PMI月例セミナーで気づきトリアージの紹介をした時の内容です。
Project Sprint https://www.projectsprint.org/ 多様性のあるメンバーのチームが、不確実性の高い環境・状況において、複雑なアウトプットのためのプロジェクトを推進するためのフレームワーク。
株式会社コパイロツト https://copilot.jp/
updatedワークショップ気づきトリアージPMI8月月例セミナー
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気づきトリアージを紹介する目的● プロジェクトにおいて、誰かが問題の解決策を提案してくれる状態ではなく、自分で提案し自分で納得する形の解決策を見つけるという自律型組織の意思決定を体験する状態この場で目指すもの● 気づきトリアージのやり方を確実に把握できている状態この場だけで目指さないもの2
本日の進め方気づきトリアージとは?1【動画】気づきトリアージのやり方を見てみよう気づきトリアージのやり方をご紹介235分5分5分【グループワーク】気づきトリアージをやってみよう4 17分3
本日の進め方気づきトリアージとは?1【動画】気づきトリアージのやり方を見てみよう気づきトリアージのやり方をご紹介235分5分5分【グループワーク】気づきトリアージをやってみよう4 17分4
他メンバー気づきトリアージとは?・現状と理想の状態を把握し、その差分を理解し気づき(違和感やひらめき)を出す・そして、新しい気づきを出した本人が具体的な行動の提案に変え、本人が納得いく解決策を決定する手法のこと自分が納得する具体的な提案に自分で変換解決策:全メンバーに現状の進捗情報を共有してもらう解決策:マイルストーンを更新する気づき:プロジェクトの進捗遅くない?ファシリテーター気づきを感じたひと(気づき起案者)①②④何が必要ですか?③みんなからの助言5
気づきトリアージの特徴1 プロジェクトメンバーの多様性を活かして問題を解決することができる2 自分の課題感を自分で意思決定し解決することができる6
気づきの具体例● 気づきは、現状と理想の違いに対する違和感や、新しいアイデアを共有するというひらめきの要素も気づきの中に含まれている。違和感(もやもや) ひらめき想定の稼働よりも超過してしまっていて大変...定例会議が1時間では足りない...気づきチームで振り返りができていない...〇〇ツールを使いよかったので使ってみないかの提案定例会議のファシリテーションを輪番制にしてみたい新しい振り返りを思いついたので次回試してみたい7
本日の進め方気づきトリアージとは?1【動画】気づきトリアージのやり方を見てみよう気づきトリアージのやり方をご紹介235分5分5分【グループワーク】気づきトリアージをやってみよう4 17分8
気づきトリアージのやり方をまず見てみようファシリテーター(1名) 気づき起案者(2名)プロジェクトをリモートワークで進める上での気づきを出す(※動画では気づき出しは終わっている状態からスタート)Q.気づきに対して何が必要ですか?Q.誰からどんな助言が必要ですか?ゴール:出した気づきを解消する(起案者が必要なものを得られたと感じたらOK)A.自分のタスクにしますA.プロジェクトメンバー全員から〇〇の情報で知っていることを教えてくださいQ.必要なものは得られましたか?A.必要なものを得られました問いかけ 答える9
気づきトリアージのやり方をまず見てみよう動画の内容 ● 参加人数:3名(ファシリテーター:1名、気づき起案者:2名)● テーマ:”プロジェクトをリモートワークで進める上での気づき”● 時間:3分程度● ツール:Miroを使い気づきトリアージを実施★誰でも(特にファシリテーションが苦手な方)簡易的に進められるような気づきトリアージのやり方をご紹介します(あくまでも一例です)★ファシリテーションの決まった問いかけに注目してみてください10
気づきトリアージのやり方をまず見てみよう10
本日の進め方気づきトリアージとは?1【動画】気づきトリアージのやり方を見てみよう気づきトリアージのやり方をご紹介235分5分5分【グループワーク】気づきトリアージをやってみよう4 17分12
気づきトリアージのやり方ファシリテーター 気づき起案者みんなで気づきを出して、解決したい気づきの優先度を決めるQ.気づきに対して何が必要ですか?Q.誰からどんな助言が必要ですか?ゴール:起案者が出した気づきを解消する(起案者が必要なものを得られたら解消)A.自分のタスクにしますA.プロジェクトメンバー全員から〇〇の情報で知っていることを教えてくださいQ.必要なものは得られましたか?A.必要なものを得られました問いかけ 答える13
STEP 1|みんなで気づきを出して次のアクションを考えよう気づきから生まれたこれから取り組むアクションを確定しようみんなで気づき(違和感やひらめき)を出して、次のアクションを考えよう次のアクションに対する助言をもらおう1 2 3STEP1のゴール:まずは自分で出した気づきの次のアクションを考えてみる14
