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XR Kaigi 2020

HoloLab
December 10, 2020

XR Kaigi 2020

XR Kaigi 2020での登壇資料です。
https://xrkaigi.com/2020/

講演動画はこちら。
https://youtu.be/bqO-0Zp5Aeg

HoloLab

December 10, 2020
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  1. 代表取締役CEO 中村 薫 Copyright© HoloLab Inc. 2020 All rights reserved

    5 肩書 ・XRコンソーシアム理事 (2020 - ) ・Microsoft Regional Director (2020 - 2022) ・Microsoft MVP for Windows Development(Apr 2016 - Mar 2021) ・Microsoft MVP for Kinect for Windows (Apr 2014 - Mar 2016) ・Microsoft MVP for Visual Studio ALM (Apr 2012 - Mar 2014) 著作 ・HoloLens 2 入門 (2020 日経BP) ・Kinect for Windows SDKプログラミング V2センサー対応版 (2015 秀和システム) など 来歴 ・Windowsアプリおよび組み込み系ソフトウェア開発会社勤務時に Microsoft社の開発した3Dセンサー「Kinect」の魅力に出会い独立。 センサー関連の開発から、執筆、登壇活動などを個人事業として取り組む。 ・技術コミュニティTMCNの立ち上げに参加し、その場での出会いから 2017年、ホロラボの設立に至る。
  2. 株式会社ホロラボ 事業内容 HoloLensやWindows MRなどxR技術やセンサー技術に関する ・システム/アプリケーションの企画開発 ・調査研究 ・普及啓発活動 設立 2017/01/18 住所

    東京都品川区西五反田2-25-1 インテックス五反田ビル3F 資本金 96,940,000円 取締役 5名 従業員 26名 Web https://hololab.co.jp/ 会社概要 Copyright© HoloLab Inc. 2020 All rights reserved 7
  3. 2020.5 HOLO-COMMUNICATION 手放しマニュアル TechniCapture 3サービスをリリース HoloLensを黎明期より主力の事業としている Copyright© HoloLab Inc. 2020

    All rights reserved 8 2017 2018 2019 2017.1 創業 2018.7 資金調達 2019.8 資金調達 2017.11 Microsoft Mixed Reality Partner 認定 2018.11 JR東日本様 2018.3 NHK様 2019.2 mixpace リリース 2019.3 docomo様 2019.5 トヨタ自動車様 OEMプロジェクト 自社サービス ニュース 2020
  4. Microsoft社に認められた優れた技術者集団 • 会社として:MRPP Gold認定取得 (2020/9時点) • Microsoft Mixed Reality Partner

    Program • 認定パートナーは、日本マイクロソフトおよびマイクロソフト コーポレーションが提供している Microsoft Mixed Reality パートナー プログラムを通してスキルを高め、お客様のニーズに 合わせ確かな開発スキルや知識に基づいて Mixed Reality の最高峰のソリューションを 提供いたします。 https://www.microsoft.com/ja-jp/biz/hololens/partners.aspx • 個人として: Microsoft MVPアワード受賞者8名在籍 (2020/7時点) • Most Valuable Professionals • Microsoft MVP (以下 MVP) はマイクロソフトの製品やテクノロジに関し オンライン、オフラインで顕著な活動をされている個人を表彰する プログラムです。 世界中でおよそ4,000 名、日本では約 250 名の MVP が多くのユーザー とともに活動しています。 https://mvp.microsoft.com/ja-jp/ • 個人として: Microsoft RD 1名在籍 (2020/7時点) • Regional Director • RDプログラムは世界トップのテクノロジービジョナリーを、クロスプラットフォームな技術力、 コミュニティにおけるリーダーシップ、ビジネスアウトプットへのコミットの各方面で評価し、 認定します。RDに認定される人物は、例えば業界イベントのキーノートに登壇したり、 コミュニティーグループや地域メンバーをリードしたり、技術特化型の企業を経営したり、 多国籍企業において最新のブレイクスルーをコンサルティングや導入していたりします。 世界中でおよそ200人、日本では4人のRDが活動しています。 https://rd.microsoft.com/en-us/about Copyright© HoloLab Inc. 2020 All rights reserved 9
  5. ホロラボが提供しているサービス 受託開発 • 独自アプリの利用を目的 • アプリの開発をすべて ホロラボ内で行う 開発支援 • 独自アプリの利用と

