Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

10分でわかったつもりになるLeanStartUp_10minleanstartup

おしん
April 15, 2022

 10分でわかったつもりになるLeanStartUp_10minleanstartup

10分でわかったつもりになるLeanStartUp_10minleanstartup.pdf

「リーンスタートアップ」であなたのサービス
開発や仕事スピードを2倍
…”以上“にします。
※ 「リーンスタートアップ」はベンチャー起業や
既存企業のサービス開発を実現するための科学的アプローチとして最近注目される思想です

おしん

April 15, 2022
Tweet

More Decks by おしん

Other Decks in Business

Transcript

  1. 「リーンスタートアップ」に必要なのは たった3つの「考え方」 1 、スモールバッチ → トヨタ方式に学ぶ 1 個流しの思想で「小さく動く」 2 、

    MVP ( Minimum_Valuable_Product ) → シリコンバレー流プロダクト開発「最低限で最大価値を試す」 3 、革新会計と方向転換 → ベンチャー的判断「絶対数ではなく、率で測り、すばやく変える」 <リーンスタートアップ三種の神器>
  2. <通常の仕事のすすめかたを、新規事業にあてはめる課題> 普通の仕事のすすめかたでは 仕事の「仕掛り在庫」がたくさんでる 調査 企画 調査 設計 稟議 調査 実施

    結果 報告 判断 係長 課長 係長 課長 係長 課長 テストなのにドキュメントを作ってスタンプラリー 判断を行うまでの「仕掛り在庫」が2週間 =バッチ(仕事の単位)が大きすぎる ※ 無論、定型化された業務についてはこの限りではない … … リードタイム リードタイム リードタイム … … リードタイム リードタイム
  3. <スモールバッチの事例> 「スモールバッチ」は個人でも 企業でも効用を証明されている ※ Lean Manufacturing (TPS) One Piece Flow

    Simulation http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedde d&v=Bi9R1Hqr8dI ※ トヨタ自動車アニュアルレポート 2012 http://www.toyota.co.jp/jpn/investors/library/annual/2012/eff orts/ ◆ 1個流しが基本の「トヨタ生産方式」の効用 ◆ 個人での作業の1個流しの効用 ※ 大量生産についてはこの限りでない
  4. <よくありがちな新サービス構築> 「5千万かけて3ヶ月後に、はじめてリリース」 ユーザーがいませんでした…なんてことも 価値A 価値B 価値C 機能A 機能B 機能C 機能D

    機能E 機能F 機能G 機能H 機能I ターゲットA ターゲットB ターゲットC ・・ ・・・ ・・・ ユーザーも価値も全方位に、全力でシステム開発 =壮大なコストと工期
  5. <オールターゲットの罠> それは、ユーザーのニーズは プロダクトの成長段階により異なるため、起こります ※ アーリーアダプター市場とアーリーマジョリティ市場の間の“深い溝” (出所:『キャズム——ハイテクをブレイクさせる「超」マーケティング理論』) 新しい解決策 なら試す層 差別化できる なら試す層

    実利を求める 層 流行を求める 層 遅れて取り入れるか、まったく 取り入れない層 革新的なサービス 効果が証明された、流行っているサービス サービス立ちあげ期 サービス拡大期 ユーザー層 ニーズ像 成長段階
  6. <MVPの事例> 有名サービスの1歩目はMVPで Twitterなどは紙でしかない 1 、 Twitter は、はじめはペーパーだった。 → Twitter は紙に書かれたスケッチボードでした。

    2 、 Groupon は、はじめはブログだった。 → Groupon はクーポン PDF を掲載した WordPress のブログでした。 3 、 Dropbox は、はじめはビデオだった。 → DropBox は利用する模様の動画がある事前登録ページでした。
  7. 最も欲するユーザーに最も欲する価値を提供し 「行動率」を見る。 <価値検証の指標例> PV/UU (絶対数) 商品販売数 (絶対数) 会員登録者数 (絶対数) 登録ボタン押下率

    (率) 商品閲覧率 (率) ↓ 計測の基本となる「革新会計」の考え方はこちらでどうぞ↓ 10分でわかったつもりになるLean Analytics http://www.slideshare.net/shintokeimail/10min-lean-analytics
  8. <行動の発見とPivot(仮説変更)の事例> 1 、 YouTube は、はじめは出会いサイトだった。 → YouTube は動画の異常な使われ方を発見するまで、出会いサイトでした。 2 、

    PayPal は、はじめは PC 間送金サービスだった。 → PayPal は Web 中で使えるようにする前、 PC と PC をつないでお金を送るニッチなサービスでした。 3 、 Fab は、はじめはゲイの SNS だった。 → Fab はゲイのセンスの良さと購買力に気づくまで、ゲイの SNS でした。 行動するユーザーの率が満足いかなければ 素早く方向転換(Pivot)をする
  9. 「ビジネスの要素」をすべて分解し 「スモールバッチ・MVP化」して「計測・学習」する <ビジネスの構成要素の分解例> 写真を共有 したいひと はいるか どういう課題 に困って いるか その課題は

