4 1. FRBを中心とした先進各国中銀の政策転換議論が聞かれる。 2. FRBが政策の引き締め過ぎを懸念。 3. 米国銀行決算完了。表面的には純利益自体は2桁減益という形で 着地ですが、総じて想定以上の決算。 1. 金利のピークアウトを模索する動き。金利上昇ペースの鈍化。ただ し先進各国の中銀の動向に注目。 2. インフレと景気減速についてコンセンサス醸成まではFRBのハト 期待(株高・金利低下)⇔タカ懸念(株安・金利上昇)のシーソーゲー ム。 3. 10月の資本性証券は信用スプレッド拡大がやや単価下落方向に 寄与。株式のベアマーケットラリーとともに、年末にかけて底堅い 動きを想定。引き続きボラティリティは高く、スプレッドは将来的 な景気後退を織り込む段には、拡大基調(単価下落)が続く見通し。 1. 銘柄によるが、10月はCoCo債全般に単価堅調。また、ドル円も 3円程度上昇したため、今月はポジティブな結果。ポートフォリオ の中核資産としてポジションを維持し、中長期目線でキャッシュフ ローをしっかりと受取るスタンスは維持。ポート内のドル、円のバ ランスに配慮。 2. 景気減速に伴って単価下落時は、資本性証券新規、追加購入の好 機。収益力があり、資本の厚い銀行(発行体)を選択し、CoCosは しばらく不安定な値動きが続く想定のため、ディフェンシブに複 数回にタイミングを分けてエントリしたい。シニア、劣後債を優先 的に取り組む。 3. ベース金利のカーブ形状から、3-5年ゾーン中短期の欧米金融 IG債に投資妙味。米銀なら5%台後半~6%、欧州銀ならば6% 後半~7%を目線としてエントリしたい。 4. 短期セクターは流動性のある新発銘柄を利用して購入(最終利回 り重視)、長期セクター(10年近辺)は途中売却も視野に入れ、直 利も考慮。単価の低い銘柄にも注目。 1. FRBの金融政策の方向性 2. 米国の景気動向 3. 日本の市場介入スタンス 1. 10月中旬まではドル買いが加速し一時152円に迫ったものの、 米金融政策の方向転換に関する議論が明るみになると、その勢 いは失われて高値圏でのもみ合いが継続。 2. ドル高円安トレンドが再開するには、高水準の利上げペース継続 あるいは、金利の先高観が条件。 1. 原則USDポジションをキープし、USD建運用のメリットを享受。 2. 各々の資産運用プラン(例:ドル建債券の購入)を実行するため に必要なドルの手当てについては前向きに進める。 ただし、購入する資産の円高抵抗力の検証をすること、及び購 入タイミングを分散することが前提。