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チームのふりかえりを学ぶ
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viva_tweet_x
May 14, 2018
Technology
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810
チームのふりかえりを学ぶ
ふりかえり初心者や、未経験者に向けた、「チーム」としてのふりかえりの手法について学ぶ資料です。
ふりかえりの核となる考え方や、Timeline + KPTによるふりかえり方法を学びます。
viva_tweet_x
May 14, 2018
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Transcript
チームのふりかえりを学ぶ 森 一樹(@viva_tweet_x)
野村総合研究所 森 一樹 チームファシリテーションのエバンジェリスト 社内外に見える化・ふりかえりを推進 (講演・アドバイザー・ワークショップ) 自己紹介
ふりかえりの「型」を学びましょう 1.ふりかえりを知るべし 2.目的を知るべし 3.事前準備を知るべし 4.流れを知るべし
ふりかえりとは 過去のことを考える。回顧する。 引用元:大林辞
ふりかえりとは 過去のことを考える。回顧する。 引用元:大林辞 過去のことを考え、未来のことを考える
こんなことありませんか 「この前と同じ失敗をやらかしちゃったよ…」
こんなことありませんか 「この前と同じ失敗をやらかしちゃったよ…」 「前はうまくできたのに、何で今回ミスしちゃったかなぁ」
こんなことありませんか 「この前と同じ失敗をやらかしちゃったよ…」 「前はうまくできたのに、何で今回ミスしちゃったかなぁ」 過去の失敗や成功をふりかえれば、防げたかもしれない
ふりかえりの基本は二つだけ 同じ失敗を繰り返さない 次も同じ成功ができるようにする
ふりかえりの基礎を学びましょう 1.ふりかえりを知るべし 2.目的を知るべし 3.事前準備を知るべし 4.流れを知るべし
ふりかえりの目的を知る
ふりかえりの3つの目的・3ステップ 立ち止まる チームの成長につなげる プロセスのカイゼン
立ち止まる • 走っていては靴紐は結べない • 起こっている問題から一歩引いて、何が原因なのかを 冷静に考える • カイゼンのための第一歩
チームの成長につなげる • 個人のアクションを決める • チーム全員でアクションを決める • みんなが前に進むためのことを考える • チームのつながりを深める
プロセスをカイゼンする • いままでの行動を省みて、よりよいやり方に変える • 失敗は繰り返さないように • 成功は何度も続けられるように
ふりかえりの3つの目的・3ステップ 立ち止まる チームの成長につなげる プロセスのカイゼン
目的についておさらい ふりかえりの諸症状 ・毎回同じふりかえりになる ・反省会になる ・忙しいのでふりかえりをスキップする ふりかえりの目的 ・立ち止まる ・チームの成長につなげる ・プロセスをカイゼンする
ふりかえりの基礎を学びましょう 1.ふりかえりを知るべし 2.目的を知るべし 3.事前準備を知るべし 4.流れを知るべし
考えてみましょう ふりかえりをするときに、 どんな雰囲気で進めると よりよいアイデアが生まれそうですか?
場を設定しよう • 全員が意見を言いやすくする • 前向きな発言をし、生産的な対話がしやすくなる • チームに不安がないか、事前にヒアリングする
アクティビティ:Good & New • 「よかったこと」「新しい気付き」にフォーカス • 前向きな気持ちでふりかえりを開始する
アクティビティ:DPA • Design the Partnership Alliance • チームの決め事を決める • (例)ふりかえりの雰囲気をどうするかを決める
場を設定するアクティビティいろいろ One Word 一言で今の気持ちを表す Focus On / Focus Off 生産的なコミュニケーションのやり方について共有する
Working Agreements チームのルールを新しく決める 希望と懸念 ふりかえりに対する希望と懸念事項を共有する Happiness Rader テーマに対する気持ちを顔文字で表す Happiness Rader for Timeline 今週の日ごとの気持ちを顔文字で表す 3 dots ふりかえり前の気持ちを3段階のドットで表す 連想ゲーム 今週起こったことについて一言ずつ発言し、1~2分間回す Keep + Wakattakoto よかったこと、分かったことを共有する
空間をつくろう • リフレッシュできる場所 • 会話がしやすい空間 • 適切な道具と配置 • お菓子・ジュース •
音楽を流す
空間を最大限活用しましょう
事前準備についておさらい 場を設定しよう ・皆が発言しやすい空気 ・前向きな意見が出やすい空気 ・Good & News, DPAなど 空間を作ろう ・リフレッシュ出来る場
・意見の出しやすい空間
ふりかえりの基礎を学びましょう 1.ふりかえりを知るべし 2.目的を知るべし 3.事前準備を知るべし 4.流れを知るべし
ふりかえりの流れを知ろう 場の設定 データの収集 アイデアを出す アクションを 決定する ふりかえりを 終了する
