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持続的なプロダクト開発を支える採用 / Recruitment for sustainable product development

Yoshiki Iida
January 29, 2019

持続的なプロダクト開発を支える採用 / Recruitment for sustainable product development

Yoshiki Iida

January 29, 2019
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Transcript

  1. 持続的なプロダクト
    開発を支える採用
    2019-01-22 s-dev talks#7 “採用”
    Yoshiki Iida

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  2. 自己紹介
    ▸ Yoshiki Iida
    ▸ CrowdWorks Inc.
    ▸ Manager ← Product Owner
     ← Scrum Master ← Engineer
    ▸ Twitter: ysk_118
    Github: yo-iida
    ▸ 一般社団法人アジャイルチームを支える会
    2

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  3. サービス紹介
    3
    オンラインで直接つながり
    マッチング
    仕事依頼
    業務実行・納品
    発注者=クライアント
    (企業・個人)
    25万社
    受注者=クラウドワーカー
    (主に個人)
    240万人

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  4. 4
    採用ってそもそも
    なんのために
    やるの?

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  5. 僕の解釈
    5
    経営戦略

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  6. 僕の解釈
    6
    経営戦略
    事業戦略

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  7. 僕の解釈
    7
    経営戦略
    事業戦略
    組織戦略 技術戦略

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  8. 僕の解釈
    8
    経営戦略
    事業戦略
    組織戦略 技術戦略
    ▸ 持続的な会社
    ▸ 持続的な事業
    ▸ 持続的なサービス
    のため
    組織が持続的
    である必要がある

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  9. 9
    事業が持続的とは?
    組織が持続的とは?

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  10. 事業が持続的であるために
    ▸ プロダクトは市場の変化に対応し続ける
    ▸ リファクタリングをし続ける
    ▸ 開発のモチベーションを維持し続ける
    10

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  11. 事業が持続的であるために
    ▸ プロダクトは市場の変化に対応し続ける
    ▸ リファクタリングをし続ける
    ▸ 開発のモチベーションを維持し続ける
    11
    プロダクトを変化し続けるため
    組織も変化に強くてはならない

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  12. 組織が持続的であるために
    ▸ 学習し続けること
    ▸ 変化に耐えられる関係性を維持すること
    ▸ 変化を起こすこと
    ▹   短期での大きな変化
    ▹   長期での小さな変化
    12

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  13. タックマンモデル
    13
    形成期 混乱期 統一期 機能期
    時間
    成果

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  14. タックマンモデル
    14
    形成期 混乱期 統一期 機能期
    時間
    成果
    この先は?

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  15. タックマンモデル
    15
    ▸ チームが学習していくとチームの学習速度は鈍化
    していく傾向にある
    ▸ Unlearnの重要性
    ▹ 内部から
    ▹ 自発的な学習棄却
    ▹ 外部から
    ▹ 学習がない人の視点の入れる

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  16. 採用の位置付け
    16
    現在の
    組織
    退職
    採用
    変化
    次の
    組織

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  17. 退職について
    17
    ▸ 退職への向き合い方
    http://yo-iida.hatenablog.com/entry/2018/12/19/225706
    ▸ 組織戦略を考える上で退職は良い悪い抜きに織り込む
    必要がある
    ▸ 退職も踏まえた上で採用や内部の変化などでできた次
    の組織がその時の技術戦略、事業戦略を実現できる
    のか?を考える

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  18. 動的平衡
    18
    ▸ 退職についてネガティブな捉え方をして悩んでいた時期に「動的
    平衡 *1」という本をたまたま読んだ
    ▸ 生命は絶えず内部の分子を置き換えていくことで持続性を持って
    いる
    ▸ いわばリファクタリングのようなもの
    ▸ 組織における人の入れ替わりもプラスの側面があるのでは?と
    考え直した
    *1: https://www.amazon.co.jp/dp/4863240120

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  19. 超個体
    19
    ▸ kyon_mmさんが最近よく言っている超個体
    ▸ さらに大きな現実に近い視点で組織が持続性をもつた
    めのヒントが自然界にあるのではないか?
    https://speakerdeck.com/kyonmm/mei-sikusheng-ming-li-ahurerutimu-1shi-j
    ian-karashi-meruaziyairu-number-cedec2018-number-cedec

