Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
GradleでビルドしてDockerで配布する
Search
Hidetake Iwata
December 19, 2014
Technology
0
760
GradleでビルドしてDockerで配布する
JGGUG大忘年会LT大会と、LondonのG*なカンファレンス行ってきた報告!+合宿の報告もあるよ!
https://jggug.doorkeeper.jp/events/17692
Hidetake Iwata
December 19, 2014
Tweet
Share
More Decks by Hidetake Iwata
See All by Hidetake Iwata
Rewrite Go error handling using AST transformation
int128
1
1.2k
Cluster AutoscalerをTerraformとHelmfileでデプロイしてPrometheusでモニタリングする / Deploy the Cluster Autoscaler with Terraform and Helmfile, Monitor with Prometheus
int128
3
1.6k
認証の仕組みとclient-go credential plugin / authentication and client-go credential plugin
int128
7
7.2k
CLIでOAuth/OIDCを快適に利用する
int128
0
740
AppEngine × Spring Boot × Kotlin
int128
0
86
いつものJIRA設定
int128
1
160
Swaggerのテンプレートを魔改造した話 / Customize Swagger Templates
int128
1
4.7k
本番環境のリリースを自動化した話
int128
0
700
Swagger × Spring Cloud
int128
0
82
Other Decks in Technology
See All in Technology
新機能VPCリソースエンドポイント機能検証から得られた考察
duelist2020jp
0
210
Jetpack Composeで始めるServer Cache State
ogaclejapan
2
160
祝!Iceberg祭開幕!re:Invent 2024データレイク関連アップデート10分総ざらい
kniino
2
230
ゼロから創る横断SREチーム 挑戦と進化の軌跡
rvirus0817
2
260
LINE Developersプロダクト(LIFF/LINE Login)におけるフロントエンド開発
lycorptech_jp
PRO
0
120
AIのコンプラは何故しんどい?
shujisado
1
190
Amazon VPC Lattice 最新アップデート紹介 - PrivateLink も似たようなアップデートあったけど違いとは
bigmuramura
0
190
LINEスキマニにおけるフロントエンド開発
lycorptech_jp
PRO
0
330
1等無人航空機操縦士一発試験 合格までの道のり ドローンミートアップ@大阪 2024/12/18
excdinc
0
150
NW-JAWS #14 re:Invent 2024(予選落ち含)で 発表された推しアップデートについて
nagisa53
0
250
KnowledgeBaseDocuments APIでベクトルインデックス管理を自動化する
iidaxs
1
250
どちらを使う?GitHub or Azure DevOps Ver. 24H2
kkamegawa
0
610
Featured
See All Featured
Building an army of robots
kneath
302
44k
Automating Front-end Workflow
addyosmani
1366
200k
We Have a Design System, Now What?
morganepeng
51
7.3k
A Modern Web Designer's Workflow
chriscoyier
693
190k
[RailsConf 2023] Rails as a piece of cake
palkan
53
5k
Creating an realtime collaboration tool: Agile Flush - .NET Oxford
marcduiker
26
1.9k
Adopting Sorbet at Scale
ufuk
73
9.1k
Art, The Web, and Tiny UX
lynnandtonic
298
20k
Thoughts on Productivity
jonyablonski
67
4.4k
Keith and Marios Guide to Fast Websites
keithpitt
410
22k
How to Think Like a Performance Engineer
csswizardry
22
1.2k
The Web Performance Landscape in 2024 [PerfNow 2024]
tammyeverts
2
290
Transcript
Gradleでビルドして Dockerで配布する JGGUG LT 2014.12.19 @int128
@int128 https://github.com/int128
Gradle SSH Pluginの作者です https://gradle-ssh-plugin.github.io
アプリケーションの 提供と利用 について考える
リリース手順.xls この端末のEclipseで ビルドしたJARを 設定ファイルと一緒に ZIPで固めて ポータルサイトに アップしておいてね
使い方.txt ポータルサイトから ZIPをダウンロードして 適当な場所に解凍して java -jar hoge.jar を実行してください
つらい