• 全員の発言を促す • 前向きな発言をし、生産的な対話を促す • チームに希望や不安などを事前にヒアリングする 場を設定する データを 収集する アイデアを出す
アクションを 決定する ふりかえりを 終了する
場を設定するアクティビティいろいろ Moving Motivators 価値観を共有する DPA 場の雰囲気と、そのためにする行動を合意する One Word 一言で今の気持ちを表す Focus
On / Focus Off 生産的なコミュニケーションのやり方について共有する Working Agreements チームのルールを新しく決める 希望と懸念 ふりかえりに対する希望と懸念事項を共有する Six Thinking Hats(Blue Hat) ふりかえりの目的を話し合う Happiness Rader テーマに対する気持ちを顔文字で表す Happiness Rader for Timeline 今週の日ごとの気持ちを顔文字で表す 3 dots ふりかえり前の気持ちを3段階のドットで表す 連想ゲーム 今週起こったことについて一言ずつ発言し、1~2分間回す Keep + Wakattakoto よかったこと、分かったことを共有する Good & New よかったこと、新しい気づきを共有する 感謝 感謝を言い合う
• 事実・感情のデータを収集する • 時系列のデータを収集する • 問題・課題などを分析する 場を設定する データを 収集する アイデアを出す
アクションを 決定する ふりかえりを 終了する
• データからカイゼンのアイデアを発想する • 発散によりアイデアをたくさん出す • よいことを継続するための案を考える • 課題の解決策を考える 場を設定する データを
収集する アイデアを出す アクションを 決定する ふりかえりを 終了する
• アイデアの中から、アクションを決める • 出来るだけ具体的なアクションにする • 一度にたくさんのアクションを選びすぎない 場を設定する データを 収集する アイデアを出す
アクションを 決定する ふりかえりを 終了する
• フィードバックを行う • ふりかえりを改善する • チームメンバー同士に感謝を言い合う 場を設定する データを 収集する アイデアを出す
アクションを 決定する ふりかえりを 終了する
慣れるまでは流れに沿ってやるとよい 場の設定 データの収集 アイデアを出す アクションを 決定する ふりかえりを 終了する
まずは、ここをマスターしましょう 場の設定 データの収集 アイデアを出す アクションを 決定する ふりかえりを 終了する
まずは、ここをマスターしましょう 場の設定 データの収集 アイデアを出す アクションを 決定する ふりかえりを 終了する KPT Timeline
KPTまたは YWT
Timeline 時系列で事実・感情を収集するアクティビティ
Timeline • 「感情」の色の付箋に「事実」を書く • 満足、成功、元気 • 面白い、驚いた、楽しい • 注意、混乱 •
困難、行き詰まり • 悲しい、つらい • 疲れた、ストレス (例)XXXで困ったときにすぐに会話して解決できて嬉しかった
Timeline • 進め方 • 事実・感情の記載 (7~10分程度) • 事実・感情の俯瞰・共有 (5~10分程度) •
全体を俯瞰して、分からない事象について説明 してもらう • ポイント • 記載ルールに沿った付箋の凡例をあらかじめ用意 する • 特定の感情に偏っている場合は、他の感情がない か聞いてみること
KPT(けぷと) Keep, Problem, Try の順に意見を出し、 カイゼンのアイデアを出す
KPT(けぷと) Keep よかったこと つづけること Problem 問題・課題 Try やりたいこと 3つの質問をして、改善のアイデアを出すやりかた
KPT(けぷと) Keep よかったこと つづけること Problem 問題・課題 Try やりたいこと 3つの質問をして、改善のアイデアを出すやりかた Keep→Problem→Tryの順番に出していく
KPT(けぷと) Keep よかったこと つづけること Problem 問題・課題 Try やりたいこと 3つの質問をして、改善のアイデアを出すやりかた Keep→Problem→Tryの順番に出していく
Tryは「Keepの強化」「Problemの解消」
成功は継続させ、失敗は繰り返さない KPT(けぷと)の効果 Keep よかったこと つづけること Problem 問題・課題 Try やりたいこと プロセスの改善が行われる
成功は継続させ、失敗は繰り返さない チームの課題が見える化される KPT(けぷと)の効果 Keep よかったこと つづけること Problem 問題・課題 Try やりたいこと
プロセスの改善が行われる
成功は継続させ、失敗は繰り返さない チームの課題が見える化される チームの行動が改善される KPT(けぷと)の効果 Keep よかったこと つづけること Problem 問題・課題 Try
やりたいこと プロセスの改善が行われる
Keepの洗い出し・共有(5~10分) Problemの洗い出し・共有(5~10分) Tryの洗い出し・共有・決定(5~10分) KPT(けぷと)の流れ Keep よかったこと つづけること Problem 問題・課題 Try
やりたいこと
一人ずつ内容を宣言しながら貼っていく 同調意見があれば、同じところに貼る 全員が意見を言い終わるまで続ける ラウンドロビン方式 xxx **** **** 私も!
