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熊本地震_地理空間情報

 熊本地震_地理空間情報

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Toshikazu SETO

May 29, 2016
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Transcript

  1. 2 災害時に求められる地図・地理空間情報? →多くの材料は事前(平時)に整備する必要 • 骨格としての基盤データ【一般図】 • 地理院地図、自治体地図、住宅(民間)地図など • 前/後の比較ができるように時系列的にも整備する必要 •

    二次利用可能&オンライン・オフライン問わず使える基盤地図 (Google  Mapsは大変便利だが、利用規約の面で二次利用は困難な 場合も) • 災害に特化したデータ【主題図】 • 例えば避難所・浸水想定など災害に関連する個々の情報 • 災害に関する主題図(cf.  ハザードマップ) • いわゆる行政のオープンデータなどに期待出来る面も l 災害時にリアルタイムで移り変わる時-­‐空間情報 l 点・線・面いずれも。特に今回は、避難所データ/人の集中度把握 l 全体的な状況を集計し分かりやすく加工した情報
  2. 7 OpenStreetMap とは • 地理空間データベース(点・線・面)の基盤構築がメイン。 Key:valueと呼ばれるタグでデータ整備(約57,000種類の定義) • ODbL(オープンデータベースライセンス)でWeb提供、二次利用・商用可 – 商用地図サービスと異なり、オンライン・オフライン問わず、

    原則無償で利用可 – 地図データが充分でないところでも、データを集めることができれば、 自由に地図をつくれる • 2004年7月にイギリスで開始され、世界で約270万ユーザーが登録 Source:  https://www.mapbox.com/osm-­‐data-­‐report/
  3. 11 Source:  http://tasks.hotosm.org/project/1784# • 初心者やCrisis  Mappers  Japan:建物など   • OSMマッパーや専門家:

    データチェック・土地利用などやや高度なデータ タスク管理ツールによる役割分担