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OSK#p-ray2020年度講義: 古典的レイトレーサーの実装

yumcyawiz
February 21, 2021

OSK#p-ray2020年度講義: 古典的レイトレーサーの実装

OSK#p-rayの2020年度講義: 古典的レイトレーサーの実装 の講義スライドです。
講義用リポジトリ: https://github.com/TUS-OSK/classical-raytracer-lecture-2020
p-ray公式サイト: https://p-ray.oskt.us/

yumcyawiz

February 21, 2021
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Transcript

  1. 内容 • 画像が出来る仕組み • 古典的レイトレーサーについて • レイの表現 • レイと球体との交差計算 •

    レイとシーンとの交差計算 • ピンホールカメラ 理論編 実装編 • CMakeの使い方 • 分割コンパイルとヘッダオンリー • 古典的レイトレーサーの実装 • SSAA • OpenMPによる並列化 • Ambient Occlusion(AO)
  2. 余談: Camera Obscura • Camera Obscuraというピンホールカメラが古い時代から使われていた • Cameraは部屋, Obscuraは暗いを意味するラテン語 •

    ピンホールを通過する光量はとても少ないので撮影には時間がかかる De Radio Astronomica et Geometrica, Frisius, 1544
  3. 補足: 接線, 従法線の計算 • 物体表面の位置が𝑓(𝑢, 𝑣)で表現される場合, 𝜕𝑓 𝜕𝑢 が接線, 𝜕𝑓

    𝜕𝑣 が従法線に対応する • 球の場合はこれを解析的に計算できるので, 興味ある人はやってみよう