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中央大学2016特別講義

 中央大学2016特別講義

* 中央大学理工学部「都市空間と行動」

Toshikazu SETO

May 11, 2016
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  1. 2016/05/11 中央大学理工学部「都市空間と行動」 1 ࢀՃܕσʔλࣾձʹ͓͚Δ ஍ཧۭؒ৘ใͷ໾ׂ ੉ށ णҰɾಛ೚ߨࢣ ౦ژେֶۭؒ৘ใՊֶݚڀηϯλʔɾدෟݚڀ෦໳

  2. 2016/05/11 中央大学理工学部「都市空間と行動」 2 地理空間情報のデータ生成に 「参加」するとは?

  3. 2016/05/11 中央大学理工学部「都市空間と行動」 3 Eric  Fischer European  detail  map  of  Flickr

     and  Twitter  locations 3 Source:  http://www.flickr.com/photos/walkingsf/5912946760/sizes/l/in/set-­‐72157627140310742/
  4. 2016/05/11 中央大学理工学部「都市空間と行動」 4 熊本地震におけるGoogle  Mapsを用いた災害情報共有 Youth  Action  for  Kumamoto等との連携 Source:

     http://www.google.org/crisisresponse/japan/maps?hl=ja
  5. 2016/05/11 中央大学理工学部「都市空間と行動」 5 特定非営利活動法人・ITS  Japan通行実績情報 Source:  http://disaster-­‐system.its-­‐jp.org/map4/map/#map=14/32.819999/130.78&layer=gsi

  6. 2016/05/11 中央大学理工学部「都市空間と行動」 6 Source:  http://bit.ly/1SmhqiZ Twitter  Map #避難所情報(Evacuation  Place)

  7. 2016/05/11 中央大学理工学部「都市空間と行動」 7 • GISの社会的影響力の高まりを受 け、1990年代前半より市民参加を テーマとしたGIS研究に注目 • 欧米における市民参加論〜都市 問題や都市計画への応用

    • 途上国・農村地域の環境管理や先 住民の空間認知の基礎ツールに • 2000年代以降、地理空間情報と市 民参画にまつわる様々な分野(情 報学・工学等・行政学等)に展開 参加型GIS:  Participatory  GIS  (PGIS) 参加型マッピング:Participatory  Mapping (山下,2007; 若林・西村, 2010;  瀬戸,2010) (Craig  et.  al.,  2002)
  8. 2016/05/11 中央大学理工学部「都市空間と行動」 8 ボランタリー地理情報 Volunteered  Geographic  Information (VGI) • Michael

     Goodchild (2007) • 主に個人によって地理空間情報が自 発的に提供され、膨大に蓄積する現 象。参加型センシング • Webを活用した近年の現象・技術で あること (≒ NeoCartography) • ボトムアップ型・Citizen  Science型の概念 • 例えばローカルな地理的知識・地名 辞書・地図の構築 → 地理情報の「基盤」を作ること (Sui  et  al.,  2012)
  9. 2016/05/11 中央大学理工学部「都市空間と行動」 9 OpenStreetMap • 最大の特徴は、二次利用可能な地理空間データベース(点・線・面) • Key:valueと呼ばれるタグで管理(約57,000種類の定義が存在) • ODbL(オープンデータベースライセンス)でWeb提供

    • 2007年イギリスで開始され、世界で247万ユーザーが登録 • 地図が「自由に」使えない国・地域で活発に活動 Source:  https://www.mapbox.com/osm-­‐data-­‐report/
  10. 2016/05/11 中央大学理工学部「都市空間と行動」 10

  11. 2016/05/11 中央大学理工学部「都市空間と行動」 11 Source:  http://resultmaps.neis-­‐one.org/oooc

  12. 2016/05/11 中央大学理工学部「都市空間と行動」 12

  13. 2016/05/11 中央大学理工学部「都市空間と行動」 13 OSMの地図データを用いたグッズ Source:  http://monochome.com/

  14. 2016/05/11 中央大学理工学部「都市空間と行動」 14 Φʔ ϓϯετϦʔτϚοϓͷ ͭ͘Γ͔ͨ · ͪ า ͖

    ஍ ਤ ͷ స ࡌ ڐ Մ Λ ௖ ͘ Π ϯ λ ʔ ω ο τ ্ ͷ ৘ ใ Λ ߋ ৽ ࠷ ୹ ਺ ෼ ※ Ͱ ஍ ਤ ͕ ߋ ৽ ʂ PCͰߋ৽ → εϚϗͰߋ৽ → ← ࢴ஍ਤͰߋ৽ potlatch2 JOSM Pushpin OSMTracker ※ αʔϏεʹΑͬͯߋ৽ස౓͸ҟͳΓ·͢ɻ ᶃ ᶅ ᶆ ᶄ iD http://osm.org 14 b y Ta i c h i F U R U H A S H I ୭Ͱ΋ ͔ΜͨΜʹ ࡞Ε·͢ʂ ※許可された衛星画像からのトレースも 一つの形態として「マッピングパーティ」
  15. 2016/05/11 中央大学理工学部「都市空間と行動」 15 世界各地で開催される「マッピングパーティ」 Source:  http://wiki.openstreetmap.org/wiki/Current_events

