Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
Claude Code並行開発環境の ムダ‧ムラ‧ムリを見直した話
Search
Muranaka
July 27, 2026
Technology
550
2
Share
Embed
Copy iframe code
Copy JS code
Copy link
Start on current slide
Claude Code並行開発環境の ムダ‧ムラ‧ムリを見直した話
AI駆動開発【大阪支部 #13】with フェンリル
Muranaka
July 27, 2026
Other Decks in Technology
See All in Technology
Driving AI Adoption Using In-House GPUs to Serve Qwen
po3rin
2
460
Sony-DroidKaigi2026
sony
1
320
GoにおけるFFIのこれまでとこれから
goccy
1
230
Bet AI Day 2026丨Production-Ready AI Agents — エンタープライズの実務を任せるための設計と運用
layerx
PRO
3
2.5k
スクラムで身についていた動き方を、XPで捉え直してみた
codmoninc
PRO
1
260
Bet AI Day 2026丨How We Bet AI: AIとともに働く場をつくる
layerx
PRO
2
2.7k
DGX Sparkを2台使って いろいろ動かす話
sonoda_mj
1
140
ペアプロの価値はコードを書くことだけじゃない
codmoninc
PRO
0
130
プロダクト思考 × 基盤思考を AIで実現する Compound Engineering
tkc66buzz
1
280
AI時代のAPI品質を支えるガードレール / API Guardrails for API quality in the AI era
yokawasa
1
150
データエンジニアの困りごとをDevinと一緒に解消する
10xinc
2
840
2026/09/10 Spring_Bootから_Jakarta_EE_MicroProfileへの移行
megascus
0
160
Featured
See All Featured
We Are The Robots
honzajavorek
0
340
[RailsConf 2023] Rails as a piece of cake
palkan
59
7k
Product Roadmaps are Hard
iamctodd
55
13k
Learning to Love Humans: Emotional Interface Design
aarron
275
41k
Game over? The fight for quality and originality in the time of robots
wayneb77
1
270
The Spectacular Lies of Maps
axbom
PRO
1
980
Bootstrapping a Software Product
garrettdimon
PRO
306
120k
Stop Working from a Prison Cell
hatefulcrawdad
274
21k
Technical Leadership for Architectural Decision Making
baasie
3
560
No one is an island. Learnings from fostering a developers community.
thoeni
21
3.8k
Agile that works and the tools we love
rasmusluckow
331
22k
Git: the NoSQL Database
bkeepers
PRO
432
67k
Transcript
Claude Code並行開発環境の ムダ‧ムラ‧ムリを見直した話 人間がボトルネックにならない開発を目指して muranaka (@wage790) 2026年7月27日
自己紹介 muranaka (@wage790) 株式会社Gemcook • バックエンド・クラウドインフラエンジニア • AWS / Cloudflareをメインに開発・発信しています
• 好きなAWSサービスはSQSです • 特技は誰とでも地元トークができること
Claude Code並行開発で 疲れていませんか?
AIエージェントの並列開発時代は忙しい 指示を出し、別の エージェントを動か し、回答が来たらレ ビューをして… 並列で走らせるほ ど、大量の変更ファ イルを読んで判断す る回数が増える… 常にAIを動かして
いないと落ち着か ない…俺はAI中毒 者さ
ムダ・ムラ・ムリの観点で日々の業務を見直す トヨタ生産方式を原点とする古典的な業務改善フレームワーク • ムダ: 価値を生まない作業、単純な繰り返し作業 • ムラ: 質や量のばらつき • ムリ:
能力を超えた負荷
ムダをなくす
ムダは意外と見つかる skill / hook / subagent を活用していても、手動で補う部分は多いはず • 同じ作業を毎回一から依頼している •
命名規則やコードスタイルを毎回指摘している • 出力形式を毎回指定している • 完了条件を毎回書いている • 承認に毎回答えている
なぜムダが発生しているのか? skill / hook / subagent の使い分け基準が曖昧なまま、必要になるたびに その場の思いつきでClaude Codeに作らせていたため その結果…
• 1つのskillに手順を詰め込みすぎる • skillで十分な仕事をsubagentに渡してしまう • 追加漏れが発生しやすい
対策: skill/hook/subagent の役割分担を磨く • Claude Code Docsを読み込みながら自分の言葉で整理した • skill ◦
• 自分の型化。自分でもできる作業だが、より効率的に進めたい場合。 hook ◦ 禁止コマンドの設定。特定の操作を強制させる場合。 (例: サブエージェントに委譲する際は特定のフォーマットに合った完了条件を指定すること) • subagent ◦ メインのコンテキストウィンドウを汚したくない場合。並列作業したい場合。速さは求めない。
hookは奥が深いぞ 更新/削除コマンドを禁止するだけ(=守り)だともったいない。subagentの 挙動を制御し品質を上げる、攻めの司令塔のような使い方もできる Claude Codeのループが回らないのは、プロンプトではなく完了条件の問題だった https://zenn.dev/gemcook/articles/467b1233efe811
ムラをなくす
レビューと修正を繰り返している 原因はモデルの性能ではなく、プロンプトを渡す仕組みが安定していないこと • 認識がずれたまま実装が終わる • CLAUDE.mdやskillの内容が古い • skillを雑に修正したことでかえって精度が劣化
対策①: /grill-meを各skillに組み込む 実装前にAIにインタビューさせ、認識を揃えてから着手する grill-me — mattpocock/skills https://www.skills.sh/mattpocock/skills/grill-me
対策②: ボーイスカウトルール タスクのついでに、CLAUDE.mdやskillを少しだけ改善して終わる ボーイスカウトルールでメモリやスキルを改善しよう https://speakerdeck.com/azukiazusa1/boisukautorurudememoriyasukiruwogai-shan-siyou
対策③: skillをskillでレビューし、劣化を防ぐ 静的チェック(Pythonスクリプト) とLLMレビュー(サブエージェント)を通す Claude Codeのskillをskillでレビューする ― 静的チェック ×LLMレビュー ×git
hooksの3層ゲート https://zenn.dev/aldagram_tech/articles/c407ae672c9c0e
ムリをなくす
画面の往復で集中力が切れ、目も疲れる • 指示はターミナル、差分の確認はエディタを開き直す手間 • 並列で走らせると、入力待ちのセッションを探し回ることになる • 作業に戻ったとき、どこまで確認したか思い出せない
対策:全てをターミナルに集約する • Ghostty: Zig製のターミナル • herdr: Rust製のターミナルワークスペース管理 • hunk: TypeScript製の差分ビューア
• Neovim: C & Lua製のテキストエディタ
None
まとめと感想
まとめ • • • ムダ ◦ skill / hook /
subagent の役割を明確化 ◦ どの情報をどこにどう配置するかが大事 ムラ ◦ 実装前にAIからインタビューさせる ◦ skillを改善し続ける仕組みで品質安定 ムリ ◦ ターミナル1枚に集約し、画面遷移のコストをなくした
感想 今回話したのはあくまで道具(手段)のお話。AIをはじめ各ツールの機能は日々進 化するが、目的を見失わないようにしたい • ムダ・ムラ・ムリをなくし、細く長く、安定したパフォーマンスで働き続ける • AIに任せられる仕事は任せ、自分にしかできない仕事に集中する
ご清聴ありがとうございました