オンライン開催【シューマイ】Tech Lead Engineerから最新技術を学べ!マネジメント編 https://shuuu-mai.connpass.com/event/192971/
スタートアップでエンジニアのマネジメントをする心得三上 悟2020.11.11
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三上 悟Twitter: @saicologicEngineer Div 部長 / エンジニアリングマネージャー2020年1月から株式会社Voicy入社エンジニア組織作り、チームビルディング、目標設定〜評価キャリア・美大(デザイン工学) からバックエンドエンジニア15年(PHP=>RubyとAWS)・Sier(客先常駐) => スタートアップ => 受託 => スタートアップ3社自己紹介
今日のお話上司(CTOやエンジニアマネージャー)が退職してから開発責任者を3回引きついだ経験1. スタートアップでの立ち回り方2. エンジニアからエンジニアリングマネージャーへのキャリアチェンジ共通点・引き継ぎ後の直属の上司は、創業者社長です。・エンジニアからエンジニアリングマネージャー≒ VPoE へのキャリアチェンジ・シリーズA~シリーズBラウンドからの参画で、組織の人数は 20人〜40人程度・マネージメント人数は 10人前後
スタートアップでの立ち回り方
1. 社長とのコミュニケーション2. エンジニアとのコミュニケーションスタートアップでの立ち回り方
※ スタートアップでいう社長とは、事業責任者であり、プロダクトオーナーであることを期待するよくあるのが、誰が何をしているのかわからない と言われるいずれの会社にも開発プロジェクト 全体を1枚で把握できる資料がなかった。以下はどこにでもあるような光景・開発タスクはプロジェクト管理ツール (Github/Trello/Asnaなど)を見る=> 忙しいので見れてないんだよね。(あと、細かすぎるよくわからん)・スプレッドシートに機能一覧はあります。=> いつどの機能を作るのかはわかったけど、これって何のために作ってるだっけ?どの機能を、誰が、いつまでに、作るのかしか書かれてないのではないでしょうか? これだけでは足りません。社長とのコミュニケーション
社長とのコミュニケーション関心事は、機能の一覧が見たいのではなく、どの機能を開発することで、事業にどれだけ影響があるのか知りたい誰のために、何を作って、どれくらいのお金を使って、どの KPI(売上、新規ユーザー数、 DAUなど)を伸ばすせるのか?エンジニアは、作ることのみを見ていて社長は、作り方は知らんけど 、その他に関心がある専門性や役割がわかれているために すれ違いがおきやすい
社長とのコミュニケーション誰のために、何を作って、どれくらいのお金を使って、どのKPIを伸ばすのか?という、欠けているところを埋めるための情報が1枚にまとめられている必要があります。
全体プロジェクトマップを作った1ドキュメントをURLで共有Slackなどで共有しやすいので、Googleスプレッドシートがおすすめ必要な情報・役割の違いを説明したリスト(PdM/PjMの違い、Frontend/Backendの違いなど)・月ごとの開発スケジュール(ガントチャート:大型機能のみ)・開発関係者リスト(専門家別に月ごとに誰が何をしているのか。〇〇機能で良い)・開発優先度タスクリスト(優先度、内容、誰のために、どんな機能、期待効果:KPI) 優先度(事業KPI達成が高、ただ面白そうは低になるようなスコアリング)・採用計画(どの専門職の人がどれだけ足りないか)
エンジニアとのコミュニケーション
時間がないので大事なこと2つ
大事なこと2つ・宣言をさせること・振り返るさせること
目的声で相手に伝えることで実行の責任感が増すことを期待している(実体験)Slackなどでテキスト情報だけで今日やることを書くのは弱い報連相を指示していない。朝会や1on1のタイミングで聞いている必要な情報は月次/週次MTGで報告責任があるので、各サブリーダーに聞きに行っている情報を同期するタイミングをコントロールしたいからHow・朝会(今日やることをいう)15分 コツ:毎日ファシリテータを変える、雑談をいれる・KPTのTRY宣言をさせること
振り返えさせること目的何がうまく行って、何がうまくいかなかったのか、次どうするのかをみんなで共有するHow・KPT毎月月初/大型プロジェクト終了後)・ポストモーテム(事後検証)障害対応時の振り返りなど。隔週KPT:Googleスプレッドシート(リモート化)
エンジニアからエンジニアリングマネージャーへのキャリアチェンジ
あまりやっていないこと(10%)・プロジェクトマネージメント(全体と人の配置のみ) => サブリーダー/PdMチームに委譲・プロダクトマネージメント(会議のみ) => PdMチームに委譲・リリースマネージメント(経営に報告のみ) => エンジニア/PdMチームに委譲・インフラ管理 => Backendチームに委譲やっていること(90%)・全体への報告、経営陣への説明/相談を聞く10%・人のマネージメント(1on1/キャリア支援、目標設定と評価、リーダー育成) 45%・組織のマネージメント(採用〜オンボーディング)20%・情報セキュリティマネージメント:個人情報管理 5%・データ活用推進(全社横断チーム)10%・技術のキャッチアップ(社内利用技術のアップデート/トレンド) 5%・技術書輪読会、社外/社内勉強会 5%やっていないこと・プロダクトへのコードコミットエンジニアリングマネージャーのリアル
詳しくこちらまでTwitter DM : @saicologic
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