Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
ICH S7B QT間隔延長の評価 2
Search
Sponsored
·
Your Podcast. Everywhere. Effortlessly.
Share. Educate. Inspire. Entertain. You do you. We'll handle the rest.
→
xjorv
November 23, 2020
Education
280
0
Share
ICH S7B QT間隔延長の評価 2
ICH S7Bは安全性薬理学(Safety Pharmacology)研究の中の、QT間隔延長に関する評価についてのガイドラインです。2では研究の戦略についてまとめています。
xjorv
November 23, 2020
More Decks by xjorv
See All by xjorv
コンパートメントモデル
xjorv
3
5.9k
コンパートメントモデルをStanで解く
xjorv
0
500
生物学的同等性試験 検出力の計算法
xjorv
0
3.6k
生物学的同等性試験ガイドライン 同等性パラメータの計算方法
xjorv
0
6.5k
粉体特性2
xjorv
0
2.6k
粉体特性1
xjorv
0
2.9k
皮膜5
xjorv
0
2.4k
皮膜4
xjorv
0
2.3k
皮膜3
xjorv
0
2.3k
Other Decks in Education
See All in Education
Information Architectures - Lecture 2 - Next Generation User Interfaces (4018166FNR)
signer
PRO
1
1.9k
(2026) Quelle(s) mathématique(s) dans la "grande" culture?
mansuy
1
110
「機械学習と因果推論」入門 ② 回帰分析から因果分析へ
masakat0
0
530
タイムマシンのつくりかた
nomizone
3
1.2k
Visualisation Techniques - Lecture 8 - Information Visualisation (4019538FNR)
signer
PRO
1
2.9k
アントレプレナーシップ教育機構 概要
sciencetokyo
PRO
0
1.8k
Developing an Asynchronous Application with Virtual Threads and Structured Concurrency
josepaumard
0
110
Highest and Best Use: Development Considerations for Land Sites
rmccaic
0
210
OSINT入門-CTF for GIRLS_SECCON14電脳会議
nomizone
1
1.3k
Railsチュートリアル × 反転学習の事例紹介
yasslab
PRO
3
180k
演習:Gitの応用操作 / 05-git-advanced
kaityo256
PRO
0
250
教育現場から見た Ruby on Rails
yasslab
PRO
0
110
Featured
See All Featured
Being A Developer After 40
akosma
91
590k
AI: The stuff that nobody shows you
jnunemaker
PRO
5
530
Un-Boring Meetings
codingconduct
0
260
Imperfection Machines: The Place of Print at Facebook
scottboms
270
14k
Testing 201, or: Great Expectations
jmmastey
46
8.1k
Writing Fast Ruby
sferik
630
63k
What's in a price? How to price your products and services
michaelherold
247
13k
State of Search Keynote: SEO is Dead Long Live SEO
ryanjones
0
170
The Art of Delivering Value - GDevCon NA Keynote
reverentgeek
16
1.9k
Visualizing Your Data: Incorporating Mongo into Loggly Infrastructure
mongodb
49
9.9k
Put a Button on it: Removing Barriers to Going Fast.
kastner
60
4.2k
Building Applications with DynamoDB
mza
96
7k
Transcript
ICH S7B QT間隔延長の評価 2 2020/11/20 Ver. 1.0
非臨床の試験戦略 6段階で実施する • in vitro I kr 測定 • in
vivo QT測定 • 化学・薬理学的性質 • 非臨床・臨床での情報 • フォローアップ研究 • リスクアセスメント
非臨床の試験戦略 有効成分の 化学/薬理学的性質 in vitroでの K輸送活性 in vivoでの QT測定 臨床・非臨床の
情報 リスクアセスメント フォロー アップ研究 リスクの エビデンス
in vitro I kr 測定 Kのイオンチャネル活性を測定する • 自然発現、もしくは誘導したKチャネルのKの流量測定 *hERGというトランスポーターがターゲットになるようだ
in vivo QT測定 QT間隔の測定から再分極を調べる • S7A、S7Bに則って行う • 動物使用を減らしつつ行う
化学・薬理学的性質 有効成分がQT延長を起こす物質と類似しているか • 対照物質の選択、リスクアセスメントに影響する
非臨床・臨床からの情報 非臨床・臨床結果からQTのリスクを分析する • 薬力学・毒性研究・動態 • 薬物間相互作用・組織への分布・蓄積 • 承認販売後のサーベイ
フォローアップ研究 問題があった場合に追加研究を実施する • 特定の問題を検証するためのin vivo/vitro試験を指す • 臨床と非臨床で矛盾した結果が得られた場合などに実施 • 再分極・心電図などを多回投与、代謝物などで調べる
リスクアセスメント フォローアップを含めた結果を検証する • 検証の検出力や特異性、対照との比較 • 再分極への影響と治療効果の比較 • 代謝物によるQT間隔への影響 などを検証する
リスクの証拠 リスクアセスメントの結論となる • 再分極遅延、QT間隔延長のリスクを示す ヒト投与前にリスクを示しておく
実験系 以下を考慮して実験系を構築する • 測定方法、実験のエンドポイントの妥当性 • 測定方法、準備方法の標準化 • 結果の再現性 • ヒトでのリスク検証に必要十分な結果
陽性対照の使用 イオンチャネル活性・活動電位変化を起こす対照が必要 • in vivoでは動物種の感受性に適した用量で用いる • すべてのin vivo試験で必要というわけではない • QT延長が見られる類似物質があれば、それを用いる
in vitroでの電気生理学的研究 QT間隔延長、再分極のメカニズム理解に必要 • 単細胞、複数細胞を用いて行う • イオンチャネルを形質転換した細胞系も利用可能 • Na、Ca、Kの流入・流出を測定する •
ウサギ・モルモット・イヌ・ブタ等の細胞を使用する *ラットやマウスなど、小さい動物はヒトと異なる応答を示すので使わない
電気生理学的研究の解釈 以下を考慮して解釈を行う • 高濃度の有効成分使用による溶け残り • 有効成分のガラスやプラスチックへの吸着 • 膜安定性や毒性のために高濃度使用が制限されるとき • 代謝物による影響
in vivoでの電気生理学的研究 ホルモン・神経系の影響を含めた検証ができる • 普通はQT延長を心電図で測定する • 血圧・心拍数・PR間隔、QRS遅延、不整脈なども検証 • イヌ・サル・ブタ・ウサギ・フェレット・モルモットなど