    顧客開発者の育成を目的 • 顧客企業の開発者の方と 一緒に開発 • 各種トレーニング パッケージサービス • 既存のパッケージを提供 Copyright© HoloLab Inc. 2020 All rights reserved 12
  6. HoloLensの導入フェーズ Copyright© HoloLab Inc. 2020 All rights reserved 16 Envisioning

    PoC Pilot Deploy Rollout 学ぶ機会 概念実証 社内サービス との連携 実導入 PCのように 自由に使える状態
  7. HoloLensの導入フェーズ • 多様な案件があり、Pilotの案件も増えてきた • 業界や顧客の成長と、自社の成長 Copyright© HoloLab Inc. 2020 All

    rights reserved 17 Envisioning PoC Pilot Deploy Rollout 学ぶ機会 概念実証 社内サービス との連携 実導入 PCのように 自由に使える状態
  8. ホロラボのパッケージサービス 名称 mixpace (ミクスペース) HOLO-COMMUNICATION (ホロコミュニケーション) TechniCapture (テクニキャプチャ) 手放しマニュアル イメージ

    概要 • 3Dデータ活用支援 • 3Dコミュニケーション • 技能継承支援 • 手指、視線、音声の記録 • オフライン動作 • 現場作業支援 • マニュアルのAR化 • オフライン動作 シナリオ • シミュレーション • デザイン&試作 • 販売支援 • データ重畳 • リモート支援 • ガイド&タスクマネジメント • トレーニング • ガイド&タスクマネジメント • トレーニング Copyright© HoloLab Inc. 2020 All rights reserved 18 https://hololab.co.jp/service/
  9. ホロラボのパッケージサービス - mixpace • デジタル化や効率化を支援 Copyright© HoloLab Inc. 2020 All

    rights reserved 19 Web ブラウザ Azure ADで管理された ID・パスワードで ログイン クラウド 3DCAD/BIMデータ変換 変換済3Dデータ管理 mixpaceアプリ HoloLens 2 iPad 3DCAD/BIMデータ アップロード 変換済3Dモデル ダウンロード https://mixpace.jp/
  10. ホロラボのパッケージサービス - mixpace • 安心してご利用いただける申し込みフロー Copyright© HoloLab Inc. 2020 All

    rights reserved 21 お申し込み 3DCAD/BIMデータ 事前検証 正式発注 納 品 ご利用予定の3DCAD/BIM・3DCGデータをmixpaceで安心して ご活用いただくことを目的とし、 サービスご契約前に実際のサービスを利用したデータ変換、 HoloLens 2やiPad実機での事前検証を実施しています
  11. 2020年5月 (MR DevDays 2020) 価値を生み出すまでの時間が早く、投資収益率が実証されている分野 Copyright© HoloLab Inc. 2020 All

    rights reserved 25 トレーニング & シミュレーション ガイド & タスク マネジメント リモート支援 販売支援 データ重畳 デザイン & 試作 「実践から学ぶ」ことで、 新入社員のトレーニング をこれまで以上に迅速に 行うことができます。 シナリオをシミュレーショ ンすることで、従業員が 特定の状況でどのように 対応するかを練習するこ とができます。 これまで以上に早く、正 確にタスクを完了できる ように、ガイド付きの体験 を通して従業員を指導し ます。 従業員が必要なときにい つでもエキスパートにリ モートインできるようにし ます。 MRを使用することで、エ キスパートは従業員と同 じ環境を見て、あたかもそ の場にいるかのように対 話することができます。 CADやBIMファイルをデ ジタルツインに変換し、新 しい製品設計を素早く繰 り返して共同作業を行い ます。 MRを使用して、任意の 設定やカスタマイズを顧 客に披露することで、在 庫を減らし、商談をより早 く完了させることができま す。 必要な時に必要な場所 で、適切なデータをリアル タイムで利用できるように することで、従業員はより 良い、より迅速な、より多 くの情報に基づいた意思 決定を行うことができま す。 https://channel9.msdn.com/Shows/Docs-Mixed-Reality/The-State-of-Mixed-Reality-Where-Companies-are-finding-Success
  12. 2017年5月 目指す世界 Copyright© HoloLab Inc. 2020 All rights reserved 26

