2023年3月4日に開催される、日本プライマリ・ケア連合学会福岡県支部セミナー「ここまでできる!オンライン診療と在宅医療」のシンポジウムにおいてお話しする内容です。 オンライン診療と在宅医療、医師が行うプログラミング、認知症フレンドリーテックについてお話しします。
在宅医療におけるテクノロジーの活用について内田 直樹
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【略歴】2003年3⽉ 琉球⼤学医学部医学科 卒業2003年4⽉ 福岡⼤学医学部精神医学教室 ⼊局2010年4⽉ 福岡⼤学医学部精神医学教室 助教2010年10⽉ 福岡⼤学医学部精神医学教室 講師2015年4⽉ 医療法⼈すずらん会たろうクリニック 院⻑【役職・資格】NPO地域共⽣を⽀える医療・介護・市⺠全国ネットワーク(常任理事)みんなの認知症情報学会(理事) ⽇本在宅医療連合学会(評議員)福岡市在宅医療医会(理事) 福岡県⾼齢者グループホーム協議会(理事)認知症の⼈と家族の会福岡県⽀部(顧問) ⽇本⽼年精神医学会(評議員、専⾨医・指導医)⽇本精神神経学会(専⾨医・指導医) 認知症未来共創ハブ(サポーター)認知症サポート医 精神保健指定医 医学博⼠【出版物】内⽥ 直樹 編著、平原佐⽃司 監修 認知症の⼈に寄り添う在宅医療 クリエイツかもがわ
• 福岡市およびその近郊で約1100名に訪問診療• 対象患者の多くは認知症高齢者で、介護保険を利用している• 常勤医6名のうち5名は精神科医で、うち3名は老年精神医学会専門医• 法人の社是は「変化と成長」で、あたらしい取り組みを積極的に行っている
本日のお話• オンライン診療について• プログラミングについて• 認知症フレンドリーテックについて
福岡市「かかりつけ医」機能強化事業の概要l 福岡市が推進する「福岡100」プロジェクトの⼀事業l ICTを活⽤し「かかりつけ医」機能の強化を図ることを⽬的l 2017年4⽉より市内医療機関の協⼒のもと、段階的なオンライン診療の導⼊と有⽤性の検証を実施.WG運営委員(事務局)オブザーバーシステム協力
オンライン診療の特徴• 離れた場所にいて診察を行う• 直に接することなく診察を行う• オンラインでつなぐ機器が必要
離れた場所にいて診察を行う• 外来の場合患者は病院まで移動する必要がない患者は待ち時間も家で過ごすことができる診察時に家の様子を知ることができる• 在宅の場合医師が移動しなくてよい
直に接することなく診察を行う• 視覚と聴覚の情報に限られる• 感染リスクがない
オンラインでつなぐ機器が必要• デバイス(スマートフォン、パソコン、その他)が必要• インターネット環境が必要
在宅医療におけるオンライン診療の使い分け• 在宅診療の選択肢は、訪問診療、電話再診、臨時往診• 訪問診療かオンライン診療かの比較• 電話再診かオンライン診療かの比較• 臨時往診かオンライン診療かの比較
訪問診療かオンライン診療か• 状態が安定した患者であれば、ある程度はオンライン診療に代替可能。• しかし、診療報酬の問題が大きい。• 新型コロナウイルス感染拡大下においては訪問診療をオンライン診療に置き換える選択肢がありうる。
電話再診かオンライン診療か• 聴覚だけの情報か、視覚情報が加わるか• 患者・支援者にとっての安心感の違い
臨時往診かオンライン診療か• 視覚・聴覚か、さらに嗅覚・触覚も加わるか• すぐに医師が臨時往診に行けないときに、とりあえずのオンライン診療という選択肢• オンライン診療で難しいと判断すれば、往診に切り替えるか救急搬送かを検討する
スポーツ観戦の例え聴覚のみ 聴覚と視覚 五感全てラジオ テレビ 試合会場
スポーツ観戦の例え聴覚のみ 聴覚と視覚 五感全て電話診療 オンライン診療 対面診療スポーツの種類(疾患)によって向き不向きがある
認知症とオンライン診療• 認知症患者の多くは通院困難である• このため通院に付添人が必要となることが多いが、付添人にも通院の負担が生じる• このため、オンライン診療が有効である• 電話よりもオンライン診療だと理解しやすく、安心感も大きい• 自宅での困りごとを思い出しやすい• 病識が低下していても受け入れやすい
認知症と在宅医療• 認知症患者の多くは通院困難である• このため通院に付添人が必要となることが多いが、付添人にも通院の負担が生じる• このため、在宅医療が有効である• 電話よりも在宅医療だと理解しやすく、安心感も大きい• 自宅での困りごとを思い出しやすい• 病識が低下していても受け入れやすい
10月2日 Node.jsでWebAPI利用10月9日 LINE Bot作成10月16日 Obnizを使ってIoT10月30日 Web&AI・機械学習実装系のアウトプット
11月7日 ハッカソン11月13日 iPaaS11月27日 Web API&AR/VR実装系のアウトプット
企画系のアウトプット
在宅医療とプログラミングをテーマにしたWebコラム執筆
読売新聞朝刊に掲載
目標235%達成!!
歳をとると認知症になる5歳刻みで認知症の有病率は倍になる
今後、認知症の人は増え人口は減る「日本における認知症の高齢者人口の将来推計に関する研究」平成26年度厚生労働科学研究費補助金研究特別事業より
つまり、認知症の人が多数派の社会となる
これまでは、認知症対処社会徘徊するからGPSをつける車の運転は危険だから免許をとりあげるなったら大変だから予防する認知症の人を課題を抱えた人と捉え、課題にどう対処するか考えるでも、それでは成り立たない
求められているのは認知症フレンドリーシティ2018年2月、福岡市は認知症フレンドリーシティとなることを宣言
オレンジ⼈材バンク
さらに、福岡市はエンジニアフレンドリーシティでもある!
認知症フレンドリー✖テクノロジー認知症フレンドリーテック‼
認知症フレンドリーテックこれまでの活動第一回アイデアソン LGDQ連動アプリ開発ハンズオン第一回ハッカソン
第一回ハッカソン作品受賞多数!!
注目度も高い
2023年5月27日土曜午後には福岡プレ大会開催予定!!
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