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  20. あらゆる視点から考え続ける
    20
    ▸ 前述の生物学的な観点というのは個人による解釈
    ▸ 体系的な組織論のインプットもきちんと押さえる必要は
    ある
    ▸ しかしながら、体系的な理論以外にも他分野からの思
    考も合わせて色々な切り口から考え続けることで突破
    口が見つかる場合もある

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  21. 21
    クラウドワークス
    の採用について

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  22. 採用の考え方
    22
    ▸ 現時点の事業計画から関係のある部署の責任者
    と議論の上で規模感をイメージする
    ▸ 計画はあくまで計画、採用し続ける
    ▹ 状況が変わった時にすぐには増やせない
    ▹ 組織としてのバッファを持てるように動く

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  23. 採用フロー
    ▸ 役割分担
    ▹ 人事: 採用媒体上での候補者とのやりとり、諸
    手続き
    ▹ エンジニア: 募集要項、選考
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  24. 面接ガイドライン
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  25. 申し送り
    25
    ▸ メモ、所感などをまとめた次回面接への申し送りは人事
    と関係者のみが閲覧できる形でgoogle docsでやりとりして
    いる
    ▸ 以前はgoogle formで送ってもらっていたが情報が分断さ
    れコンテキストが失われるのでその選考に関わる人が一
    貫してアクセスできる形に変更した

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  26. 採用に関わる意義
    ▸ 自社の事業や、会社の文化、技術的な方針などに
    ついて自分の口で説明することになる
    ▸ 回を重ねるごとに説明は上手くなるし、理解の足り
    ていないところに気づくことができる
    ▸ 戦略や方針について考えを深めるフィードバックに
    つなげることができる
    26

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  27. 27
    採用Tips

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  28. まずは今いる人の満足度をあげる努力
    ▸ 方針
    ▸ 環境
    ▸ 制度
    ▸ DX
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  29. 対外プレゼンス向上のための活動
    ▸ ブログ書く
    ▸ マネージャー自ら外に出て行く
    ▸ そして登壇する
    ▸ スポンサーもやる
    ▸ みんなの後押しをする
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  30. 対外プレゼンス向上のための活動
    ▸ ブログ書く
    ▸ マネージャー自ら外に出て行く
    ▸ そして登壇する
    ▸ スポンサーもやる
    ▸ みんなの後押しをする
    30

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  31. 対外プレゼンス向上のための活動
    ▸ ブログ書く
    ▸ マネージャー自ら外に出て行く
    ▸ そして登壇する
    ▸ スポンサーもやる
    ▸ みんなの後押しをする
    31

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  32. よく聞く質問と意図
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  33. よく聞く質問と意図
    ▸ [質問] クラウドワークスを知った/興味をもったきっ
    かけは?
    ▸ [理由] 事業への共感は大事にしていて、プロダクト
    愛が大きい人が多いため。あと、ここから話を広げ
    るきっかけになるので。
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  34. よく聞く質問と意図
    ▸ [質問] これまでのチャレンジは?
    ▹ 変えたいと思っていたこと
    ▹ 変えられたこと
    ▹ 変えられなかったこと
    ▸ [理由] 基本的にマネジメントは支援という位置付け
    で、課題設定・課題解決は自分で進めて行く方針
    なのでそのスキルを見る
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  35. よく聞く質問と意図
    ▸ [質問] これまでの大きな決断の観点と理由
    ▸ [理由] 転職など大きな決断をする際の軸を知るこ
    とで、入社した際に組織としてはどのような提供価
    値を作れるかを考える材料になる
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  36. オフィス案内
    ▸ 可能な限りオフィス案内をしている
    ▹ 開発チームがどんな形でコミュニケーションし
    ているか
    ▹ どんなアウトプットをしているか
    ▹ 雰囲気
    ▸ 一緒に働いた時のイメージを持ってもらう
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  37. 37
    まとめ

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  38. まとめ
    ▸ 経営戦略から考える
    ▸ 変化を予測し、変化に耐える戦略
    ▸ 人の出会いと別れを繋ぐ仕事なので
    信頼関係大事
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  39. 39
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