    Presentation by Alex Kipman in de:code2017 https://www.youtube.com/watch?time_continue=4&v=JxCUyhjwHW0 多数の異なるUIを持ったコンピューティング環境から それぞれのUIの特徴を活かしたやり方で 協調作業する日が近い将来実現します https://special.nikkeibp.co.jp/atclh/NBO/17/microsoft0419/p2/
  13. 2018年5月 適用分野 Copyright© HoloLab Inc. 2020 All rights reserved 27

    *de:code2018基調講演より https://youtu.be/4Iq9EUlaOB0?t=7333
  14. 2020年5月 価値を生み出すまでの時間が早く、投資収益率が実証されている分野 Copyright© HoloLab Inc. 2020 All rights reserved 28

    トレーニング & シミュレーション ガイド & タスク マネジメント リモート支援 販売支援 データ重畳 デザイン & 試作 「実践から学ぶ」ことで、 新入社員のトレーニング をこれまで以上に迅速に 行うことができます。 シナリオをシミュレーショ ンすることで、従業員が 特定の状況でどのように 対応するかを練習するこ とができます。 これまで以上に早く、正 確にタスクを完了できる ように、ガイド付きの体験 を通して従業員を指導し ます。 従業員が必要なときにい つでもエキスパートにリ モートインできるようにし ます。 MRを使用することで、エ キスパートは従業員と同 じ環境を見て、あたかもそ の場にいるかのように対 話することができます。 CADやBIMファイルをデ ジタルツインに変換し、新 しい製品設計を素早く繰 り返して共同作業を行い ます。 MRを使用して、任意の 設定やカスタマイズを顧 客に披露することで、在 庫を減らし、商談をより早 く完了させることができま す。 必要な時に必要な場所 で、適切なデータをリアル タイムで利用できるように することで、従業員はより 良い、より迅速な、より多 くの情報に基づいた意思 決定を行うことができま す。 https://channel9.msdn.com/Shows/Docs-Mixed-Reality/The-State-of-Mixed-Reality-Where-Companies-are-finding-Success
  15. ホロラボのパッケージサービスとの対応 名称 mixpace (ミクスペース) HOLO-COMMUNICATION (ホロコミュニケーション) TechniCapture (テクニキャプチャ) 手放しマニュアル イメージ

    概要 • 3Dデータ活用支援 • 3Dコミュニケーション • 技能継承支援 • 手指、視線、音声の記録 • オフライン動作 • 現場作業支援 • マニュアルのAR化 • オフライン動作 シナリオ • シミュレーション • デザイン&試作 • 販売支援 • データ重畳 • リモート支援 • ガイド&タスクマネジメント • トレーニング • ガイド&タスクマネジメント • トレーニング Copyright© HoloLab Inc. 2020 All rights reserved 29 https://hololab.co.jp/service/
  16. 新しい技術の調査と適用 いままでの制限を解放できるサービスやツール • Azure Remote Rendering(Preview) • 大容量3DモデルをHoloLensで表示 • Vuforia

    Area Target • 現実空間をマーカーレスで位置合わせ • 5G スマートフォンとの連携 • HoloLens 2を5G端末化 Copyright© HoloLab Inc. 2020 All rights reserved 35 https://blog.hololab.co.jp/entry/2020/09/14/071615 https://blog.hololab.co.jp/entry/2020/05/01/103026
  17. Azure Remote Rendering(Preview) HoloLens単体では大きすぎるポリゴン数のモデルを扱う • ポリゴン数 • HoloLens単体では数十万~数百万ポリゴンくらいまでが限界 • Remote

    Renderingの場合 • 10億ポリゴンまで対応 • 2000万ポリゴン以下はStandard • 2000万ポリゴン以上はPremium • ホロラボにて1億ポリゴンまでは動作を確認 • Sharing(複数人での共有)も可能 • Azure Spatial Anchors + Photon • 注意: HoloLens台数分の費用が発生する Copyright© HoloLab Inc. 2020 All rights reserved 36 https://blog.hololab.co.jp/entry/2020/09/14/071615
  18. mixpaceとAzure Remote Rendering (Preview) Copyright© HoloLab Inc. 2020 All rights

    reserved GLB RVT ダウンロード(手動) Azure Remote Rendering (Preview) Azure Remote Rendering HoloLens 2アプリ アップロード(手動) https://mixpace.jp/blog/20200501/ アップロード(手動) 拡張子 ソフトウェア rvt Revit dxf, dwg AutoCAD(3Dのみ) 3ds,max 3ds Max f3d Fusion 360 CATPart CATIA V4/V5 ifc 建築用中間フォーマット fbx, obj 一般的なCGフォーマット iges/igs, step/stp CAD用中間フォーマット CATPart CATIA V4/V5 jt CAD用汎用フォーマット mixpaceで変換できる3Dデータ 37 mixpace
  19. Vuforia Area Target Copyright© HoloLab Inc. 2020 All rights reserved

    39 https://blog.hololab.co.jp/entry/2020/05/01/103026
  20. HoloLensアプリ開発状況の変化 課題 • HoloLensと業務システムをどうつなぐか • APIなど接続方法はある ? • セキュリティは問題ない ?