    解決できるか 課題解決の 価値は理解 されるか その価値に 対価を払うか 最小単位をリスクの高い順にできる だけ早く、検証していき、一つの価値 が終わったら次の価値へ移る。
  10. <MVPの事例> Food on the Tableはサービスを手作業で提供 徐々に自動化、範囲を拡大し投資リスクを抑えた Food on the Tableはサービス内容・料金を伝え、ソフト

    ウェアをつくらず、約束したサービスをCEOが対面で訪問 提供した (コンシェルジュMVPと呼ばれる)カスタマーが増 えるにつれて、自動化を徐々に推進、ニーズを詳細に学 ぶことができ、機能しているものをシステム化していくこと で効果的な開発と事業拡大 効果的な開発と事業拡大 効果的な開発と事業拡大 効果的な開発と事業拡大を行った。
  11. <MVPの事例> Aardvarkは複数アイデアを絞りながら サービスを手作業で提供、アイデアの検証をした Aardvarkは人がバーチャルアシスタント機能という新しい 新しい 新しい 新しい アイデアのどれが刺さるか アイデアのどれが刺さるか アイデアのどれが刺さるか

    アイデアのどれが刺さるか検証するために、異なる趣旨の 簡単な機能をつんだ製品を複数つくり、エンゲージメント を計った。良かったものを選び更にMVPの開発すすめ、で きるだけバックエンドは人で賄う(オズの魔法使いテストと 呼ばれる)ことで無駄な技術開発を回避した。 Googleに 45億円(5,000万ドル) で買収された。
  12. <MVPの事例> MYOは革新的過ぎるサービス理解を試し ムービーを作りAPI利用企業を増やした MYO(マイヨー)はLeapMotionなどのコントローラーの一種 革新的な製品であるほどニーズが有るかは未知数なので ビジネスとして成立するか、 ビジネスとして成立するか、 ビジネスとして成立するか、 ビジネスとして成立するか、API API

    API API対応製品が増えなくては 対応製品が増えなくては 対応製品が増えなくては 対応製品が増えなくては 成功しないモデルが成立するか 成功しないモデルが成立するか 成功しないモデルが成立するか 成功しないモデルが成立するかを検証 を検証 を検証 を検証した。プレオーダー で25000ユニット販売し販売済みであることをアピールし ながらAPI対応企業を増やしている。
  13. ◆ シェルダン・アンダーソン ラスベガスに本社をおく上場企業ラスベガス・サンズの会長かつCEO、不動 産開発業者。 新聞売り→自動販売機ビジネス→トイレタリーアイテム販売(ホテルに)→デフロスタースプレー販売→ チャーターツアー販売→コンピュータートレードショウ運営→カジノ→ホテル→新聞社→マカオにカジノ ◆ マーク・キューバン インターネットラジオ会社の Audionet(Broadcast.com)社を設立、ヤフーに59億ド

    ル相当の株式を得て売却。 厨芥袋販売→ディスコダンストレーナー→パブ経営→コンピューターコンサルティング会社→ネットラジオ→ reality TV→映画製作配給→ 衛星テレビ→映画館運営 ◆ リチャード・ブランソン ヴァージンCEO 学生向け雑誌→レコードのメールオーダー販売→レコードショップ→レコーディング・スタジオ→ナイトクラブ →映画配給→ビデオゲーム製作→航空会社設立→衛生音楽局開局→旅行会社→熱気球レンタル→コン ドーム製造→出版→ラジオ局→ウォッカとコーラ製造販売→個人向けファイナンシャルサービス→ウェディン グドレス販売→化粧品販売→衣料販売→モバイルフォン販売→ヘルスクラブチェーン設立→カーディー ラー→バイクタクシー→血液銀行→宇宙旅行会社 ◆ エリック・レフコフスキー グルーポンCEO カーペット販売→スポーツアパレル→プロモーションプロダクトのマーケットプレイス→プリント・プリキュアメン ト会社→運送会社→宣伝・広告のソフトウェア会社→グルーポン ◆イーロン・マスク Paypal創業者 ビデオゲーム→ソフトウェア販売→電子商取引会社(パイパルの前身X.com社設立)→ロケット製造(ス ペースX社)→電気自動車(テスラに投資)→太陽光発電 起業家のうち830人は方向転換で成功した。 1つのビジネスで成功したのは130人に過ぎない。 ※ Serial Entrepreneurs – The Founders Who Pursue Multiple Opportunities http://fundersandfounders.com/serial-entrepreneurs-how-to-pursue-multiple-opportunities/