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日本薬局方-一般試験法 3.04 粒度測定法

xjorv
July 02, 2020

日本薬局方-一般試験法 3.04 粒度測定法

粒度測定法とは、医薬品原薬、添加剤、製造中の製剤中間製品など、粉末や粒体を構成する粒子の大きさの分布を測定する方法です。顕微鏡、ふるい、レーザー回折などを用いて測定します。

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July 02, 2020
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Transcript

  1. 第1法: 光学顕微鏡法 光学顕微鏡で粒子を観察し、大きさ・形を特定する方法 • 肉眼、写真で観察し、画像解析を利用することもある • 1 μmより大きい粒子に適用できる • 粒子は平板に置いて拡散し、観察する

    *ミクロメーターなどのアナログな方法も設定されているが、普通は顕微鏡のカメラで撮影し、画像解析ソフトでサイズや大きさを特定する
  2. 観察像と呼び方 粒子同士の凝集や色、形に名前がついていることもある 凝集 • 層状 • アグリゲイト • アグロメレイト •

    コングロメレイト • ドルージ 状態 • 角、縁の形 • 色、透明度 • 粒子の絡み合い • ひび割れ • 平滑さ • 多孔性 • 粗さ • 凹み
  3. 試験用ふるい 目開き面積の√2級数を持つ複数の篩を用いる • ISO 3310-1を準拠している • JIS Z8801-1にも記載 JIS Z8801-1

    https://kikakurui.com/z8/Z8801-1-2019-01.html • 局方ふるい番号を用いる 場合も多い • 試験用ふるいは校正が必要