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奇奇怪怪明解事典 39巻 『芸人人語』とジョゼ虎と城山羊の会

奇奇怪怪明解事典 39巻 『芸人人語』とジョゼ虎と城山羊の会

▼映画「陶王子 2万年の旅」
玉置さん×TaiTanさんのトークショーが見られます
1/10(日) 12:30の回上映後 @ポレポレ東中野

▼詳細
https://pole2.co.jp/coming/d9222e03-79b2-4ba2-9442-f1406f9686b0

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Agonagasukujira
PRO

January 05, 2021
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Transcript

  1. 奇奇怪怪明解事典 39巻
 『芸人人語』とジョゼ虎と城山羊の会


  2. コトのソノリティ 太田光『芸人人語』
 玉置周啓氏 タイタン氏 ・優れた芸に倫理は勝てないby太田光 ・チャップリンですら倫理の破綻を優れた芸で隠しているだけであ る。 ・緊張の中に緩和があると笑う ・倫理に背いている面白さはある ・水曜日のダウンタウンのクロ ちゃんはエンタメのライン

    ・ジョゼ虎見ました。 ・非倫理的な描写を漂白してい るように見えた、違和感 ・笑いと倫理について話したい ・人を傷つけない世界、誰も 競争しない社会じゃない ・根幹じゃない部分で本来の 文脈が消される? ・人間のグロい感情、業が 脱色されるのは気持ち悪い 笑いと倫理に関する論
  3. あごながすくじら雑記
 ・私的『お笑いと倫理』論
 ①プラットフォームの法律と不文律論
 ②プラットフォームの都市化論
 ③ステークホルダーの増加論


  4. 私的『お笑いと倫理』論 全体の論理構成
 ・まず、前提としてプラットフォームごとに求められる倫理が違う…①
 ・1~2名で話をするときと、テレビの前で話をするときで求められる倫理が違う。話者が プラットフォームごとに求められる倫理を見抜く必要がある…①
 →それが出来ていたのがチャップリンであるという仮説
 ・プラットフォームから別のプラットフォームへの移行が容易な世界になっている…②
 ・ステークホルダーが増加し、倫理への違反が即時経済活動に紐づく…③


  5. ①プラットフォームの法律と不文律論
 
 ・プラットフォームごとの法律/不文律とは何か。(以下、乱暴なイメージ)
 TV ラジオ Youtube Podcast 法律(規則) 不文律 ・憲法

    ・法律 ・条例 ↓ 違反即罰 放送禁止用語 放送倫理…など ・同時間の帯で他局の番組に出ない ・テレビ上の演出に従ってロールプレイする …様々 登録上の規約 ・◦秒以上黙らない …様々 ・ほぼ不文律はない。 炎上系も「まだ」ゆるされる 仮説:届ける範囲が広くなる、メディアとしての力が強まることで不文律の枠組みが広がる ▶表現する側はどのプラットフォームにどんな不文律があるのか見極めるのが重要
  6. ①プラットフォームの法律と不文律論
 ・プラットフォームは先程の図よりももっと細分化される。
 ・劇場でアウトプットするのと、TVでアウトプットするのは不文律が違う
 ・そして現代ではプラットフォーム同士の距離が近くなっている
 ・テレビに出演し、記事が出て、SNSで拡散されて、Youtubeで動画が出回る
 →②プラットフォームの都市化論


  7. ②プラットフォームの都市化論
 ・玉置さん大好き、養老孟司さんからの引用、「都市化」 
 ・ざっくり言うと「自然物を取り除き 予測可能にすること」
 ・今の世の中『数字が取れる』という表現にあるように、プラットフォームはどんどん数字で分析できる ようになっている。遊びが減る。「それって成果はどうなるんですか?」時代 
 ・どんどん新しい、メディアやプラットフォームが出てきても、一定市場から認識されると数字が流れて 都市化される。


    ・それぞれのプラットフォームからの相互流入も計算に入っている。 
 仮説:プラットフォームの都市化によってプラットフォーム間の相互接続が昔より容易になっている ▶表現する側はどこのプラットフォームまで自分の発言が拡散されるかまで想定する必要性
  8. ③ステークホルダーの増加論
 ・シンプルに利害関係者の増加
 ・パトロンが金を出すからいいよね。時代から様々な利害関係者が絡む世界へ
 ・Podcastというメディアにも忍び寄る大手メディアの魔の手
 ・お金を出す人の不興をいつどこで買うかわからない
 仮説:誰からお金を貰うかの重要性 ▶表現する側は一つのプラットフォーム /パトロンに依存しないお金の稼ぎ方が求められる

  9. まとめていて思ったこと
 ・チャップリンもその時代だからメディアにも世界にも不文律は無かった
 ・ロックや芸術は『グロ』が許される。なぜなら反抗や愛やルールを破ること自体を不文 律にしているから。表現の自由の範囲内なら。
 ・映画も、R指定などその文脈の中で許される表現がある
 ・奇奇怪怪明解辞典で1000人~2000人で二人のことを知っている人が聞いている前提 だと、コロナ禍の大変な中でのんきにサラダ取り分ける奴うざいって話ができる。これが 超有名人だと普通に数万人が来てウェブ記事になっちゃう。すると炎上する。
 


  10. まとめていて思ったこと②
 ・多分、玉置さんがライブでチ◦コ出しても、ぷち炎上だけど(試しにやってみよう)、BTS が出したら国際問題。
 ・過去あった松尾スズキさんが「古い」表現をしたのは演劇という限られた人がみるプ ラットフォームだから敢えてだったのかもしれない
 ・TVはもう終わったメディアだと思うのはここ。不文律とステークホルダーに縛られて表 現に自由はない。(でもその中で面白いものを作る人は尊敬)
 ・私も本名でTwitterやってリアルな繋がりの中ではこんなにアウトプットしない


  11. まとめ
 ・私的『お笑いと倫理』論
 ①プラットフォームの法律と不文律論
 ②プラットフォームの都市化論
 ③ステークホルダーの増加論
 受け取る側はどこまでも『グロい』情報を欲すると思います。
 一方でプラットフォームの社会的責任が増えてきたから表現が規制されるのは仕方な い。と私は考えます。そこの不文律をいかにかいくぐるか、が表現側に求められる構造 はあると思います(良いとは思ってない)


  12. まとめ
 ・禁酒法時代のギャング
 ・世界を正そうと禁酒法を施行した結果、反発による裏社会の盛り上がり
 ・Podcastは話をした内容の拡散性が低いことを考えると、奇奇怪怪明解辞典はもぐり酒 場みたいなもの
 ・Podcastが流行りはじめたら、違うプラットフォームで”グロ”を密造しましょう


  13. 最後に
 ・城山羊の会みたよ、の話も入れたかったけど力尽きた。
 ・言及したいことが多すぎ問題
 ・今回はまあまあ力作…説