提供しやすく利用しやすい アプリケーションの特徴 提供しやすいアプリケーションとは • 誰でも同じ方法でビルドできる • 環境に依存しない 利用しやすいアプリケーションとは • 簡単に入手できる
• 導入の手間がかからない • 誰でも同じ方法で実行できる
提供しやすく利用しやすい アプリケーションの特長 提供しやすいことのメリット • ニーズに合わせて早く提供できる • 計画や開発にリソースを集中できる (リアルJenkinsおじさん不要) 利用しやすいことのメリット •
ユーザに好印象を与える • 多くのユーザを獲得できる • 導入が面倒なアプリは損をしている
JVMベースの アプリケーション (Groovy, Scala, Java等) 固有の課題
JVMベースのアプリケーションの課題 提供側がつらいこと • コマンドラインツールを配布できるエコシステム がない(RubyGemsとかnpmとか) • シェルスクリプトやバッチの同梱が面倒 利用側がつらいこと • JVMのインストールが面倒
• JVMのデフォルト引数がいけてないので ヒープメモリの指定がほぼ必須
アプリケーションの提供と利用の形態 Webサービス ➔ 提供側はアプリをインフラにデプロイ ➔ 利用側はサービスにアクセス コマンドラインツールやWebアプリ ➔ 提供側はアプリをWeb上に公開 ➔
利用側はダウンロードして利用
アプリケーションの提供と利用に GradleやDockerを使う Webサービス ➔ 提供側はアプリをGradleでビルド ➔ 提供側はアプリをDockerでデプロイ ➔ 利用側はサービスにアクセス コマンドラインツールやWebアプリ
➔ 提供側はアプリをGradleでビルド ➔ 提供側はアプリをDocker Hubに公開 ➔ 利用側はDocker Hubから取得
Gradleでビルドして Dockerで配布する
Gradleのメリット 誰でも同じ方法でアプリケーションを ビルドできる • インストール不要でJVMがあれば動く (Gradle wrapper) • ./gradlew build
を叩くだけでアプリを ビルドできる • 必要なライブラリは自動的に取得
Dockerのメリット 誰でも同じ方法でアプリケーション一式を ビルド、配布、実行できる • docker build を叩くだけで イメージをビルドできる • docker
run を叩くだけで コンテナを実行できる • Docker HubやPrivate Registryで イメージを配布できる
Gradle + Docker のメリット 提供側のメリット • 誰でも同じ方法で アプリケーション一式をビルドできる • 統一的な基盤で、
アプリケーション一式を配布できる 利用側のメリット • 誰でも同じ方法で アプリケーションを実行できる
GradleでビルドしてDockerで配布 1. Gradleでアプリケーションをビルド 2. Dockerイメージを配布 3. ユーザはDockerコンテナを実行 Docker イメージ Docker
コンテナ アプリ OS/JVM アプリ OS/JVM 依存JARs ソースコード 設定ファイル 1. ビルド 2. 配布 3. 実行
Gradle Application Plugin アプリケーションの実行に必要なファイル群を生成 してくれるプラグイン • プロダクト本体 • 実行時の依存ライブラリ •
JVMを起動するシェルスクリプト • JVMを起動するバッチファイル ※Gradleに標準で含まれるプラグイン
plugins { id 'groovy' id 'application' } mainClassName = 'org.example.Main'
applicationDefaultJvmArgs = ['-Xmx512m'] アプリケーションを配置する ./gradlew installApp アプリケーションをZIPアーカイブに固める ./gradlew distZip Gradle Application Plugin の使い方 build.gradle
• build/install/groovy-ssh/bin ◦ groovy-ssh ◦ groovy-ssh.bat • build/install/groovy-ssh/lib ◦ groovy-all-2.3.6.jar
◦ groovy-ssh-SNAPSHOT.jar ◦ jna-3.4.0.jar ◦ jsch-0.1.51.jar ◦ ... ◦ platform-3.4.0.jar ◦ slf4j-api-1.7.7.jar Gradle Application Plugin の使用例 シェルスクリプト バッチファイル プロダクト本体 依存ライブラリ
Dockerイメージのビルド時に Gradleを実行する Javaイメージの上でGradleを実行して ビルド済みのアプリケーション一式を載せる Dockerイメージの構成例 ubuntu dockerfiles/java myapp Oracle JDK
7 ビルド済みの アプリケーション一式 OSの最小セット
Dockerイメージのビルド時に Gradleを実行する例 from dockerfile/java:oracle-java7 volume /usr/src/groovy-ssh copy . /usr/src/groovy-ssh run
cd /usr/src/groovy-ssh && \ ./gradlew -g .gradle installApp && \ cp -a build/install/groovy-ssh / workdir /groovy-ssh/bin entrypoint ["./groovy-ssh"] Dockerfile
Dockerを使うと Gradle SSH Pluginが 不要になる... oh...
まとめ JVMベースのアプリケーションを GradleでビルドしてDockerで配布する これにより、 • 提供側は誰でも同じ方法で アプリケーションをビルドできる • Docker Hubで簡単に配布できる
• 利用側は誰でも同じ方法で アプリケーションを実行できる