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freeeの DevRel 立ち上げから半年を振り返る
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TakeshiNickOsanai
April 01, 2020
Business
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freeeの DevRel 立ち上げから半年を振り返る
TakeshiNickOsanai
April 01, 2020
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Transcript
1 freee 株式会社 freeeの DevRel 立ち上げから半年を振り返る 2020年4月1日 Takeshi Nick Osanai
2 早稲田大学卒業後、アスキーでゲームビジネス従事。シックス ・アパート株式会社でディベロッパーリレーションを担当後、 2019年8月にfreeeへjoin。 • AWS認定ソリューションアーキテクト(SAA) • Qiita Microsoft Azure
Anntena賞(2018) • Most DevRel Committer (2019) • TOEIC 875、英検準一級 好きなこと: ジョギング、ダンス、野球観戦 (埼玉西武ライオンズと横浜DeNAベイスターズファン) ゲーム (スプラトゥーン、ドラクエ) Takeshi “Nick” Osanai 長内 毅志 freee株式会社 ディベロッパーリレーション 2 @Nick_smallworld
3 今日のゴール • freeeに転職して半年間の活動をシェアする • DevRelに取り組む組織・担当者の参考になるような話をする
4 アジェンダ • freeeのユーザーコミュニティ • 半年間でやったこと、結果 • 難しかったこと • 現在取り組んでいること
• 意識していること • まとめ ◦ これからDevRelを始める方へのアドバイス
5 5 freeeについて
アイデアやパッションやスキルがあればだれでも、 ビジネスを強くスマートに育てられるプラットフォーム スモールビジネスを、世界の主役に。 161億603万円 (資本準備金等含む) 従業員数 事業内容 クラウド型バックオフィスサービスの開発・販売 資本金 設立年月日
2012年7月 505名(2019年1月末時点)
7 7 freeeのユーザーコミュニティ
8 3つのコミュニティ • サービスの利用者 コミュニティ • サービスを進める アドバイザーコミュニティ
• APIを軸とした 開発者コミュニティ
None
freeeにはAPIがある
11 オープンプラットフォーム戦略
12 「Fintech」と別文脈の「エコシステム」
13 13 チームメンバー • 開発、マーケ、企画、PJ管理 • 多分野のエキスパートの集合チーム • 自分は開発者マーケを担当
14 14 半年間の振り返り
15 最初の整理 • チームおよび社内でディスカッション ◦ freeeのミッション ◦ チームのミッション ◦ DevRelのミッション
◦ 期待されていたタスクの確認
16 半年間のタスク • 大規模イベントの企画・開催 • 開発者向けサイトのメンテナンス • 開発者コミュニティのリブート • 開発者向け情報告知のルーチン化
• 広報との連携強化 • 他サービスとの共同企画開催
17 Biz Tech Frontier 2020 開催 https://www.freee.co.jp/blog/freeeBTF2020.html
18 開発者向けサイトのメンテナンス https://developer.freee.co.jp/
19 開発者コミュニティのリブート https://freee-platform.connpass.com/
20 APIに関わるニュースを積極的に対外告知 広報との連携強化
21 サイボウズ様と共催でハンズオンセミナー、他にも色々仕込み中 他サービスとの連携強化 https://fk-biztech.qloba.com/
22 22 結果
23 タイムライン • 2019年8月入社 • 2019年10−12月(Q2) ◦ 広報との連携強化 ◦ ユーザーグループリブート
◦ リリースルーチン整理 • 2020年1−3月(Q3) ◦ イベント開催 ◦ 開発者サイトの改善 ◦ 外部開発者がコミュニティ運営に参加
24 Twitterの 言及数 (「freee」「API」 両者に触れたツイート数)
25 コンテンツ数 (freee API に関するブログ記事、GitHubレポ ジトリ、公開資料 など)
26 26 難しかったこと
27 難しいと感じたことを振り返ると • 事業ドメイン知識の問題 ◦ ないよりあった方が当然良い ▪ やはり会計むずい • 転職に伴う環境変化と家庭事情が重なる
◦ 転職は生活リズムや環境がガラリと変わる ◦ 長男の高校受験と重なる ◦ 家庭と仕事のリズム整える必要
28 解決の鍵は「コミュニケーション」 • 「心理的安全性」の重要性 ◦ https://bit.ly/2X2CPdx • 別な言葉で言うと「チームを理解する」「チームに理解してもらう」 • 1にも2にも、コミュニケーションが解決の鍵
◦ 幸いチームメイトに恵まれている ◦ コミュニケーションギャップはほとんど無い
29 29 現在取り組んでいること
30 DevRelのビジネスプランニング • DevRelの3カ年計画 • OKR設定
31 Object and Key Results KPIではなく「あるべき理想を追求する」目標設定 OKR https://rework.withgoogle.com/jp/guides/set-goals-with-okrs/steps/introduction/
32 個人的な テーマ DevRelの施策に 再現性はあるか
33 33 意識していること
34 34 • 組織のミッションを理解する • 仲間を理解する • 仲間に理解してもらう
35 全てはコミュニケーションから始まる 仕事を超えてコミュニケーションする
36 36 まとめ
37 最初に整理するべきこと • 所属組織のミッションを理解する • 期待されている役割を理解する • 「誰」と「どんな」リレーションを作るか整理する • 施策を考える
• DevRelの活動を社内外に知ってもらう ◦ 「自分」を知ってもらい「仲間」を理解する
38 DevRelは「コミュニケーション」が大事 • DevRelは「結びつける」仕事 ◦ サービスと開発者 ◦ 開発者と開発者 ◦ ユーザーと開発者と外部協力者
• バランス感覚が重要 • 相手を「知り」、相手に「知ってもらう」
39 ご清聴ありがとうございました!