Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

建築設備解説資料【機械設備編】 ②給水設備

 建築設備解説資料【機械設備編】 ②給水設備

建築機械設備の解説資料です。
こちらの資料では給水設備の概要、給水方式について解説しています。

More Decks by 株式会社パラダイム

Other Decks in Education

Transcript

  1. 株 式 会 社 パ ラ ダ イ ム 機

    械 設 備 第 2 章 給 水 設 備
  2. 0 1 給 水 設 備 に つ い て

    2 ) 法 規 と 水 道 法 3 ) 水 源 か ら 需 要 家 ま で の 流 れ 0 2 給 水 方 式 I N D E X 0 3 給 水 設 備 の 基 本 原 則 ( 需 要 家 側 ) 1 ) 給 水 設 備 と は 2 ) 増 圧 直 結 給 水 方 式 3 ) 受 水 槽 + 給 水 加 圧 ポ ン プ 方 式 1 ) 本 管 直 結 方 式 4 ) 受 水 槽 + 揚 水 ポ ン プ + 高 架 水 槽 方 式 2 第2章 給水設備
  3. 0 1 給 水 設 備 に つ い て

    2 ) 法 規 と 水 道 法 3 ) 水 源 か ら 需 要 家 ま で の 流 れ 0 2 給 水 方 式 I N D E X 0 3 給 水 設 備 の 基 本 原 則 ( 需 要 家 側 ) 1 ) 給 水 設 備 と は 2 ) 増 圧 直 結 給 水 方 式 3 ) 受 水 槽 + 給 水 加 圧 ポ ン プ 方 式 1 ) 本 管 直 結 方 式 4 ) 受 水 槽 + 揚 水 ポ ン プ + 高 架 水 槽 方 式 3 第2章 給水設備
  4. 1 ) 給 水 設 備 と は 人間が生活する上で最も重要な飲料水を供給する設備の総称 文明が進むにつれて必要不可欠となった

    消火用水・洗浄用水・冷却用水 を供給する設備も給水設備にあたる 4 第2章 給水設備
  5. 2 ) 法 規 と 水 道 法 水道法上の水道とは、 「導管及びその他の工作物により、水を人の引用に

    適する水として供給する施設の総体」 水道事務局は水道法の認可を受け、水道により水を供給 する事業を経営する者(公共事業がほとんどを占める) 5 第2章 給水設備
  6. 3 ) 水 源 か ら 需 要 家 ま

    で の 流 れ 水道事業者の範囲(水道) 設備設計の範囲 6 第2章 給水設備 P 地下水 浄化設備 送水ポンプ 配水池 需要家 川・池 導管(配水管・本管) P 給水
  7. 0 1 給 水 設 備 に つ い て

    2 ) 法 規 と 水 道 法 3 ) 水 源 か ら 需 要 家 ま で の 流 れ 0 2 給 水 方 式 I N D E X 0 3 給 水 設 備 の 基 本 原 則 ( 需 要 家 側 ) 1 ) 給 水 設 備 と は 2 ) 増 圧 直 結 給 水 方 式 3 ) 受 水 槽 + 給 水 加 圧 ポ ン プ 方 式 1 ) 本 管 直 結 方 式 4 ) 受 水 槽 + 揚 水 ポ ン プ + 高 架 水 槽 方 式 7 第2章 給水設備
  8. 水栓 道路・歩道 敷地内 1 ) 本 管 直 結 方

    式 水道本管の圧力で需要家内衛生器具に給水する方式 水道メーター(契約用) 配水管(水道本管) M 2階 1階 8 第2章 給水設備
  9. M 道路・歩道 敷地内 増圧給水ポンプ 2 ) 増 圧 直 結

    給 水 方 式 水道本管圧力+増圧直結給水ポンプの圧力で需要家内衛生器具に給水する方式 水道メーター(契約用) 配水管(水道本管) 2階 1階 3階 4階 9 第2章 給水設備
  10. 3 ) 受 水 槽 + 給 水 加 圧

    ポ ン プ 方 式 水道本管の圧力で受水槽に一旦貯水し、需要家へ給水加圧ポンプで給水する方式 貯水をすることで一時的な水道の断水でも給水可能となる 直結、増圧方式に比べて衛生管理上は不利とされる 道路・歩道 敷地内 給水加圧ポンプ 受水槽 水道メーター(契約用) 配水管(水道本管) M 2階 1階 3階 4階 10 第2章 給水設備
  11. 3の受水槽に貯水した水を屋上に設置した高架水槽に揚水、再び貯水し、重力による圧力で 階下の衛生器具に接続する 大規模な建物に採用される 4 ) 受 水 槽 + 揚

    水 ポ ン プ + 高 架 水 槽 方 式 水道メーター(契約用) 配水管(本管) 道路・歩道 敷地内 揚水ポンプ 受水槽 M 高架水槽 11 第2章 給水設備
  12. 0 1 給 水 設 備 に つ い て

    2 ) 法 規 と 水 道 法 3 ) 水 源 か ら 需 要 家 ま で の 流 れ 0 2 給 水 方 式 I N D E X 0 3 給 水 設 備 の 基 本 原 則 ( 需 要 家 側 ) 1 ) 給 水 設 備 と は 2 ) 増 圧 直 結 給 水 方 式 3 ) 受 水 槽 + 給 水 加 圧 ポ ン プ 方 式 1 ) 本 管 直 結 方 式 4 ) 受 水 槽 + 揚 水 ポ ン プ + 高 架 水 槽 方 式 12 第2章 給水設備
  13. 給 水 設 備 の 基 本 原 則 (

    需 要 家 側 ) それぞれの機器、器具、配管等において必要な機能を十分発揮できるよう 設計、施工、将来にわたる維持管理を行わなければならない 関連する法規、規格、基準に準拠し、その趣旨を理解しなければならない 13 第2章 給水設備 設備全体において衛生的でなければならない
  14. 給 水 設 備 の 基 本 原 則 (

    需 要 家 側 ) 設計についての具体例  給水・給湯は、ほかの系統(飲料用ではないもの)と接続して はならない  給水・給湯は、逆流や逆サイホンによる汚染を防止しなければ ならない  水の圧力による耐圧、水の加熱による膨張圧力に対応したシス テム、材料を選定しなければならない  配管内流速によるウォーターハンマー(急な水栓等の閉止に伴 う異常な振動)を起こさないよう、バランス(対コストパ フォーマンス)の良い配管設計を行うこと  使用する衛生器具の動作上最適な圧力となるよう、ポンプ能力、 配管サイズを選定する  使用する機器、器具、配管は、将来にわたって腐食の起きにく い材料、工法を選択する 14 第2章 給水設備