Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
人間関係に活かす認知行動療法(REBT)第8講
Search
PPi, LLC
July 04, 2019
Business
0
430
人間関係に活かす認知行動療法(REBT)第8講
全8講からなるアルバート・エリスの認知行動療法、REBTの研修の最終講。特に人間関係への対応に主眼を置いている。
PPi, LLC
July 04, 2019
Tweet
Share
More Decks by PPi, LLC
See All by PPi, LLC
AI時代を生き抜くためのコーチとしての戦略を考えよう!
ppillc
1
7
ブリーフセラピーにおける生成AI活用の可能性と課題
ppillc
0
63
認知行動療法(REBT)事例検討―REBTぼっと♪の実践
ppillc
0
44
児発&放デイで働く心理職のためのセルフケアに活かす認知行動療法
ppillc
0
120
キャリコンに活かすCBT(1)行動
ppillc
0
170
キャリコンに活かすCBT(2)認知
ppillc
0
160
キャリコンに活かすCBT(3)マインドフルネス
ppillc
0
200
キャリコン向けブリーフセラピー研修(基礎編)6「リフレーミング」
ppillc
0
270
デモとキーワードから学ぶブリーフコーチング入門
ppillc
0
280
Other Decks in Business
See All in Business
株式会社BALLAS 会社案内
ballas_inc
0
20k
DMM.com アルファ室採用案内資料
dmmcom2025
0
420
タケウチグループRecruit
takeuchigroup
0
6.9k
20250701_UPDATER_companysummary
updater_pr
0
81k
エレコム株式会社 中途採用説明資料
elecom_hr
0
130
セーフィー株式会社(Safie Inc.) 会社紹介資料
safie_recruit
6
350k
Introduction of Elastic Infra Inc.
elasticinfra
0
710
HashPort Company Deck
hashport
0
15k
Coporation
couxucorp
0
320
CC採用候補者向けピッチ資料
crosscommunication
2
52k
Recruitment Deck_Growth Strategy_202506
sixtypercent
0
430
ちゅらデータ会社紹介
churadata
0
970
Featured
See All Featured
Large-scale JavaScript Application Architecture
addyosmani
512
110k
Art, The Web, and Tiny UX
lynnandtonic
299
21k
jQuery: Nuts, Bolts and Bling
dougneiner
63
7.8k
Chrome DevTools: State of the Union 2024 - Debugging React & Beyond
addyosmani
7
740
Learning to Love Humans: Emotional Interface Design
aarron
273
40k
Performance Is Good for Brains [We Love Speed 2024]
tammyeverts
10
950
Being A Developer After 40
akosma
90
590k
Optimizing for Happiness
mojombo
379
70k
How to train your dragon (web standard)
notwaldorf
95
6.1k
Building Applications with DynamoDB
mza
95
6.5k
4 Signs Your Business is Dying
shpigford
184
22k
Build The Right Thing And Hit Your Dates
maggiecrowley
36
2.8k
Transcript
合同会社実践サイコロジー研究所 木内敬太
[email protected]
人間関係に活かすREBT 第8講 学びの振り返りと 今後に向けて
