Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
dependabotを導入して失敗した話
Search
K1mu21
March 18, 2025
Technology
0
120
dependabotを導入して失敗した話
めぐろLT#25の資料
K1mu21
March 18, 2025
Tweet
Share
More Decks by K1mu21
See All by K1mu21
Rust勉強会1回目の資料
k1mu21
0
51
ギャレトレ勉強会
k1mu21
0
42
リプレイスでやったこと
k1mu21
1
59
Cloudflareいいぞ
k1mu21
1
110
静的解析ツールを導入した話
k1mu21
1
210
WebGLを触ってみよう
k1mu21
1
49
GoのAirを使ってみた話
k1mu21
0
120
学生から社会人1年目を通して
k1mu21
2
230
データベースで沼った話
k1mu21
0
64
Other Decks in Technology
See All in Technology
SwiftUIのGeometryReaderとScrollViewを基礎から応用まで学び直す:設計と活用事例
fumiyasac0921
0
150
【新卒研修資料】LLM・生成AI研修 / Large Language Model・Generative AI
brainpadpr
25
17k
Large Vision Language Modelを用いた 文書画像データ化作業自動化の検証、運用 / shibuya_AI
sansan_randd
0
110
生成AIとM5Stack / M5 Japan Tour 2025 Autumn 東京
you
PRO
0
230
Azure Well-Architected Framework入門
tomokusaba
1
320
BtoBプロダクト開発の深層
16bitidol
0
370
AI Agentと MCP Serverで実現する iOSアプリの 自動テスト作成の効率化
spiderplus_cb
0
510
20201008_ファインディ_品質意識を育てる役目は人かAIか___2_.pdf
findy_eventslides
1
510
How to achieve interoperable digital identity across Asian countries
fujie
0
120
SoccerNet GSRの紹介と技術応用:選手視点映像を提供するサッカー作戦盤ツール
mixi_engineers
PRO
1
190
Where will it converge?
ibknadedeji
0
190
LLM時代にデータエンジニアの役割はどう変わるか?
ikkimiyazaki
4
860
Featured
See All Featured
Context Engineering - Making Every Token Count
addyosmani
5
200
Stop Working from a Prison Cell
hatefulcrawdad
271
21k
The MySQL Ecosystem @ GitHub 2015
samlambert
251
13k
A better future with KSS
kneath
239
17k
The Art of Delivering Value - GDevCon NA Keynote
reverentgeek
15
1.7k
Designing Dashboards & Data Visualisations in Web Apps
destraynor
231
53k
Product Roadmaps are Hard
iamctodd
PRO
54
11k
Visualization
eitanlees
148
16k
Rails Girls Zürich Keynote
gr2m
95
14k
Understanding Cognitive Biases in Performance Measurement
bluesmoon
29
2.6k
Code Review Best Practice
trishagee
72
19k
StorybookのUI Testing Handbookを読んだ
zakiyama
31
6.2k
Transcript
dependaBotを入れて 失敗した話
Who? • 木村宗吾(K1mu21) ◦ 株式会社ラクーンホールディングス技術戦略部 • バックエンド(+フロントエンド+CI/CD…) ◦ 業務ではJava,PHP ◦
趣味ではGo • 趣味 ◦ ライブ ◦ サウナ • X ◦ @detunote
皆さんライブラリの更新ってどうやってます? 3分で考えた結果、あるなら以下かなーと思っています • dependabotで更新を検知 • 更新があったら手動で頑張る • CVEがでたらそれだけ対応 • 放置...
ウチはどうだったか 正直言うと最後の状態でした • 入れたら放置されてるという状況でかなりよくない状況でした ◦ 原因の一端に、入れた方が最後まで面倒を見る運用方法なのもあると思っている ▪ チーム移動などするとじゃあ面倒を誰が見るのか ▪ ライブラリ更新を検知する仕組みがないので更新の有無を知れない
• SREの方も問題視していた
ライブラリ更新の仕組みを考えた 何があれば楽に更新できるかなと考えた結果、取り合えずDependabotを導入してみ ました • dependabotを使えば自動でライブラリの更新を検知できる • 自動でPRを作ってくれるのでMergeボタンポチで終わり ◦ 誰でもアップデートができるシステムにしたい •
みんな使ってるから信頼できる
よかった点 • ライブラリ更新が自動で検知できるようになった点 • Mergeボタン押すだけでライブラリの更新ができるようになった点 • 導入や、設定がめちゃくちゃ簡単だった点
失敗だった点 gitlabで動くdependabotはGroupsキーが使えないので、1ライブラリに1PR作成されま す • biome.jsonなどの更新ができない! ◦ 毎回ブランチ更新するのだるい • しばらく放置するとPRが大量生産される •
↑大コンフリクト祭りの始まり(次ページ) ◦ 頭おかしなる • Slackに大量のPR作成通知が送信! ◦ うるさい
祭りの詳細
流石にこれは誰もアップデート作業したくないよなぁ... • と導入した自分が実際に感じてました • 上司が通知がうるさくてslack通知が来ないようにしてしまいました • 同期にアップデート作業をお願いして祭りの被害者になってもらった所、終わった 時にはいい顔はされませんでした 多分上司と同期は心の中で自分のことを殴っててもおかしくなさそう ユルシテ...
今は 今はRenovateというツールに乗り換えてアップデートの仕組みを見直し中です 問題点だったPRが分かれている点や、biome.jsonなどのファイルも自動更新してくれ るようになったので大分やりやすくなったはず... 実際に一つのリポジトリのバージョンをjava21とかにしましたが、結構好印象 強いて言うならセキュリティ問題が発生した時にそれ用のPRを作ってくれないのが Dependabotより微妙な点
ついでに(時間あれば) EOLわかるような仕組みってRenovateにない?って上司にいわれてなさそうだったの で自前でスクリプト書いて作りました (ちゃんとしたの導入するとなると金かかりそうだったので...) 自動でソレっぽいのをIssueにあげるようにしたので何もないよりいいはず...
簡単に gitlab https://libraries.io/ このライブラリの 情報ほちい これが最新版の情報や! 最新版の更新1年以上ない じゃん! Issue作ったし確認しろよ!
まとめ ライブラリの検知などができるようになったのでdependabot入れてよかった 導入する前にツールに関してもうちょっと調べるべきだった 作業を楽にするために自動化することで、色々な人がその作業できるようになると言う メリットが一番大きいなと感じました GitHub使いてえ