会計知識は何のために存在するのだろう。監査のため、財務諸表作成のため、納税申告書作成のため。色々な答えはあると思いますが、会計ソフトそのものに変革が起ころうとしている時代において、表面的な機能にとらわれずに本質的な業務の設計ができることに価値があると私は考えています。
AIに代替されるのは記帳という作業の部分であり、会計の本質を理解した専門家のニーズはなくなるどころか更に高まっていくはずです。ただし、そのためには会計人が「会計」という領域から踏み出して、広く業務全体を理解し、整理し、再構築することができる必要があります。CRM/SFAと会計の連携はその第一歩。会計から逆算したCRMの設計ができる専門家が増え、この国の生産性をあげることを願っています。