Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
私の考える SORACOM Peek の使いどころ 3 選
Search
SORACOM
PRO
December 13, 2022
Technology
0
430
私の考える SORACOM Peek の使いどころ 3 選
2022年12月13日開催「
SORACOM UG Online #14 ~ ソラカメ API & ゆく年くる年
」で、ソラコム加納(kanu)が発表した資料です。
SORACOM
PRO
December 13, 2022
Tweet
Share
More Decks by SORACOM
See All by SORACOM
IoT でできること・取り組み方「後付け IoT」「組み込み IoT」と、IoTやSORACOMの仲間が共に学び交流するコミュニティ「SORACOM UG」
soracom
PRO
0
31
APIファーストで実現する運用性の高い IoT プラットフォーム: SORACOMのアプローチ
soracom
PRO
0
1.3k
IoTシステムの運用効率化に取り組もう! ― 回線管理とデバイス設定を自動化するための SORACOM API とプラットフォーム機能の活用
soracom
PRO
0
89
SORACOM のアーキテクチャと挑戦のフィールド
soracom
PRO
1
900
Technical Writing Meetup vol.39
soracom
PRO
2
890
今だからこそ振り返る、生成AIの基礎とこれからの使い道 ― デバイスから生成AIを使うには
soracom
PRO
0
58
【SORACOM UG】SORACOM におけるユーザーコミュニティの重要性とこれから
soracom
PRO
2
530
AWS Lambda と Amazon SQS で「わかった気になれる」FreeRTOS 入門
soracom
PRO
2
700
IoT とは?IoTプラットフォーム「SORACOM」の役割
soracom
PRO
0
420
Other Decks in Technology
See All in Technology
持続可能なドキュメント運用のリアル: 1年間の成果とこれから
akitok_
1
220
Рекомендации с нуля: как мы в Lamoda превратили главную страницу в ключевую точку входа для персонализированного шоппинга. Данил Комаров, Data Scientist, Lamoda Tech
lamodatech
0
790
Linuxのパッケージ管理とアップデート基礎知識
go_nishimoto
0
470
Amazon CloudWatch Application Signals ではじめるバーンレートアラーム / Burn rate alarm with Amazon CloudWatch Application Signals
ymotongpoo
6
550
watsonx.data上のベクトル・データベース Milvusを見てみよう/20250418-milvus-dojo
mayumihirano
0
120
ドキュメント管理の理想と現実
kazuhe
1
230
Dynamic Reteaming And Self Organization
miholovesq
3
630
Web Intelligence and Visual Media Analytics
weblyzard
PRO
1
5.8k
Notion x ポストモーテムで広げる組織の学び / Notion x Postmortem
isaoshimizu
1
120
Writing Ruby Scripts with TypeProf
mame
0
360
新卒エンジニアがCICDをモダナイズしてみた話
akashi_sn
2
260
Winning at PHP in Production in 2025
beberlei
1
150
Featured
See All Featured
Designing Experiences People Love
moore
141
24k
Making Projects Easy
brettharned
116
6.1k
Being A Developer After 40
akosma
91
590k
The Art of Programming - Codeland 2020
erikaheidi
53
13k
Performance Is Good for Brains [We Love Speed 2024]
tammyeverts
9
760
The Language of Interfaces
destraynor
157
25k
How GitHub (no longer) Works
holman
314
140k
Designing Dashboards & Data Visualisations in Web Apps
destraynor
231
53k
Art, The Web, and Tiny UX
lynnandtonic
298
20k
ReactJS: Keep Simple. Everything can be a component!
pedronauck
667
120k
Embracing the Ebb and Flow
colly
85
4.7k
JavaScript: Past, Present, and Future - NDC Porto 2020
reverentgeek
47
5.3k
Transcript
私の考える SORACOM Peek の使いどころ 3 選 SORACOM UG Online #14
〜 ソラカメ API & 行く年来る年 〜 Dec. 13, 2022 株式会社ソラコム Customer Reliability Engineer 加納 峻佑 (kanu)
自己紹介 加納 峻佑 (kanu) Customer Reliability Engineer ・今年の抱負 体重を 10
kg 落とすこと。 今マイナス 8 kg まで来ています。 ・好きな SORACOM サービス SORACOM Beam SORACOM Napter SORACOM Peek
SORACOM Peek とは? SORACOM の SIM を利用した通信時に IP パケットをキャプチャ するサービスです。
キャプチャしたパケットを確認する
パケットキャプチャは敷居が高い・・・! キャプチャできた!で・・・? こんなふうに感じている方もいるかも
SORACOM Peek の使い方 3 選
その 1 どの通信のデータ量が多いのかを確認する
None
None
None
その 2 データが SORACOM プラットフォーム まで届いているのかどうかを確認する
サーバーまでデータが 届かない! SORACOM までは届い ているの?
こんな方法もあります SIM のデータ通信量を確認する。 (Unified Endpoint にデータを送信 している場合は) Harvest Data で
確認する。
その 3 処理がどこで停止しているのかを確認する
やりたかったこと Scapy というツールを利用して SORACOM Harvest Data に TCP でデータを送信したい
Scapy とは パケットを生成・送信したりできるツール
例えば、 sr1(IP(dst="pong.soracom.io")/ICMP()) で pong.soracom.io に ping できる。
やりたかったこと SORACOM Harvest Data との間で、 3 ウェイハンドシェイクで TCP コネクションを確立して、 データを送信して、
FIN パケットを送信して TCP コネクションを終了する。
スクリプト
届かない!!
パケットキャプチャ結果の抜粋 ①、② は SORACOM Harvest Data のエントリポイント (harvest.soracom.io) の名 前解決です。
③ はデバイスから SORACOM Harvest Data への SYN の送信です。 ④ は SORACOM Harvest Data からデバイスへの SYN/ACK の返却です。 ここまでは OK。問題は ⑤ です。 デバイスから RST パケットを送信して TCP コネクションを強制終了している。
原因は OS の介入 iptables で無理やり RST パケットを 送信できないようにするという 漢気溢れる回避策
無事送信できました
私は Peek をこう使ってデバッグしたよ! という方、是非教えてください。 なお、今日の内容は SORACOM Advent Calendar 2022 13
日目の記事です。 https://qiita.com/kanuu0504/items/a56d95ba6623117e9c48
いっちょパケットキャプチャしてみっか!
IoTの「つなぐ」を簡単に You Create. We Connect.