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建築設備解説資料【機械設備編】 ⑦空気調和設備

 建築設備解説資料【機械設備編】 ⑦空気調和設備

建築機械設備の解説資料です。
こちらの資料では空気調和設備の概要や、設計手順について解説しています。

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  1. 株 式 会 社 パ ラ ダ イ ム 機

    械 設 備 第 7 章 空 気 調 和 設 備
  2. 0 1 空 気 調 和 設 備 I N

    D E X 2 ) 空 調 方 式 1 ) 空 気 調 和 設 備 と は 4 ) 空 気 調 和 設 備 に お け る 換 気 設 備 3 ) 基 本 計 画 設 計 5 ) 熱 負 荷 計 算 6 ) 空 調 ゾ ー ニ ン グ 第 章 空気調和設備 7 2
  3. 0 1 空 気 調 和 設 備 I N

    D E X 2 ) 空 調 方 式 1 ) 空 気 調 和 設 備 と は 4 ) 空 気 調 和 設 備 に お け る 換 気 設 備 3 ) 基 本 計 画 設 計 5 ) 熱 負 荷 計 算 6 ) 空 調 ゾ ー ニ ン グ 3 第 章 空気調和設備 7
  4. 建物内の温度、湿度、空気の清浄度、気流など室内環境を調整する為の設備 0 1 空 気 調 和 設 備 と

    は 中央熱源方式では空調と同時に換気も行われているため、換気設備も含まれる場合がある。 「空気調和設備」 湿度 調整 空気の清浄度 温度 気流 「冷暖房設備」 調整 温度 湿度 空気の清浄度 気流 4 第 章 空気調和設備 7
  5. 建物内の温度、湿度、空気の清浄度、気流など室内環境を調整する為の設備 0 1 空 気 調 和 設 備 と

    は 中央熱源方式では空調と同時に換気も行われているため、換気設備も含まれる場合がある。 「空気調和設備」 湿度 調整 空気の清浄度 温度 気流 「冷暖房設備」 調整 温度 湿度 空気の清浄度 気流 5 第 章 空気調和設備 7
  6. 建物内の温度、湿度、空気の清浄度、気流など室内環境を調整する為の設備 0 1 空 気 調 和 設 備 と

    は 中央熱源方式では空調と同時に換気も行われているため、換気設備も含まれる場合がある。 「空気調和設備」 湿度 調整 空気の清浄度 温度 気流 6 第 章 空気調和設備 7 「冷暖房設備」 調整 温度 湿度 気流 空気の清浄度
  7. 0 1 空 気 調 和 設 備 I N

    D E X 2 ) 空 調 方 式 1 ) 空 気 調 和 設 備 と は 4 ) 空 気 調 和 設 備 に お け る 換 気 設 備 3 ) 基 本 計 画 設 計 5 ) 熱 負 荷 計 算 6 ) 空 調 ゾ ー ニ ン グ 7 第 章 空気調和設備 7
  8. 0 2 空 調 方 式 「個別分散空調方式」 「中央熱源方式」 ・ほとんどの中小ビルが採用 ・空冷ヒートポンプパッケージ+加湿器の方式

    ・部屋ごと、エリアごとに冷暖房の選択、温度 湿度の調節ができる ・冷凍機、ボイラー、冷温水発生機など大型の 冷温熱源を建物の各所に設置 ・冷水温水を空気調和機やファンコイル、外気 処理空気調和機に送る ・大規模ビルや温度差目標値の許容範囲が狭い 病院、工場、研究所等に採用される 8 第 章 空気調和設備 7
  9. 0 1 空 気 調 和 設 備 I N

    D E X 2 ) 空 調 方 式 1 ) 空 気 調 和 設 備 と は 4 ) 空 気 調 和 設 備 に お け る 換 気 設 備 3 ) 基 本 計 画 設 計 5 ) 熱 負 荷 計 算 6 ) 空 調 ゾ ー ニ ン グ 9 第 章 空気調和設備 7
  10. 0 3 基 本 計 画 設 計 ①建築意匠設計との関わり 建築プランによって空調設備に必要なエネルギー量が左右される。したがって、計画段階から省エ

