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RAIDの実現方法

 RAIDの実現方法

以下動画のテキストです
https://youtu.be/tfMKOlPL7TI

Satoru Takeuchi

April 12, 2024
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Transcript

  1. ハードウェアRAID • RAID機能を全てハードウェアによって実現 ◦ UEFI(BIOS)を使ってRAIDデバイスを構成、管理する ◦ RAID用データ領域のフォーマットはハードウェアによって異なる • 必要なソフトウェア ◦

    カーネル内のRAIDコントローラ(RAIDカードなどに入っている )のドライバ • 2つのディスクI/O処理の流れ ◦ カーネルがRAIDコントローラに処理を依頼 ◦ RAIDコントローラが2つのディスクにI/Oを発行する • I/O性能はRAIDコントローラ次第 • デバイス名は/dev/sda, /dev/sdbなど、普通のデバイスと同じ 4
  2. ソフトウェアRAID • RAIDを全てソフトウェアによって実現する ◦ 実装方法はOSによって異なるし、OS内でも実現方法は色々 ◦ LinuxのソフトウェアRAID(mdraid, Linux RAID)の場合 ▪

    Linux上でmdadmコマンドによって構築、管理 ▪ RAID用データ領域のフォーマットは mdraid固有 ▪ デバイス名は/dev/mdX • 必要なソフトウェア ◦ カーネル内のソフトウェア RAIDのドライバ ◦ Linux上のコマンド(mdadmなど) • I/O処理の流れ ◦ カーネルのソフトウェア RAIDドライバが2つのディスクにI/O発行依頼 • I/O性能はCPU次第 5
  3. fake RAID • RAID機能を一部ハードウェアで、その他多くをソフトウェアで実現 ◦ UEFI(BIOS)やLinux上のコマンドを使って RAIDデバイスを構成、管理する ◦ データフォーマットはハードウェアによって異なる •

    別名がたくさんある: host RAID, BIOS RAID, chipset RAID… • カーネルに必要なもの ◦ fake RAIDのドライバ ◦ Linux上のコマンド(dmraid, mdadmなど) • I/O処理の流れ ◦ カーネルのドライバが fake RAIDのコントローラと連携して 2つのディスクにI/O発行依頼 ▪ ほとんど処理はドライバ (ソフトウェア)が実施 • I/O性能はCPU次第 • デバイス名は/dev/mapper/<チップセット名_ランダム文字列>など 6
  4. まとめ • RAIDにはいろいろな実現方法がある • それぞれ一長一短 7 構築、管理 RAID領域の フォーマット 2つのディスクにI/Oを発

    行する担当 ハードウェアRAID BIOS ハードウェア依存 ハードウェア ソフトウェアRAID Linuxのコマンド ソフトウェア依存 ソフトウェア fake RAID BIOS, Linuxのコマンド ハードウェア依存 ほぼソフトウェア