    • ネットワークはつながる ? • データ連携はどうする? Copyright© HoloLab Inc. 2020 All rights reserved 43 いままで ・PoC(Proof of Concept: 概念実証)中心 ・HoloLensが中心 これから ・実運用に向けたフェーズ(Pilot, Deploy) ・HoloLensは業務やシステムの一部
  21. 活用の幅が広がる=投資対効果に反映 Copyright© HoloLab Inc. 2020 All rights reserved 47 3Dデータを活用したい

    もっとデータを活用したい Microsoft Teams Microsoft SharePoint コミュニケーション,データ基盤
  22. そもそもDX (デジタル変革)とは何か? • 2004年にスウェーデン・ウメオ大学のエリック・ストル ターマン教授が その概念を提唱した。 • 曰く、「ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより 良い方向に変化させる」。 •

    経済産業省が2018年12月にまとめたDX推進ガイドラインの中では こう定義している。 • 「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデ ジタル技術を活用して、顧客や 社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを 変革するとともに、業務そのも のや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の 優位性を確立すること」。 • 要するに、DXとは事業変革、ビジネスモデル変革、ビジネスプロセス変革である。 49 https://www.mckinsey.com/jp/~/media/McKinsey/Locations/Asia/Japan/Our%20Work/Digital/Accelerating_digital_transformation_under_covid19-an_urgent_message_to_leaders_in_Japan.pdf 「【マッキンゼー緊急提言】 デジタル革命の本質: 日本のリーダーへの メッセージ」 D X レポート https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/digital_transformation/pdf/20180907_02.pdf
  23. HoloLensをシステムに組み込む際の環境 Copyright© HoloLab Inc. 2020 All rights reserved 54 サーバー

    Unityを使ったアプリ • 3Dコンテンツ • サーバーとの連携 ※ Unity: HoloLensアプリ開発に利用する開発環境 HoloLens サーバー Unityを使ったアプリ • 3Dコンテンツ PowerApps • サーバーとの連携 HoloLens 業務部分と支援部分を分けた方がいいんじゃないか という仮説 いままで これから 試行
  24. 例: HoloLensでの作業結果の報告書生成を自動化 1. HoloLensからPower Apps経由で点検結果などを入力 2. Power AppsからPower Automateを起動して入力結果をWordテンプレートに挿入 3.

    生成されたWordファイルをSharePointに保存しTeamsに通知 Copyright© HoloLab Inc. 2020 All rights reserved 55 HoloLensから Power Appsで入力 Power Automateで Wordテンプレートに結果を差し込む SharePointに Word文書を保存 Teamsに 報告書を通知 試行
  25. 例: mixpaceへファイル変換の自動化 1. Teamsへの投稿経由でSharePointにCAD/BIMデータが格納される 2. SharePointへのファイル生成を起点にPower Automateを起動 3. Power Automateからmixpaceでの変換を行う

    4. HoloLensへ Copyright© HoloLab Inc. 2020 All rights reserved 60 DWG RVT Teamsに投稿すると SharePointに保存される SharePointのファイル作成を起点として Power Automateで自動的にmixpaceで変換を行う 一連の流れが自動的に行われるため、 ユーザーはTeamsに投稿するとmixpaceで変換されるように見える 無理のないAR/MR活用 試行
  26. 例: BIM 360連携 • 建設業の場合はBIM 360がデータのハブになるため、BIM360と連携するこ とで日常業務の延長としてAR/MRの利用が可能になる Copyright© HoloLab Inc.

    2020 All rights reserved 62 日常業務の中での Revitデータのパブリッシュ 無理のないAR/MR活用 一連の流れが自動的に行われるため、 ユーザーはBIM 360にパブリッシュするとmixpaceで変換されるように見える