DX(デジタルシフト)があらゆる業務で求められる中で、当然に経理をはじめとしたバックオフィスも例外ではありません。しかし、バックオフィス業務は細かい無数の業務が存在し、かつ、日々それらの業務を同時並行で対応しなければいけない性質をもっています。
よって、大方針としての「改革」ではなにも進まず、ボトムアップで積み上げる「改善」のアプローチが非常に重要になります。大方針は、Excel排除や業務プロセスをシステムに合わせて最適化していくこと。その方針の下で、1つ1つの業務プロセスの現状把握・問題点の洗い出し・改善立案・実施までのPDCAサイクルを細かく何度も何度も回していくことが重要です。
DXは一日にしてならず。経理の役割も「伝票を入力する人」から「情報の流れをコントロールする人」に変化が求められる中で、この変化に乗り切れない企業は衰退していくことでしょう。