Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
リプレイスでやったこと
Search
K1mu21
November 15, 2024
Technology
1
58
リプレイスでやったこと
めぐろLT#21
K1mu21
November 15, 2024
Tweet
Share
More Decks by K1mu21
See All by K1mu21
dependabotを導入して失敗した話
k1mu21
0
110
Rust勉強会1回目の資料
k1mu21
0
47
ギャレトレ勉強会
k1mu21
0
39
Cloudflareいいぞ
k1mu21
1
110
静的解析ツールを導入した話
k1mu21
1
200
WebGLを触ってみよう
k1mu21
1
48
GoのAirを使ってみた話
k1mu21
0
110
学生から社会人1年目を通して
k1mu21
2
230
データベースで沼った話
k1mu21
0
63
Other Decks in Technology
See All in Technology
AWS Well-Architected から考えるオブザーバビリティの勘所 / Considering the Essentials of Observability from AWS Well-Architected
sms_tech
1
860
20250718_ITSurf_“Bet AI”を支える文化とコストマネジメント
helosshi
1
210
自分がLinc’wellで提供しているプロダクトを理解するためにやったこと
murabayashi
1
160
スプリントレビューを効果的にするために
miholovesq
9
1.6k
ゼロから始めるSREの事業貢献 - 生成AI時代のSRE成長戦略と実践 / Starting SRE from Day One
shinyorke
PRO
0
240
Microsoft Defender XDRで疲弊しないためのインシデント対応
sophiakunii
3
400
AI時代にも変わらぬ価値を発揮したい: インフラ・クラウドを切り口にユーザー価値と非機能要件に向き合ってエンジニアとしての地力を培う
netmarkjp
0
220
東京海上日動におけるセキュアな開発プロセスの取り組み
miyabit
0
150
OTel 公式ドキュメント翻訳 PJ から始めるコミュニティ活動/Community activities starting with the OTel official document translation project
msksgm
0
260
With Devin -AIの自律とメンバーの自立
kotanin0
2
110
Amazon CloudWatchのメトリクスインターバルについて / Metrics interval matters
ymotongpoo
3
220
Microsoft Fabric ガバナンス設計の一歩目を考える
ryomaru0825
1
260
Featured
See All Featured
How STYLIGHT went responsive
nonsquared
100
5.6k
The Cult of Friendly URLs
andyhume
79
6.5k
Faster Mobile Websites
deanohume
308
31k
Learning to Love Humans: Emotional Interface Design
aarron
273
40k
jQuery: Nuts, Bolts and Bling
dougneiner
63
7.8k
ReactJS: Keep Simple. Everything can be a component!
pedronauck
667
120k
Art, The Web, and Tiny UX
lynnandtonic
301
21k
Measuring & Analyzing Core Web Vitals
bluesmoon
7
530
We Have a Design System, Now What?
morganepeng
53
7.7k
Rails Girls Zürich Keynote
gr2m
95
14k
Scaling GitHub
holman
461
140k
Side Projects
sachag
455
43k
Transcript
リプレイスでやったこと めぐろLT#21
• 木村宗吾(K1mu21) ◦ 社会人2年目です!(高校からプログラミングしてました ) • 株式会社ラクーンホールディングス技術戦略部 • バックエンド(+フロントエンド+CI/CD…) ◦
業務ではJava,PHP ◦ 趣味ではGo • 趣味 ◦ ライブ ▪ ボカロのライブ行きました ◦ サウナ ▪ 錦糸町の黄金湯が最高です 😆 ◦ etc … • X ◦ @detunote
やったこと 2024年2月から8月まで弊社公式サイトのリニューアルプロジェクトを行った (関係ないがほぼ全く同じ期間で他のクソでかPJにも参加していた)
やったこと 1. Cloudflareでホスティングするようにした 2. CloudflarePagesFunctionのLogをCloudWatchに飛ばすようにした 3. パッケージ管理ツール(Renovate,Dependabot)を入れた 4. biomeの静的解析結果をCodeQuarityに出るようにした(githubではcode inspection?)
