Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
地図講座
Search
MapQuest Solutions LLC
July 09, 2018
Technology
1
51
地図講座
MapQuest Solutions LLC
July 09, 2018
Tweet
Share
More Decks by MapQuest Solutions LLC
See All by MapQuest Solutions LLC
Ineternational Opendata Day 2018 Omiya Mapping
mqsol
0
78
FOSS4G Tokai 2018 Lightning Talk
mqsol
0
53
立正大学 公開講座
mqsol
0
140
東京都防犯アイデアソン 発表資料
mqsol
1
230
Other Decks in Technology
See All in Technology
Node-RED × MCP 勉強会 vol.1
1ftseabass
PRO
0
180
GitHub Copilot の概要
tomokusaba
1
150
asken AI勉強会(Android)
tadashi_sato
0
150
Delegating the chores of authenticating users to Keycloak
ahus1
0
130
解析の定理証明実践@Lean 4
dec9ue
1
210
Github Copilot エージェントモードで試してみた
ochtum
0
140
Tech-Verse 2025 Keynote
lycorptech_jp
PRO
0
1.4k
低レイヤを知りたいPHPerのためのCコンパイラ作成入門 完全版 / Building a C Compiler for PHPers Who Want to Dive into Low-Level Programming - Expanded
tomzoh
4
3.4k
SmartNewsにおける 1000+ノード規模 K8s基盤 でのコスト最適化 – Spot・Gravitonの大規模導入への挑戦
vsanna2
0
100
生成AI時代 文字コードを学ぶ意義を見出せるか?
hrsued
1
750
より良いプロダクトの開発を目指して - 情報を中心としたプロダクト開発 #phpcon #phpcon2025
bengo4com
1
3.2k
Amazon Bedrockで実現する 新たな学習体験
kzkmaeda
2
690
Featured
See All Featured
Cheating the UX When There Is Nothing More to Optimize - PixelPioneers
stephaniewalter
281
13k
A better future with KSS
kneath
239
17k
Typedesign – Prime Four
hannesfritz
42
2.7k
Learning to Love Humans: Emotional Interface Design
aarron
273
40k
Imperfection Machines: The Place of Print at Facebook
scottboms
267
13k
The Art of Delivering Value - GDevCon NA Keynote
reverentgeek
15
1.5k
Helping Users Find Their Own Way: Creating Modern Search Experiences
danielanewman
29
2.7k
Testing 201, or: Great Expectations
jmmastey
42
7.6k
JavaScript: Past, Present, and Future - NDC Porto 2020
reverentgeek
48
5.4k
Producing Creativity
orderedlist
PRO
346
40k
The Myth of the Modular Monolith - Day 2 Keynote - Rails World 2024
eileencodes
26
2.9k
Why Our Code Smells
bkeepers
PRO
337
57k
Transcript
© MapQuest Solutions LLC 2018 All right reserved. 地図の話と 動物園データの分析
2018年7月9日 MapQuest Solutions LLC 古田 武士 相模女子大学講座
地図ってなんだ 地球上のある部分(全体)を目的をもって平面データや立 体データ(3D)にしたもの。 球面の地球をあるお約束で平面に加工してる。 地球は丸いのでそのままでは表現できないので、制約があ る。(距離、方角、面積を同時に正確には表現できない)
スマホやパソコンでみる地図は、地球メルカトル図法を 使っています。 2
Web地図の特徴 思い切って地球を正方形にしてしまう(北極と南極はいら ない子) ズームサイズで地図を4分の1づつ分割していく メルカトル図法なので、面積は南北の端に行くほど不正確 3
地図データの話 地図は、基本的には公共測量したデータが基準になって、地図 会社それぞれで調査した情報を重ね合わせて表現 そのため、コンピュータ用の地図は非常に高価 そこで、誰でも簡単に使えるちずデータが必要になった Google
Map Gooleが全世界で地図データを購入してルールに基づき合成して公開 地理院地図 国土地理院が紙地図で提供してるデータや基本測量で収取したデータを公 開 Openstreet Map(OSM) 全世界で無料でつかえる白地図サイト。自由に書き込みができるので どこまでも書き込むことが可能。地図のもとになるデータも自由に流用 可能 4
地理院地図 国土地理院が無償で提供してる地図サイト 地図データだけでなく、災害時の衛星・ドローンデータも 公開 3Dプリンターで出力可能な地形データのダウンロードも できる。
機能が充実しており、いろいろな分析を行うことができる。 5
地理院地図 https://maps.gsi.go.jp/ 6
Openstreet Map(OSM) 全世界規模で無料で自由に使える地図を目指してSteve Coastは2004年にOpenStreetMapを設立。 別名地図のWikipedia。ルールを守れば誰でも書き込み可能。 もともとは白地図なので、書き込めば書き込むほど他の地 図より詳細な地図を作ることができる。
基本的には、衛星写真をなぞったり、現地調査した内容を 基に記載。一部既存の地図データを取り込んだいりしてる。 記載してる地図データを取り出して他の地図データに流用 可能。(駐車場やAED設置場所など) 7
ディズニーランドのOSMとGoogleMapの比較 http://tools.geofabrik.de/mc/#17/35.6313/139.8787&num=2&mt0=mapnik&mt1=google-map 8
コンピューターで地図を扱うこと コンピューターで地図を扱うことをGISといいます。 Geographical Infomation Systemの略です。日本語に訳す と地理情報システムになります。 地図を見るだけでなく、地図を作ったり分析したりできま
す。 商用のものだけでもなく、無料でつかえるいろいろなシス テムがあります。 カーナビやGoogle Mapや地理院地図もGISの一部です。 9
無料つかえるGIS GISソフトは昔から商用のものが一般的でした 特にデスクトップでつかうソフトは高価でしたので無料の アプリケーションを使いたいニーズがありました。 そこで、FOSS4G(Free Oepn Source
Sorft for Geo)とよば れるソフト群があります。国内ではOSGeo財団が運営して ます。 パソコンでインストールするタイプのGISソフトは、QGIS というものをつかって分析などをします。 10
QGISを使って分析してみよう 11
動物園データ 今回利用したデータは以下の通り GPSロガーデータ(GARMIN) 5秒毎に緯度経度を記録 写真撮影データ 写真のGPSは使わず、GPSデータと写真の時 刻を付け合わせて位置を特定 12
写真の緯度経度をGPSから振り直し スマホのGPSデータの精度は必ずしも正しいとは限らないの で、GPSロガーの時間ごとの緯度経度と写真の時刻で付け合 せをして写真の緯度経度を振り直し。CSVファイルに出力 参考URL https://qiita.com/ishiijunpei/items/b3abf6555f1ad1632fd9 2018/06/22 10:01:25, 139.5269385,35.49343318 :
EXIF TOOL 13
公園のレイアウト 14
GISソフトで写真を撮ったところを表示 15
50m区画に切って写真の枚数を集計 16
一番写真を撮っているところ 17
GPSデータを使ってどこを通ったのか 18
わかりにくいのでヒートマップにしてみた 10mで区切って重なっているところが色で合わられる。重なりが多ければ多いほど赤くなる 重ならないところは色が塗られない。 19
GPSのポイント数を算出 20
GPSポイントとヒートマップの重ね合わせ 21
一番長居をしたところ 22
写真撮影ポイントとGPSの比較 23
公園のレイアウトで確認しよう 24