■イベント 【京都開催】エンジニアリング組織のつくり方 https://sansan.connpass.com/event/125822/
■登壇概要 タイトル:組織の多様性と向き合う
登壇者:Eight事業部 チーフエンジニアリングマネジャー 鈴木康寛
▼Sansan Builders Box https://buildersbox.corp-sansan.com/
20199 MaySansan Innovation Lab組織の多様性と向き合うSansan株式会社 Eight事業部チーフエンジニアリングマネージャー鈴木 康寛
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@yasuzukisan鈴⽊ 康寛2013年 Sansan株式会社に⼊社。Eight事業部にて主にRailsを⽤いたサーバーサイドのWebアプリケーション開発に従事する。Redshiftを⽤いたKPI取得の仕組みを開発し、データ規模が拡⼤する現在でもパフォーマンスを維持する基盤を築いた。その後、Eightの基本的な機能であるつながり処理の改善やビジネスネットワークの第⼀歩となるフィード機能のプロトタイプ開発、構築を⾏い、⽇経ニュース配信機能やレコメンド機能改良等の開発を先導し、⾃らも実装に参画した。現在はエンジニアリング組織のマネージメントに従事。AWS Dev Day Tokyo 2017 Speakerチーフエンジニアリングマネージャー
Copyright © Sansan, Inc. all rights reservedEightで名刺交換
Copyright © Sansan, Inc. all rights reserved本⽇話すこと・Eightの開発組織の変遷をEM視点で振り返る・実際に直⾯した課題とどう向き合ってきたか・テーマは多様性
Copyright © Sansan, Inc. all rights reservedEightの開発組織の変遷
Copyright © Sansan, Inc. all rights reservedプロダクト成⻑期・やるべきことが明確・基本機能(名刺管理)を追求すれば良い・ユーザーも着実に増加プロダクトとしては…・つながり、ラベル、メモ・やりがいにダイレクトにつながる
Copyright © Sansan, Inc. all rights reservedプロダクト成⻑期・少⼈数のため、リーダーによる統率が取れていた・技術⼒についても学びながら成⻑・個⼈の成果がチームの成果に組織としては…・Rails:コードレビュー強化⽉間・⾃分たちがプロダクトの成⻑させている実感・設計⼒:モデリング研修
Copyright © Sansan, Inc. all rights reservedメンバーの状態
Copyright © Sansan, Inc. all rights reservedプロダクト成⻑期・名刺管理の次の価値訴求を模索し始める・ユーザーは依然増加するも、⼿探りプロダクトとしては…・ビジネスネットワーク(フィード、メッセージ)・新しい価値がユーザーに受け⼊れられているか・ビジネスプロフィール(職歴、学歴、キャリアサマリ)
Copyright © Sansan, Inc. all rights reservedプロダクト成⻑期・メンバー増加により、リーダーによる統率がしづらく・成⻑期を乗り越えたコアメンバーは変⾰にも追従・新しくジョインしたメンバーがキャッチアップに苦しむ組織としては…・技術スキルは⼀通り⾝に付く・プロダクト理解のビハインド。コアメンバーとのギャップ・プロダクト理解もあり、スムーズにタスクを処理。さらに成⻑・結果、負担を強いることに
Copyright © Sansan, Inc. all rights reservedコアメンバーの状態
Copyright © Sansan, Inc. all rights reserved新規メンバーの状態
Copyright © Sansan, Inc. all rights reserved⼆極化
Copyright © Sansan, Inc. all rights reserved事業・組織拡⼤期・事業領域はさらに拡⼤・模索する⽇々プロダクトとしては…・企業向けサービス・ユーザー体験とビジネスの両⽴・グローバル展開
Copyright © Sansan, Inc. all rights reservedプロダクト成⻑期・事業領域、メンバー拡⼤による階層化・コアメンバーはそれぞれ各ドメインチームのリーダーに・各リーダー配下にメンバーアサイン組織としては…・プレイングマネージャーとしての働きを模索・ドメイン特化することでフォーカスができ始める・個性のあるメンバーも増え、チーム毎の⽂化が⽣まれ始める
Copyright © Sansan, Inc. all rights reserved強みを、活かす
Copyright © Sansan, Inc. all rights reservedメンバーの多様性、⾃主性を促す・個⼈の強みが活かせるアサインメントを・技術⼒が⾼いフィードのアーキテクチャ刷新を任せる・コミュニティ活動に強みのあるメンバーを会社としてサポート・グローバル開発チームに語学⼒が⾼いメンバーを配置・ コアメンバー以外のリーダーシップを伸ばす・ギルド(チーム横断的組織)結成・運⽤改善、フロントエンド改善など、課題改善の推進役を配置・チームリーダーの役割を⼀部委譲
Copyright © Sansan, Inc. all rights reserved・モチベーション向上・チームとしての⾃⽴
Copyright © Sansan, Inc. all rights reservedEMとしての試⾏錯誤
Copyright © Sansan, Inc. all rights reservedCEMとしての失敗の歴史・前開発統括(現VPoE)からEightの開発組織を⼀任される・タスク引き継ぎ、前任者の開発者バイアスに引きずられる・さらにCEMという役割に引きずられ、組織全体の課題解決を⼀⼈でなんとかしようとしていた・現場との温度感の差を感じ始める・事業責任者の求めているものとの乖離も
Copyright © Sansan, Inc. all rights reserved学び前の私の状態
Copyright © Sansan, Inc. all rights reserved失敗から学んだこと・事件は現場で起きている・⼀⼈でできることの限界・プロダクト、事業、チームと向き合う・チームの課題解決、メンバー成⻑をフォローすべく、チームにEMを配置・CEMを中⼼としたEMチームを組織
Copyright © Sansan, Inc. all rights reserved学び後の私の状態
Copyright © Sansan, Inc. all rights reserved今後に向けて
Copyright © Sansan, Inc. all rights reserved⽬指す姿
Copyright © Sansan, Inc. all rights reservedまとめ・EMが向き合う課題は組織により千差万別・最重要なのは成果。will/can/mustを各⾃が考え、それを組織としてどう体現するかをEMが考え続ける(多様性と向き合う)・組織は常に変化し続ける。変化に適応するのが強い組織。EMもそれにあわせて変化、学習(成⻑)していくことが求められる(⾃⼰変容)