うまくいったことはなにか よかったことはなにか つづけるべきものはなにか KPT(けぷと)の流れ Keep よかったこと つづけること Problem 問題・課題 Try
やりたいこと Keepの案出し/共有
問題だったところはなにか 困ってしまったところはなにか 改善できそうな点はなにか KPT(けぷと)の流れ Keep よかったこと つづけること Problem 問題・課題 Try
やりたいこと Problemの案出し/共有
Keepの強化 Problemの解消 やることの確定 KPT(けぷと)の流れ Keep よかったこと つづけること Problem 問題・課題 Try
やりたいこと Tryの案出し/共有/決定
YWT やったこと わかったこと つぎやること やったこと、学んだ内容はなんですか ※Timelineをやっていれば不要 わかったこと、気付いたことはなんですか つぎにやりたいことは何ですか Y W
T プロセスのふりかえりはKPT 学習効果の向上にはYWTを使うとよい 学習にフォーカスして成長につなげる手法
慣れるまでは流れに沿ってやりましょう 場の設定 データの収集 アイデアを出す アクションを 決定する ふりかえりを 終了する
ふりかえりに慣れてきたら どんなことをふりかえりの 目標にしているのか? ・課題の解決 ・学習の共有 ・成功の継続 目標に辿りつくために最適な アクティビティを選びましょう
多種多様なアクティビティがあります
流れのおさらい 場の設定 データの収集 アイデアを出す アクションを 決める ふりかえりを 終了する
ふりかえりの基礎を学びました 1.ふりかえりを知るべし 2.目的を知るべし 3.事前準備を知るべし 4.流れを知るべし
ふりかえりとは 過去のことを考える。回顧する。 引用元:大林辞 過去のことを考え、未来のことを考える
ふりかえりの3つの目的・3ステップ 立ち止まる チームの成長につなげる プロセスのカイゼン
ふりかえりの流れ 場の設定 データの収集 アイデアを出す アクションを 決定する ふりかえりを 終了する
場を設定しよう • 全員が意見を言いやすくする • 前向きな発言をし、生産的な対話がしやすくなる • チームに不安がないか、事前にヒアリングする
空間をつくろう • リフレッシュできる場所 • 会話がしやすい空間 • 適切な道具と配置 • お菓子・ジュース •
音楽を流す
Timeline 時系列で事実・感情を収集するアクティビティ
KPT(けぷと) Keep よかったこと つづけること Problem 問題・課題 Try やりたいこと 3つの質問をして、改善のアイデアを出すやりかた Keep→Problem→Tryの順番に出していく
Tryは「Keepの強化」「Problemの解消」
YWT やったこと わかったこと つぎやること やったこと、学んだ内容はなんですか ※Timelineをやっていれば不要 わかったこと、気付いたことはなんですか つぎにやりたいことは何ですか Y W
T プロセスのふりかえりはKPT 学習効果の向上にはYWTを使うとよい 学習にフォーカスして成長につなげる手法
ふりかえりの基礎を学びました 1.ふりかえりを知るべし 2.目的を知るべし 3.事前準備を知るべし 4.流れを知るべし まずは、実践してみましょう
【ためになる参考書籍】 これだけ!KPT アジャイルレトロスペクティブズ FUN RETROSPECTIVES 皆様、お疲れ様でした 野村総合研究所では、「bit.Labs」という組織で ふりかえり、スクラムなど、チームへのコーチングを行っております。 気になること、ご相談がありましたら気軽にご相談ください。 ふりかえりのファシリテーター向けの考え方については
Qiita記事も参考にしてください https://qiita.com/viva_tweet_x/items/400cf1e1e6b1dffbd140 「ふりかえりのファシリテーションを考えてみる」 野村総合研究所 生産革新ソリューション開発二部 森一樹
[email protected]
@viva_tweet_x (びば) https://www.facebook.com/kazuki.mori.12 様々なアクティビティについてもっと知りたい方は、 ふりかえり実践会にお越しください。 https://retrospective.connpass.com/