STEP 1|みんなで気づきを出して次のアクションを考えようファシリテーター 気づき起案者みんなで時間(5分程度)をとって、気づきを付箋に書いてみる気づきが多い場合は、優先度を決めるなどするファシリテーターは起案者に気づきに対する次のアクションを決めてもらう問いかけ:「4つの中だとどれが必要ですか?」1.自分のタスクにする2.誰かにタスクをお願いする3.誰かに情報やヘルプをお願いする4.感想・情報を共有する 4つの中から1つ選んで、必要なアクションを選ぶ気づき起案者が1-3を選んだ場合、問いかけ:「どんなタスクor情報が必要ですか?」必要なタスクor情報を明確にする15
STEP 2|次のアクションに対する助言をもらおう気づきから生まれたこれから取り組むアクションを確定しようみんなで気づき(違和感やひらめき)を出して、次のアクションを考えよう次のアクションに対する助言をもらおう1 2 3STEP2のゴール:他のメンバーから次のアクションに対する助言をもらう16
STEP 2|次のアクションに対する助言をもらおうファシリテーターは起案者に他のメンバーから助言をもらうよう促し、起案者は他の参加者から助言をもらう問いかけ:「誰からどんな助言が必要ですか?」下記選択肢はあくまでも参考です。ファシリテーター 気づき起案者1.全員から一言ずつもらう2.意見がある人に挙手してもらい助言をもらう3.起案者が指名し助言をもらう助言をもらいたい人を決める17
STEP 3|これから取り組むアクションを確定しよう気づきから生まれたこれから取り組むアクションを確定しようみんなで気づき(違和感やひらめき)を出して、次のアクションを考えよう次のアクションに対する助言をもらおう1 2 3STEP3のゴール:これから取り組むアクションを確定し気づきを解消する18
STEP 3|これから取り組むアクションを確定しようファシリテーター 気づき起案者「必要なものが得られましたか?」と気づき起案者に問いかける「得られました=気づき解消」or 得られない場合は追加議論(ステップ2から実施)最終的に自分が納得できた次のアクションを確定するために、4つのアクションの中から選ぶ問いかけ:「もらった助言をもとに、次のアクションは4つの中だと何が必要ですか?」1-3を選んだ気づき起案者に、問いかけ:「いつまでに何が必要ですか?」と改めて聞く(目的:確実に実行するため)1-3を選んだ気づき起案者は、いつまでに何をするのかを共有する1.自分のタスクにする2.会議のアジェンダにする3.別途議論する4.この場で解消した19
本日の進め方気づきトリアージとは?1【動画】気づきトリアージのやり方を見てみよう気づきトリアージのやり方をご紹介235分5分5分【グループワーク】気づきトリアージをやってみよう4 17分20
気づきトリアージをやってみようみなさんにはMiroを使ってアイスブレイクと同じグループで気づきトリアージを試してみていただきたいと思います(時間:15分間)● テーマ:”プロジェクトをリモートワークで進める上での気づき(ひらめき・違和感)”● 可能な限り出てきた気づきを解消まで持っていくまでをゴールとして全員で協力し合いながら一度試してみてください21
気づきトリアージをやってみようファシリテーター1名(苗字の五十音順で一番最初の方)プロジェクトをリモートワークで進める上での気づき(ひらめき・違和感)を出す1人1つは気づきを出すQ.気づきに対して何が必要ですか?Q.どんなタスクor情報が必要ですか? ゴール:できる限り起案者の気づきを解消できるよう挑戦してみましょう!Q.誰からどんな助言が必要ですか?問いかけ 答える実施時間合計15分目安1人3分程度2分程度Q.助言をもとに次のアクションは何ですか?Q.いつまでにどんなアクションが必要ですか?Q.必要なものは得られましたか?自分のタスクにする誰かにタスクをお願いする誰かに情報やヘルプをお願いする感想・情報を共有する自分のタスクにする会議のアジェンダにする別途議論するこの場で解消した助言を必要な人からもらう気づき起案者3名(他参加者全員)22
気づきトリアージをやってみよう23問いかけ・回答の仕方を参考に書いていますアイスブレイクと同じブレイクアウトルーム先のシートをご確認ください
気づきトリアージやってみていかがでしたか?24
気づきトリアージのポイント開催頻度所要時間参加人数参加対象1回限りではなく、毎週の定例や月1回の頻度で実施することを推奨5人ぐらいの参加だと15分ぐらいで終わることが多いです。1人3分程度と時間を区切って気づきを解消することを推奨参加人数の制限はなし。ただし、人数が多くなるとさらに時間が必要になるため、短時間で実施したい場合は事前に気づきを書いてきてもらうなどの対応を推奨気づきトリアージを実施する場面においては、メンバーそれぞれの役職や経歴などは結びつけずにフラットな状態で取り組むことが重要25
最後:気づきトリアージを紹介する目的● プロジェクトにおいて、誰かが問題の解決策を提案してくれる状態ではなく、自分で提案し自分で納得する形の解決策を見つけるという自律型組織の意思決定を体験する状態この場で目指すもの● 気づきトリアージのやり方を確実に把握できている状態この場だけで目指さないもの26★今日の資料を再度参考にしながらご自身のプロジェクトでも試してみていただければと思います