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Cloud Nativeの重要性と OracleのCloud Native戦略

Cloud Nativeの重要性と OracleのCloud Native戦略

2024/4/17に開催されたOracle Cloud World Tour Tokyoのシアターセッションで実施した「Cloud Nativeの重要性とOracleのCloud Native戦略」と言うセッション資料になります。

oracle4engineer

June 10, 2024
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Transcript

  1. Cloud Nativeの重要性と OracleのCloud Native戦略 仁井⽥ 拓也 ⽇本オラクル株式会社 クラウド事業統括 クラウド・エンジニアリング統括 COE本部

    ソリューション・アーキテクト部 シニアソリューションアーキテクト Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates 1
  2. The following is intended to outline our general product direction.

    It is intended for information purposes only, and may not be incorporated into any contract. It is not a commitment to deliver any material, code, or functionality, and should not be relied upon in making purchasing decisions. The development, release, timing, and pricing of any features or functionality described for Oracle’s products may change and remains at the sole discretion of Oracle Corporation. Safe harbor statement The materials in this presentation pertain to Oracle Health, Oracle, Oracle Cerner, and Cerner Enviza which are all wholly owned subsidiaries of Oracle Corporation. Nothing in this presentation should be taken as indicating that any decisions regarding the integration of any EMEA Cerner and/or Enviza entities have been made where an integration has not already occurred. Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates 2
  3. なぜ、 “Cloud Native“か︖ Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates

    4 Cloud Native Computing Foundation(CNCF)について • The Linux Foundation傘下のプロジェクトの1つで、コンテナ技術の推進と、その進化を取り巻く テクノロジー業界の⾜並みを揃えるために2015年に創設された財団 • ⼤⼿クラウド事業者、ミドルウェア企業、ハードウェア製造企業、オープンソース・ソフトウェア企業、 ⾃動⾞、スポーツウェアメーカなどの製造業、ヘルスケア企業、⼤学、その他⾮営利団体などが加 ⼊、Oracleは2017年からプラチナ会員
  4. Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates 5 クラウドネイティブ技術は、パブリッククラウド、プライベートクラウド、ハイブリッドクラウドなどの近代的でダイナミックな環境にお いて、スケーラブルなアプリケーションを構築および実⾏するための能⼒を組織にもたらします。

    このアプローチの代表例に、コンテ ナ、サービスメッシュ、マイクロサービス、イミューダブルインフラストラクチャ、および宣⾔型APIがあります。 これらの⼿法により、回復性、管理⼒、および可観測性のある疎結合システムが実現します。 これらを堅牢な⾃動化と組み合わせ ることで、エンジニアはインパクトのある変更を最⼩限の労⼒で頻繁かつ予測どおりに⾏うことができます。 Cloud Native Computing Foundationは、オープンソースでベンダー中⽴プロジェクトのエコシステムを育成・維持して、このパラダ イムの採⽤を促進したいと考えてます。 私たちは最先端のパターンを⺠主化し、これらのイノベーションを誰もが利⽤できるようにしま す。 Cloud Native Computing Foundation(CNCF) Cloud Native Definition v1.0 | https://github.com/cncf/toc/blob/master/DEFINITION.md Cloud Native Computing Foundation(CNCF)における“Cloud Native”の定義 拡張性・柔軟性に優れた”多様な環境”において、アプリケーションを 最⼩限の労⼒で構築および実⾏(=なるべく”⾃動化”)できるようにすること なぜ、 “Cloud Native“か︖
  5. なぜ、“⾃動化“か︖ Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates 7 ⼈的関与を極⼒減らし⽣産性向上

    ⼈にしかできないことに時間やコストを傾ける ビジネス価値をエンドユーザに提供する ⼈的関与を極⼒減らしてビジネス価値の向上を狙うマインドセット “Cloud Native”の一つの解釈
  6. OSSの乱⽴・DIYの限界 • セットアップに⾼度なノウハウが必 要 • スキルを持った⼈員の不⾜ • パフォーマンス、セキュリティ、拡 張性、信頼性の確保が困難 ツール不⾜による追加コスト

    • 不⾜するツールは独⾃に導⼊ • 管理が複雑化し維持コスト が増加 ベンダーロックイン • クローズドなAPIやサービス • 可搬性のないソリューション でロックイン オープンソースと⾃動化における課題 Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates 8
  7. マネージドサービス • マネージドなサービスをエン タープライズグレードでご提供 (DIY不要) 開発から運⽤まで網羅 • ランタイムから運⽤管理まで必 要なサービスを全てご提供 コミュニティ主導

    • オープンソースベースの サービスを提供 課題に対するOracleのアプローチ Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates 9 Managed Inclusive Open • インフラ構築や運⽤の⾃動化によるコストの削減 • 開発⽣産性の向上とアプリケーションへの注⼒ • ベンダーロックイン防⽌ • 可搬性
  8. Oracleが提供するCloud Native Services(Managed) Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates

    11 インフラや運⽤のコストを削減 (=インフラや運⽤の⾃動化) 開発者がアプリに注⼒可能
  9. Oracleが提供するCloud Native Services(Inclusive) Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates

    12 1. コンテナを意識したJavaをはじめとするアプリケーションフレームワー ク群 2. 開発⾃動化を⽬的とする継続的インテグレーション/デリバリやイ ンフラ環境構築を⾃動化するサービス群 3. コンテナアプリケーション実⾏環境と運⽤を⾃動化(オーケストレー ション)するサービス群 4. Oracle Databaseをはじめとしたデータベースとその運⽤を⾃動 化するサービス群 5. 従来のシステム監視はもちろん、コンテナアプリケーションが出⼒す る膨⼤なデータの可視化、メッセージングを⾏うサービスとその運 ⽤を⾃動化するサービス群
  10. オープンソースベースのプロダクト 多様な環境に移⾏可能 プライベート/ハイブリッド/エッジ 環境もサポート Oracleが提供するCloud Native Services(Open) Copyright © 2024,

    Oracle and/or its affiliates 13 OS: Oracle Cloud Native Environment (OCNE) H/W : Oracle Private Cloud Appliance Hybrid/Edge: Dedicated Region/Roving Edge OKE OCIR
  11. まとめ Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates 14 •

    “多様な環境“において、アプリケーション実⾏をなるべく“⾃動化“ • ⾃動化によりエンドユーザへの価値提供に注⼒ • 多様な環境をサポートするオープンソースエコシステム Cloud Nativeの重要性 • Managedかつライフサイクルを包括的に(Inclusive)提供するサービス群によるイ ンフラ構築や運⽤の“⾃動化“ • オープンソースベース(Open)のサービス提供とパブリッククラウドからエッジまでをサ ポートする“多様な環境“の提供 OracleのCloud Native戦略