5. WordPressの記事,画像データをmicroCMSに移行した
Cloudflareでホスティングするようにした 元々社内サーバー内でTomcatを使ってホスティングをしていた 本来はデザインだけの改修予定だったが、↑の部分も回収しようという事になった 色々AWS、GCPなども考えたが、選んだのはCloudflare 無料枠が大きい、値段が安い、機能が要件的に十分だったことが決め手
CloudflarePagesFunctionのLogをCloudWatchに飛ばすようにした • CloudflarePagesFunctionはAWSでいうLambdaみたいなもの ◦ CloudflarePagesFunctionを使ってYoutubeAPIを叩いていたが、ログの保管ができない ◦ Cloudflare WorkersだとLogPushの機能を使ってS3とかNew Relicにログを送れるけど... •
監査的にログがないと起こられるので、以下のライブラリを使ってCloudWatchに送 信する仕組みにしてログの保管ができるようにしました https://github.com/aws/aws-sdk-js-v3/tree/main/clients/client-cloudwatch-log s • Cloudflareの話は別のLTで話してるので興味があったら見てみて下さい https://speakerdeck.com/k1mu21/cloudflareiizo
パッケージ管理ツールを導入 • ライブラリのアップデートを自動で管理してほしかったのでDependaBotを導入しまし た ◦ CIで回してるので人の手があまり入らないようになってます ◦ GitLabだとgroupsキーが使えなくてかなり微妙でした • MergeRequest(PR)をGitLabでもまとめることができるRenovateに入れ替えました
◦ 入れ替えるにあたった詳細は Zennで書いています ◦ https://zenn.dev/aeon_mall/articles/a62a1cf8652f01 ◦ https://zenn.dev/aeon_mall/articles/1704bebe048ef0
biomeの静的解析結果をGitLab CodeQuarityに出るようにした • biomeにはreporterという機能があり、これを使うと解析結果をJsonやxmlなどの形式 で出力することができます ◦ gitlabを指定すると静的解析結果を CodeQuarity形式で出力することができるようになります • これをArtifactとして持たせることで、MR上にCodeQuarityで表示することができる
ようにしました
WordPressの記事,画像データをmicroCMSに移行した • この作業が一番大変だった • WordPressをmicroCMSに移行することになったので過去データを移行する必要が 出てきた ◦ microCMS公式が出してるやり方だとアイキャッチ画像のみを引っ張ってくることができなかった ▪ アイキャッチが本文内にあり、
idなどでアイキャッチ画像の指定がされておらず特定が不可能 • https://blog.microcms.io/wordpress-to-microcms-tutorial-preparation • 新しくRestAPIのプラグインを入れることで情報は全て取得できたので解決 アイキャッチは記事の概要の上に来る画像のこと
メディア画像の取得 ・WPは/yyyy/mm/画像名の形式で保存されてるので月が変われば同じ画像名が使え る ・curl -oでファイルをダウンロードしていたが、↑の考慮をせずに画像名だけでダウンロー ドしてしまいファイルが上書きされてしまった ・解決した後にダウンロードファイル数が2ファイル足りなくて色々調査したが、全く同じ /yyyy/mm/画像名で形式で保存されていたのでまた上書きされていた
メディア画像のアップロード • マネジメントAPIを使ってアップロードを行いますが、ドキュメントがあるのでそこまで 難しくはないです • 1秒間に10ファイルしか送れないので1000ファイル以上アップロードしたのでかなり 時間が取られます • たまに500、429エラーが発生するのでリトライ処理をしないとかなり面倒くさいとい う罠があります
記事の取得 新しく入れたWPのプラグインを使うことで、APIを叩くことで必要な記事情報を取ってこ れるようになったので特に難しいことはないよ Advanced Custom Fieldsは許さん
記事のアップロード • microCMSにアップロードする際は勝手にmicroCMSの形式に変換して保存される のでWPの内容を変換する必要があった ◦ WP独自の形式で表示されてる部分もありキレてた https://microCMS形式/assets/一度きりの乱数/毎回生成される乱数/ファイル名 ファイル名x240-320.png→ファイル名png=240&w=320
まとめ • 新しいものにリプレイするのマジで大変 ◦ それぞれ基本的に互換性がないのでそれに合わせた設計とかを考えないといけない • 一から作り直すとマジで力がつく ◦ インフラ側とかの知識がすごいついた ◦
できなかったら代用できる方法がないかと気づける機会が増える • WordPressほんまカス ◦ microCMSに移行できるツールを OSS化したいなと思ってます ◦ カスコードなのでリファクタ必須