャットボットを連係させることで、簡易な問い合わせを自動化し、オペレーターの負担を低減チャットボット 52参考:[Amazon Lex] Amazon Lexが日本語対応となったので、Amazon Connectから使用して居酒屋の電話予約をボット化してみました
AI 53・生成系AI参考:Amazon Connect と ChatGPTのAPIを使い、電話で質問するとChatGPTが何でも答えてくれるコールセンター向けチャットボットシステムを構築してみた
コンタクトセンター業界のトレンド 54体験 AI在宅 データ活用
データ活用 55Amazon Connect CTRデータの活用・Amazon Connectの通話で発生するイベントをキャプチャしたデータ・お客様情報や録音ファイルの保存先など様々な通話情報が保存される・QuickSightや外部のサードパーティ製品などで分析用のデータとして活用可能参考:[Amazon Connect]CTR(問い合わせレコードデータモデル)を活用する際に気をつけるポイントを整理してみた
データ活用 56QuickSightと連係参考:[Amazon Connect]録音データの検索やS3を参照するQuickSight ダッシュボードを作ってみた
事例:PayPay銀行様 57450人ものオペレーターを抱える銀行のコンタクトセンターをオンプレミスからAmazon Connectへスムーズに移管Salesforce連携Lambdaで外部システムと連係QuickSightで通話データの分析CloudWatchでアラート監視KMSでS3(録音ファイル)の暗号化参考:PayPay銀行株式会社 450人ものオペレーターを抱える銀行のコンタクトセンターをオンプレミスからAmazon Connectへスムーズに移管
まとめ 58コンタクトセンターは身近なところにある九州は通販業やコンタクトセンターが多いコンタクトセンターの直近のトレンドは以下- 体験- AI- 在宅- データ活用Amazon ConnectはAWSサービスと連携して課題解決できるのが強み
59九州をコンタクトセンターで盛り上げるぞ!この後も懇親会までいるのでぜひお話ししましょう
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