  16. 2016/05/11 中央大学理工学部「都市空間と行動」 16 車椅子のためのマッピング wheelchair  =yes 16 http://wheelmap.org/ja

  17. 2016/05/11 中央大学理工学部「都市空間と行動」 17 Created  by  Yasuto Furukawa

  18. 2016/05/11 中央大学理工学部「都市空間と行動」 18 災害対応における参加型 地理空間情報支援

  19. 2016/05/11 中央大学理工学部「都市空間と行動」 19 Crisis  Mapping: 主にインターネット(クラウドソーシング)による 緊急事態発生時のボランタリーな地理情報支援 Source:  http://haiti.openstreetmap.nl/

  20. 2016/05/11 中央大学理工学部「都市空間と行動」 20 20 http://vimeo.com/9182869

  21. 2016/05/11 中央大学理工学部「都市空間と行動」 21 釜石・石巻における参加型復興マップ • 参加型による地図作成プロジェクトを通した復興支 援の手法の確立 ―OSMによるクラウドソーシング と現地での地図化プロジェクト

  22. 2016/05/11 中央大学理工学部「都市空間と行動」 22 仮設住宅や商店街の地図化 22

  23. 2016/05/11 中央大学理工学部「都市空間と行動」 23 23

  24. 2016/05/11 中央大学理工学部「都市空間と行動」 24 24 http://bit.ly/12yoxLx

  25. 2016/05/11 中央大学理工学部「都市空間と行動」 25 熊本地震における基盤地図作成活動 http://tasks.hotosm.org/ Source:  http://tasks.hotosm.org/project/1790

  26. 2016/05/11 中央大学理工学部「都市空間と行動」 26 データ作成を超えた「参加」 地理空間情報・オープンなデータ活用

  27. 2016/05/11 中央大学理工学部「都市空間と行動」 27 オープンガバメント xオープンデータ データを行政がプラットフォーム提供 → 民間での活用 Source:  

     http://openminnesota.org/inspiration/
  28. 2016/05/11 中央大学理工学部「都市空間と行動」 28 G8「オープンデータ憲章」 H25.6.18 → 高価値データ:地図・空間情報への注目 https://www.gov.uk/government/publications/open-­‐data-­‐charter/g8-­‐open-­‐data-­‐charter-­‐and-­‐technical-­‐annex http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/page4_000099.html

  29. 2016/05/11 中央大学理工学部「都市空間と行動」 29 Global  Open  Data  Index  2015http://2015.index.okfn.org/place/

  30. 2016/05/11 中央大学理工学部「都市空間と行動」 30 Source:  https://tosseto.cartodb.com/viz/30c8eda6-­‐fadb-­‐11e5-­‐ b0ca-­‐0ecfd53eb7d3/public_map

  31. 2016/05/11 中央大学理工学部「都市空間と行動」 31 Communications  of  the  ACM,  Vol.  59  No.

     1,  pp.82-­‐89,  2016
  32. 2016/05/11 中央大学理工学部「都市空間と行動」 32 Source:  https://www.codeforamerica.org/brigade/

  33. 2016/05/11 中央大学理工学部「都市空間と行動」 33 Adapt-­‐a-­‐Hydrant:消火栓維持管理 Source:  http://adopt-­‐a-­‐hydrant.herokuapp.com/

  34. 2016/05/11 中央大学理工学部「都市空間と行動」 34 Streetmix:  道路マネジメントデザイン Source:  http://streetmix.net/

  35. 2016/05/11 中央大学理工学部「都市空間と行動」 35 空き家マップ:  Code  for  Chicago Source:  http://chicagobuildings.org/

  36. 2016/05/11 中央大学理工学部「都市空間と行動」 36 Open  Gov  Hack  Night  #152@2015.04.21 基本的に毎週火曜夜に開催 https://www.flickr.com/photos/91210421@N03/161

    46831300/
  37. 2016/05/11 中央大学理工学部「都市空間と行動」 37 Karen  Sheley:  American  Civil  Liberties  Union  of

     Illinois
  38. 2016/05/11 中央大学理工学部「都市空間と行動」 38 日本国内でのオープンデータの取り組み • 電子行政オープンデータ戦略(2012年7月) • 世界最先端IT国家創造宣言(2013年5月) – Code