2 前回の振り返り 良好なコミュニケーションのための7つのルールとは、相手を ありのままに受け入れる、感謝を繰り返し伝える、誠実なコミュ ニケーション、立場や意見の違いを認め合う、相手の目標を応援 する、相手の間違える権利を認める、かなわない願望(要求)を 目標(願望)に変える。「空気読んでこちらを気にかけるべき。 一方的に話し続けるなんてクズ!」「厳しくするべき。甘やかす なんて耐えられない」「怒られることは絶対に避けなければなら ない。叱責には耐えられない」「常に100%安全でなければなら
ない。リスクの可能性には耐えられない」などのイラショナルな 信念がそれぞれのコミュニケーションを難しくすることがある。 コミュニケーションの良循環とは、理解ー同意ー声明の循環。
3 前回の振り返り 良好なコミュニケーションのための7つのルールとは、相手を ありのままに受け入れる、感謝を繰り返し伝える、誠実なコミュ ニケーション、立場や意見の違いを認め合う、相手の目標を応援 する、相手の間違える権利を認める、かなわない願望(要求)を 目標(願望)に変える。「空気読んでこちらを気にかけるべき。 一方的に話し続けるなんてクズ!」「厳しくするべき。甘やかす なんて耐えられない」「怒られることは絶対に避けなければなら ない。叱責には耐えられない」「常に100%安全でなければなら
ない。リスクの可能性には耐えられない」などのイラショナルな 信念がそれぞれのコミュニケーションを難しくすることがある。 コミュニケーションの良循環とは、理解ー同意ー声明の循環。
4 講座の構成 講数 内容 第1講 ソーシャルスキルと認知行動療法 第2講 人間関係の振り返りとABCモデル 第3講 ABC分析とイラショナルな信念
第4講 ラショナルな信念 第5講 ラショナルな信念への確信を強める(1) 第6講 ラショナルな信念への確信を強める(2) 第7講 良好な人間関係の7つのルール 第8講 学びの振り返りと今後に向けて
内容 01 02 03 04 ソーシャルスキルの測定 イラショナルな信念の測定 学びの振り返り ディスカッション
6 ソーシャルスキル(SS)の自己評価 自己統制 表現力 読解力 自己主張 他者受容 関係調整 合計点: ÷4=
/6 合計点: ÷4= /6 合計点: ÷4= /6 合計点: ÷4= /6 合計点: ÷4= /6 合計点: ÷4= /6 (3.80) (3.32) (3.97) (3.15) (4.34) (3.99) ※()内は藤本・大坊(2007)で報告された大学生233名の平均値 藤本学・大坊郁夫. (2007). コミュニケーション・スキルに関する諸因子の階層構造への統合の試み. パーソナリティ研究, 15(3), 347-361.
7 イラショナルな信念(IB)の自己評価 達成動機 依存傾向 倫理的 厳しさ 回避傾向 低い欲求 不満耐性 合計点:
÷4= /4 合計点: ÷4= /4 合計点: ÷4= /4 合計点: ÷4= /4 合計点: ÷4= /4 (1.41) (1.9) (2.48) (1.37) (2.59) ※()内は森ら(1994)で報告された大学生546名の平均値 森・長谷川・石隈・嶋田・坂野(1994)不合理な信念尺度短縮版JIBT-20の開発の試み. ヒューマンサイエンスリサーチ, 3, 43-58.
8 振り返り:SSとIBの変化について ソーシャルスキルとイラショナルな信念の変化は?
これまでの復習
10 イラショナルな信念の構造 絶対的要求 ~でなければならない、~であってはならない ネガティブな評価 ・【自己(他者)卑下】私は(あの人は)ダメ人間 ・【破局化】最悪(この世の終わり)だ! ・【欲求不満】耐えられない!
11 ラショナルな信念の構造 現実的な願望 ~であって欲しいが、そうならないこともある。 中立的な評価 ・自己(他者)受容:人の価値は評価できない。 欠点のある人間。それでOK。 ・人生の受容:色々あるけど、最悪ではない。 ・欲求不満耐性:辛いけど耐えられる。 死ぬわけじゃない
12 ラショナル/イラショナルの対応表 イラショナル ラショナル ~でなければならない ~でない私(◦◦)は ダメ人間だ ~でないなんて最悪だ ~でないなんて 耐えられない
~であった方がいいが、 現実的には~でないこともある。 ~でないのは、私(◦◦)が欠点のある 人間ということ。それでOK。 人の価値は評価できない。 ~でないのは嫌だけど、最悪とは言えない ~でないのは辛いけど、耐えられる。 死ぬわけではない。
13 7つのルールをチェック! 相手をありのままに受け入れる 感謝を繰り返し伝える 誠実なコミュニケーション 立場や意見の違いを認め合う
相手の目標を応援する 相手の間違える権利を認める かなわない要求を願望に変える
14 振り返り:授業を通した変化 授業を通して自分の考え方や行動に生じた変化は?
15 振り返り:今後に向けて 今後に向けて人間関係について取り組んでいきたいことは?
16 ディスカッション 講座を通した学びと今後に向けての取り組み について共有する