Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
Raspberry Pi 4 でリモート環境整備してみた
Search
tmya
November 29, 2023
Technology
0
470
Raspberry Pi 4 でリモート環境整備してみた
tmya
November 29, 2023
Tweet
Share
More Decks by tmya
See All by tmya
Podmanで身内のマイクラサーバを建てるまでの試行錯誤
tmya
0
660
XfceとLightDM - MIRACLE LINUXでも使いたい
tmya
0
170
公衆インターネット、そのまま接続してませんか?ML9で安全なネットワーク構築 with Tailscale
tmya
0
200
VNCでリモートデスクトップ
tmya
0
410
MLUG出張報告 vol.1
tmya
0
100
ML9のCockpitとPodmanでWordPressとNextcloudを動かしてみた
tmya
0
420
Other Decks in Technology
See All in Technology
スクラム成熟度セルフチェックツールを作って得た学びとその活用法
coincheck_recruit
1
140
透過型SMTPプロキシによる送信メールの可観測性向上: Update Edition / Improved observability of outgoing emails with transparent smtp proxy: Update edition
linyows
2
210
マルチモーダル / AI Agent / LLMOps 3つの技術トレンドで理解するLLMの今後の展望
hirosatogamo
37
12k
Terraform未経験の御様に対してどの ように導⼊を進めていったか
tkikuchi
2
430
Amplify Gen2 Deep Dive / バックエンドの型をいかにしてフロントエンドへ伝えるか #TSKaigi #TSKaigiKansai #AWSAmplifyJP
tacck
PRO
0
370
Making your applications cross-environment - OSCG 2024 NA
salaboy
0
180
ノーコードデータ分析ツールで体験する時系列データ分析超入門
negi111111
0
410
Engineer Career Talk
lycorp_recruit_jp
0
120
リンクアンドモチベーション ソフトウェアエンジニア向け紹介資料 / Introduction to Link and Motivation for Software Engineers
lmi
4
300k
隣接領域をBeyondするFinatextのエンジニア組織設計 / beyond-engineering-areas
stajima
1
270
SREによる隣接領域への越境とその先の信頼性
shonansurvivors
2
510
dev 補講: プロダクトセキュリティ / Product security overview
wa6sn
1
2.3k
Featured
See All Featured
Sharpening the Axe: The Primacy of Toolmaking
bcantrill
38
1.8k
jQuery: Nuts, Bolts and Bling
dougneiner
61
7.5k
How to Ace a Technical Interview
jacobian
276
23k
Embracing the Ebb and Flow
colly
84
4.5k
The Straight Up "How To Draw Better" Workshop
denniskardys
232
140k
Faster Mobile Websites
deanohume
305
30k
The Cult of Friendly URLs
andyhume
78
6k
A designer walks into a library…
pauljervisheath
203
24k
CoffeeScript is Beautiful & I Never Want to Write Plain JavaScript Again
sstephenson
159
15k
Building a Scalable Design System with Sketch
lauravandoore
459
33k
[RailsConf 2023 Opening Keynote] The Magic of Rails
eileencodes
28
9.1k
Ruby is Unlike a Banana
tanoku
97
11k
Transcript
Raspberry Pi 4 で リモート環境整備して みた PiKVMと互換部品で作るお手軽リモート環境
PiKVMとは • 公式サイト https://pikvm.org/ • キーボードとマウス入力・映像 (HDMI)をIP通信でカプセル化することで遠隔地からパソコンを 操作できる ◦ RDPなどのリモートデスクトップと違い、
USB接続やHDMI接続を行って遠隔操作することで BIOSや UEFIなどの操作も可能。さらにケーブル接続を行えば電源ボタン操作も可能。 ◦ HPEのiLOとかそういうイメージ。 • PiKVMの設計やソフトウェアはオープン (GPLv3)なので、真似して作ることが可能 ◦ とはいえ、一からすべて基板作ったり、はんだ付けは大変。今回は拡張基板一式を購入。理由は後 述。
公式PiKVMの販売品は…… 品名 中身 価格 PiKVM V3 Pre-Assembled Raspberry Pi 4
$265.00 PiKVM V4 Mini Raspberry Pi Compute Module 4 $250.00 PiKVM V4 Plus Raspberry Pi Compute Module 4 $350.00
公式PiKVMの販売品は…… 品名 中身 価格 PiKVM V3 Pre-Assembled Raspberry Pi 4
$265.00 PiKVM V4 Mini Raspberry Pi Compute Module 4 $250.00 PiKVM V4 Plus Raspberry Pi Compute Module 4 $350.00 海外版なので技適がない
対応方法 技適のあるRaspberry Pi 4 もしくは Raspberry Pi Compute Module 4
を購入するのは前提。 1. 配線だけして接続する 2. 基板を作る 3. PiKVM互換ボードを購入する お金かかる が 手間がかからない お金かからない が 手間がかかる
対応方法 技適のあるRaspberry Pi 4 もしくは Raspberry Pi Compute Module 4
を購入するのは前提。 1. 配線だけして接続する 2. 基板を作る 3. PiKVM互換ボードを購入する お金かかる が 手間がかからない お金かからない が 手間がかかる 今回は 3 の方法です。
使ったのはこれ Geekworm KVM-A3 Raspberry Pi 4にHATとして取り付け可能。 PiKVMのイメージを書き込むと使える。 日本のAmazonか何かで1万円ぐらい。
外観はまぁまぁ似てる PiKVM V3 Geekworm KVM-A3
KVM-A3の配線とか Raspberry Pi 4のHAT以外にX630-A5という パソコンのPCIスロットに固定する拡張ボード有。 PiKVMとLANケーブルを接続することにより、 電源の操作やHDD_LED、PWR_LEDの状態もわかる。 組み立て難易度はそんなに高くなかったです。 自作PCを組み立てられる人ならほぼ問題ないはず。 参考画像:https://www.amazon.co.jp/gp/product/B0B5QNXWMJ/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o02_s00?ie=UTF8&psc=1
組み立ての写真を細かく撮り忘れた 組み立ての注意点として、説明書は手順が足りないので Geekworm公式のYoutube動画を見ながら作ろう。
設置とか
KVMの画面をブラウザから開く
まとめと補足 • 実際の遠隔地への通信は Tailscaleを用いてVPN暗号化を行っている。 ◦ 手順は公式のここの通り。 • Raspberry Pi Compute
Module 4 の無線レスが手軽に手に入るなら Geekworm X650の方 がPC筐体内に設置できるのでスペース節約になると思う。 • 一応MicroSDは読み取り専用モードがデフォなので耐久性もそこそこあるっぽい。 • 遅延はネットワーク環境によるけど、 0.x秒ぐらい。RDPのが早いけど、用途が違う。 • 総合計で25,000円以下だったので満足。
おわり