    ネルギー手法としての建物開口部方位、建物コアの配置、日射遮蔽方法、断熱効果、太陽エネル ギーの利用、自然採光、自然換気、屋上緑化等を検討することは建物全体のライフサイクルコスト を決定付けるため、意匠設計者との協議が重要である。 建物の建設場所、用途、規模、各階プラン等の与条件をいい、建築意匠、構造、電気など他分野の 設計と協調し、計画を進める。 10 第 章 空気調和設備 7
  11. 0 3 基 本 計 画 設 計 ③電気設計との関わり 空調エネルギー源として多用されるのは、電気、ガス、石油、太陽熱が考えられるが、

    空調方式で述べた個別分散方式、中央熱源方式共に電気熱源の採用が多い。 そのため、電気の設計の計画に与える影響が大きく、概略の電気容量を協議する必要がある。 ②構造設計との関わり 空調システムの選択により、建物に要求するスペース、付帯構造物(煙突、ドライエリア、 給排気筒、蓄熱ピット等)、重量機械による荷重など大きく建物構造に影響を与えるため、 空調システムの計画は、多種類の方法を比較検討する事が重要。 11 第 章 空気調和設備 7
  12. 0 1 空 気 調 和 設 備 I N

    D E X 2 ) 空 調 方 式 1 ) 空 気 調 和 設 備 と は 4 ) 空 気 調 和 設 備 に お け る 換 気 設 備 3 ) 基 本 計 画 設 計 5 ) 熱 負 荷 計 算 6 ) 空 調 ゾ ー ニ ン グ 12 第 章 空気調和設備 7
  13. 0 4 空 気 調 和 設 備 に お

    け る 換 気 設 備 ①換気の目的 居室の酸素供給として、屋外の新鮮な外気を室内に取り入れ、室内で発生した熱、臭気、粉塵 等を屋外に排出すること。 ②外気処理 屋外の新鮮な外気を室内にそのまま導入すると、その温湿度環境も取り込む事となり、室内設 定の温湿度条件と差のある空気を導入する事となる。この外気の温湿度条件を室内の温湿度条 件に合わせ、更に外気から運び込まれる粉塵を取り込まないようにする事をいう。 ③空調設備との融合 換気、空調を行う部屋、エリアに対する換気設備は空調設備と一体的に捉え、外気と室内の温 湿度条件の差を、熱負荷(後に説明)として空調設備の能力に含める。 13 第 章 空気調和設備 7
  14. 0 1 空 気 調 和 設 備 I N

    D E X 2 ) 空 調 方 式 1 ) 空 気 調 和 設 備 と は 4 ) 空 気 調 和 設 備 に お け る 換 気 設 備 3 ) 基 本 計 画 設 計 5 ) 熱 負 荷 計 算 6 ) 空 調 ゾ ー ニ ン グ 14 第 章 空気調和設備 7
  15. 0 5 熱 負 荷 計 算 空気調和に必要な機器の能力は、熱負荷計算により求められる。計算内容として室内負荷、 外気負荷、構造体負荷、機器・熱源負荷がある。 15

    第 章 空気調和設備 7 照明負荷 ガラス面負荷 (日射+通過熱) 通過熱負荷 構造体 (床・壁・天井) 熱負荷 人体負荷 日射負荷 ①室内負荷 人体負荷、照明負荷、機器発熱負荷、隙間風負荷(冷房計算に使用) ②外気負荷 外気負荷(冷暖房計算に使用) ③構造体負荷 構造体負荷 (冷暖房計算に使用) 、 ガラス面日射負荷(冷房計算に使用) ④機器・熱源負荷 ①~③を合算し、空調機器の能力を決定する際に 機器の経年による劣化やダクト・配管からの 熱損失補正係数として見込む。
  16. 0 1 空 気 調 和 設 備 I N

    D E X 2 ) 空 調 方 式 1 ) 空 気 調 和 設 備 と は 4 ) 空 気 調 和 設 備 に お け る 換 気 設 備 3 ) 基 本 計 画 設 計 5 ) 熱 負 荷 計 算 6 ) 空 調 ゾ ー ニ ン グ 16 第 章 空気調和設備 7
  17. 0 6 空 調 ゾ ー ニ ン グ インテリアゾーンとペリメーターゾーン

    部屋の開口部(窓面)からの奥行が大きい場合、窓面エリアをペリメーターゾーン、窓面から離 れた奥の部分をインテリアゾーンと呼ぶ。ペリメーターゾーンは、日射の影響が大きいため、 方位毎に分割する。 北側ペリメーターゾーン 東側ペリメーターゾーン 南側ペリメーターゾーン 西側ペリメーターゾーン インテリアゾーン インテリアゾーン トイレ E V 18 第 章 空気調和設備 7