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すでに「組織の在り方」を変えてしまった “AIとノーコード” の事例と未来

すでに「組織の在り方」を変えてしまった “AIとノーコード” の事例と未来

2025年は「AIエージェントの年」と言われ、さらにこの先にAGIが来るという。もう何が何だかわからなくなってきた人も多いでしょう。しかしまずは「私たちの現場の事例」で現在地を見つつ、「この先どうなるのか」を整理しましょう。

ノーコードシンポジウム2025にて講演
https://ledgeai.zohobackstage.com/nocodesymposium2025

Sho T(高橋 翔)

February 07, 2025
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Transcript

  1. NoCoders Japan 私について + NoCoders Japanについて 高橋 翔(たかはし しょう) —

    一般社団法人 NoCoders Japan協会 代表理事 (株)プレスマン CINO、iU 情報経営イノベーション専門 職大学 客員教授、ICP Japan Co-Founder Futurist(フューチャリスト) — “ビジネス手前” の「未来」の段階からコミュニティ・カ ルチャーの醸成・組織横断的なストーリーを創出して、 事業「等」に接続する
  2. NoCoders Japan 生成AI AIエージェント 物理AI(IoT) AGI 超知能 元年 市場 2022年

    2025年 2025年 2028年? 2026 or 7年? 2030年前後? 2027 or 8年? 2030年? 2030年? ? ざっくり分類
  3. NoCoders Japan 1. 時間と共に利用可能な計算量が増える 2. 計算量を増やせば AIの性能は向上する 3. したがって、時間と共に AIの性能は向上する

    ディープラーニング後の「指数関数的な計算能力の向上」は続く(データの量と推論時の計算量に依拠)from Open AI(*) スケーリング則 (裏付け) → 計算力が「指数関数」 学習のスケール則: データの量、モデルの大きさ (パラメータ数)、計算量 を増加させると、 AI(LLM)の 性能が向上する 推論のスケール則: 推論時の計算量 を増加させる と、AI(LLM)の性能が向上する
  4. NoCoders Japan 方向性をわかっておく AGI    AIエージェント  視野が低いと ... 視野が高いと、向かっていくベクトルで経営判断可能 生成AI 個人/組織の「能力拡張」

    ※Co-Pilot(作業アシスタント) 組織労働力の「大幅な強化」 ※Employee(AI従業員) 人間相当かそれ以上 ※Organization(AI組織) 2022年末〜 2025年〜 202X年〜
  5. NoCoders Japan 広報担当者 1. 営業議事録やデータを広報が直接利用で きる形でAIが要約・抽出 2. 広報向けの発信コンテンツとして再利用可 能な形式に(プロンプト等で)変換 3.

    広報担当者が営業を介さずに発信内容を 作成 4. 他部署も「AI活用が可能」と理解し、組織 全体にDXが波及 あれ?1人でできちゃうぞ!1人広報革命だ! データと会話して, AIで編集しちゃえばOK! →→→つまり広報担当者(社員)がパワーアップした!
  6. NoCoders Japan CV力の高い 社長 1. 社長の発言を音声やテキストから収集・要 約 2. ブログ記事や動画、SNS投稿に適した フォーマットにコンテンツ化

    3. 社長の影響力を最大化し、企業全体の一 貫性あるメッセージ発信を実現 4. 経営者(等のCV力高い人)の発言やデータ をマーケティング資産に変えるAI オレが分身したみたいだ! 社長(CV力高い人)のトークやインタビュー等をデータ化し、 それをあらゆる媒体のフォーマットでコンテンツ化・発信化 →→→ CV力高い人を分身(増やす)効果
  7. NoCoders Japan 困っている 営業社員 デザイナーと議論しないと営業に行けない... • 営業とデザイナー間の業務フローが属人的で、スムーズ な連携ができていない / 営業資料作成が手間となり、提案

    や商談が停滞 / デザイナーがいなければ業務が進まない 状況 この課題を放置すると・・・ 営業とデザイナー間のボトルネックが商談成功率を低下させる 組織全体の業務効率が悪化 (スキル人材が辞めたり教育コスト等)
  8. NoCoders Japan ‼ 1. 検索系AIで専門的な内容も分析・集約 2. 資料作成の工程を分解し、AIで対応可能 な部分を切り出す 3. 営業主導で進める工程「たたき30点でも良

    い」を明確化し、デザイナーの負担を軽減 4. 最終段階でデザイナーが修正し、「100点」 の成果物を完成 クロージング手前まで 自分たちでいける! 営業が迅速に商談を進め、クロージング時にデザイナー が連携 / 商談数が爆発増+圧倒的時間節約 →→→ 組織の溝をAIが埋めた!!
  9. NoCoders Japan CRM担当 私たちが直接話さないと顧客が安心できない... • 問合せデータを十分に活用できておらず、営業活動が非 効率 • FAQが不十分で、顧客が必要な情報を得られない /

    顧客 が必要な情報を即時に得られる環境が整えば、売上向上 につながる この課題を放置すると・・・ FAQ未整備のため対応に時間かかる / 購買意欲が高い顧客が離脱 顧客満足度が低下し、売上チャンスを失う
  10. NoCoders Japan 1. 問い合わせデータを元にFAQを充実化 (非構造化データもAIなら分析可能) 2. AIが顧客の質問に即時回答し、ナレッジと 対話可能な環境を構築 3. 問い合わせ対応時に営業提案を組み込

    み、追加購入を促進 4. 問い合わせ業務の効率化で、営業時間を 創出 私たちのデータが役に立って AIがCRM×営業要員に! データ化されたものは、AIでも対応できる👀 →→→ AIで「CRM×営業」人員が増えた!!
  11. NoCoders Japan 生成AIでわかる「ベクトル (方向感)」まとめ 1人広報革命 広報担当者(社員)がパワーアップした 社長の分身発信 CV力の高い人の分身(増やせた) スキル/知見の属人化軽減 組織の溝をAIが埋めて業務フローが改善した

    CRMを営業に データからAIで「CRM×営業」が増えた 1. 人(社員)がパワーアップする [ 武器のような道具である ] 2. 能力者を分身させる [ コピーさせる力がある ] 3. 組織の溝を埋める [ 業務フローを再構築でき る ] 4. 対応コストが営業に変わった [ ピンチをチャンスに変える ]
  12. NoCoders Japan 生成AI AIエージェント 認知 行動 認知 推論 計画 行動

    評価 人間 人間 人間 プロアクティブ (自ら率先して組織に影響を与える行動を起こすこと) マルチエージェント:複数の AIで組織も作れる • これまで(生成AI) :「人間 × AI」で組織をアップデート • これから(AIエージェント): 上記だけでなくAIエージェントをたくさん作って            組み合わせて組織をアップデート
  13. NoCoders Japan • 物理世界(IoT) × AI • Spatial(空間) Internet •

    メタバース×実空間 = マルチバース • シミュレーション加速→イノベーション爆 発 • 一方でリスクも...? ソフトウェア (画面)の世界だけでなく、実空間を含めて知能爆発と 言われる加速 (21世紀の産業革命 )が起きうる可能性が高い →リスクを含めて国家規模での議論が活発化(アメリカ-中国等)