     for  Japan設立(2013年10月) • 日本(政府)版オープンデータカタログ公開(2013年12月) • 地方公共団体オープンデータ推進ガイドライン(2015年2月) • 新たなオープンデータの展開に向けて(2015年6月) (2)テ◌ ゙ ータの利活用の推進  ①国内の取組  (a)オーフ◌ ゚ ンテ◌ ゙ ータの利活用の普及・啓 発   オープンデータに関するニース◌ ゙ の把握や掘り起こしについては、個別の取組を引 き  続き行うとともに、テ◌ ゙ ータカタロク◌ ゙ サイト等を通し◌ ゙ た匿名の投稿を可能とするほ か、  開発者フォーラムの設置なと◌ ゙ によるニース◌ ゙ の収集・フィート◌ ゙ ハ◌ ゙ ック等、新た な取組を  行うこととする。 さらに、将来の我か◌ ゙ 国を担う人材育成の観点から、大学のみならす◌ ゙ 、小中学 校、高  等学校等において、発達段階を踏まえ、地理空間情報等のオーフ◌ ゚ ンテ◌ ゙ ー タの利活用を推進することを通し◌ ゙ て、IT  を利活用て◌ ゙ きる人材の育成に努めること
  39. 2016/05/11 中央大学理工学部「都市空間と行動」 39 • 県:21県/47県(44.7%) • 市町村: 116地域/1,718地域(6.7%) • うち、政令指定都市:14都市/都市20(70.0%)

    • うち、中核市:15都市/45都市(33.3%) • 区(横浜市、大阪市など): 26区 ▪:県 ◆:政令指定都市 ◆:中核市 ◆:市町村 163団体で公開 データ数:18,245 (2015年8月末の公開時点)
  40. 2016/05/11 中央大学理工学部「都市空間と行動」 40 都市類型 団体 位置情報有 平均Size (KB) 位置情報無 平均Size

    (KB) 合 計 都道府県 21 1,825 (10.0%) 309.5 3,097 (17.0%) 397.8 4,922 政令指定都市 14 836 (4.6%) 36,514.5 4,516 (24.8%) 415.5 5,352 中核市 15 705 (3.9%) 194.6 644 (3.5%) 874.8 1,349 市町村 87 1,576 (8.6%) 8615.1 4,718 (25.9%) 244.3 6,294 区部 26 96 (0.5%) 64.5 232 (1.3%) 4872.5 328 合 計 163 5,038 (27.6%) 9975.5 13,207 (72.4%) 453.9 18,245 (2015年8月末の公開時点から集計) 【位置情報ありの一例】 公共施設の場所、避難場所、AED、コミュニティバス停、観光マップ・ハザードマップ、 都市計画現況図、航空写真データ、(静岡県)森林簿、(室蘭市)地番図 など
  41. 2016/05/11 中央大学理工学部「都市空間と行動」 41 Photoed by  Fumihiko Kato Source:  https://www.slideshare.net/codeforjapan Code

     for  Japan  CC-­‐BY-­‐SA-­‐4.0  国際ライセンス
  42. 2016/05/11 中央大学理工学部「都市空間と行動」 42 Code  for  Sapporo:  さっぽろ保育園マップ Source:  http://papamama.codeforsapporo.org/

  43. 2016/05/11 中央大学理工学部「都市空間と行動」 43 Source:  http://5374.jp/ Code  for  Kanazawa:  5374.jp

  44. 2016/05/11 中央大学理工学部「都市空間と行動」 44 FixMyStreet:  英国発祥の街の不具合報告ツール 愛知県半田市・大分県別府市 福島県郡山市・奈良県生駒市で本運用 Source:  https://www.fixmystreet.jp/

  45. 2016/05/11 中央大学理工学部「都市空間と行動」 45 2013年から始まり、 今年で4年目! 他コンテストとの重複 応募も大歓迎! 6 全国30ブロック(都道府県)でデータ活用のワー クショップと連動したコンテストを開催予定

    http://urbandata-­‐challenge.jp/ 2016.06.27 Kick-­‐off Symposium!
  46. 2016/05/11 中央大学理工学部「都市空間と行動」 46 46

  47. 2016/05/11 中央大学理工学部「都市空間と行動」 47 1. 参加型マッピングで地理空間情報を「生成する」 – 入手しにくい&無いデータは「創れる」時代へ – リアルタイム状況把握(センシング) 2.

    地理空間情報 を徹底的に「活用する」 – オープンデータありきから、どのようなデータが 必要なのか?データの活かし方・魅せ方 – サービス・アプリケーション開発の先にある活用 (都市の分析や将来計画)にも目を向けること 本講義のまとめ
  48. 2016/05/11 中央大学理工学部「都市空間と行動」 48 3. 行政⇔市民のインタラクション<相互作用> Øデータによる課題解決・駆動型政策 Ø「Solutionism」 (Morozov,  2013) ØData-­‐driven

     Design  (Dizikes,  2015) Ø市民との「対話ツール」としてのオープンデータ Øデータを使ってくれる市民・民間からも盛り上げる Streetmix (http://blog.streetmix.net/) Remix  (http://getremix.com/ )
  49. 2016/05/11 中央大学理工学部「都市空間と行動」 49 「参加型GIS」をめぐる流れ 参加型GIS→ 行政機関 ボランタリー地理情報 クラウドソーシング 多様な主体 オープンな地理空間情報

    オープンガバメントと地理学 → ジオ・ビッグデータ(化) シビックテック オープンソース文化
  50. 2016/05/11 中央大学理工学部「都市空間と行動」 50 Thank  you  & Questions ? tosseto@csis.u-­‐tokyo.ac.jp http://researchmap.jp/tosseto