Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

CTOキーノート:AI時代の「つなぐ」を再定義 ― 真のIoTとリアルワールドAI【SORAC...

Sponsored · Ship Features Fearlessly Turn features on and off without deploys. Used by thousands of Ruby developers.

CTOキーノート:AI時代の「つなぐ」を再定義 ― 真のIoTとリアルワールドAI【SORACOM Discovery 2026】

AIは分析や省力化を超え「仕組みそのもの」を創造できる時代です。これからは物理世界とデジタルをつなぎ、新たな価値を見出すことがAIと私たちの次なる挑戦です。「つなぐ」を支えるモバイルコアやAI・データプラットフォームの進化を通じて、歩み続ける「真のIoT」のビジョンを、CTOとテックリーダーが共有します。

株式会社ソラコム 最高技術責任者 CTO 安川 健太
株式会社ソラコム Chief Engineering Officer 片山 暁雄
株式会社ソラコム CTO of Japan 松井 基勝
株式会社ソラコム シニアソフトウェアエンジニア 河野 瑛

More Decks by SORACOM(ソラコム)

Other Decks in Technology

Transcript

  1. CTO キーノート AI時代の「つなぐ」を再定義 — 真のIoTとリアルワールドAI 株式会社ソラコム Chief Engineering Officer 片山

    暁雄 株式会社ソラコム CTO of Japan 松井 基勝 株式会社ソラコム 最高技術責任者 CTO 安川 健太 株式会社ソラコム シニアソフトウェアエンジニア 河野 瑛
  2. セキュアにクラウドとデバイスを繋ぐ SORACOM Air/Arc とVirtual Private Gateway IoTバックエンドを 攻撃しよう 外部からの アクセス不可

    WiFi ファイバー 衛星通信 SORACOM Arc Private Fiber VPG Peering 5G 4G LTE 3G 2G Customer’s cloud Customer’s cloud SORACOM Air Customer’s VPC
  3. クラウド前提に再設計された セルラーコアネットワーク ユーザ コンソール API VPC GTP VPC GGSN/ PGW/UPF

    Amazon S3 API Gateway API AWS IoT機器 3G LTE 5G SIGTRAN/ Direct Diameter Connect VPC セッション 加入者 管理 管理 HLR/HSS, SMSC Polaris: セルラー標準インター フェースを実装した分散システム VPC Amazon SQS 認証 認可 デバイス 管理 課金 Dipper: Polaris及び利用者向けAPIを提供 するマイクロサービス群 Hubble: 運用監視システム
  4. コアコンポーネントの刷新 • GTPシグナリング・パケット転送処理を Rust で再実装 • 通信量カウント・通信速度制御をユーザランドで実装し、カーネル依存を排除 • この機会に Graviton

    プロセッサにも対応 PGWノード PGWノード PGWアプリ (C言語) PGWノード管理 ノード設定 • GTP-u パケット転送 • GTP-c シグナリング 通信量カウント3へ 送信 (Node.js) 系統死活監視と 自動切り替え Kernel 連携 Agent (Go) 通信量カウント Linux kernel 通信速度制御 PGW c-plane (Rust) • GTP-c シグナリング PGW u-plane (Rust) • GTP-u パケット転送 • 通信速度制御 • 通信量カウント・集計 PGWノード管理 ノード設定 系統死活監視と 自動切り替え
  5. コアコンポーネントの刷新 全ノードの移行が完了(特殊要件を持つVPGを除く) VPG / Public Gateway VPG / Public Gateway

    VPG / Public Gateway VPG / Public Gateway 主要クラスタ(*)で 約90%の 電力消費削減 ノード数 50-70% 削減 旧世代C言語実装 x86 インスタンス 最大 60% 省電力 新世代Rust実装 x86 インスタンス CPU コア数 50% CO2排出量 削減効果 新世代Rust実装 AWS Graviton インスタンス ※規模の大きい主要クラスタ対象で算出。ノード数削減(ソフトウェア刷新)×消費電力削減(Gravitonの省電力効果、AWS公表値 最大60%)の組み合わせによる試算値
  6. SORACOM Air が IMS / VoLTE に対応 新発表!! SORACOM Air

    RTC Gateway SIM 認証 IMS/VoLTE 登録 デバイス・SIM が IMS/VoLTE 登録 IMS 登録 音声通話 メッセージング コーデック変換 API API で操作、 メッセージ送信
  7. VoLTE と VoIP の変換にも対応 新発表!! IoT デバイス SORACOM Air RTC

    Gateway ロボット VoLTE SIM 認証 音声通話 SORACOM Air による 安全な通信路 外線発着信 インターネット VoIP メッセージング コーデック変換 スマートフォン VoIP プロバイダ IMS 登録 自動車 タブレット VoIP 内線電話や コールセンター IP PBX VPG による 閉域接続
  8. SORACOMから通信事業者様への価値提供 SORACOMクラウドネイティブ・コア クラウド前提に設計し直されたネットワークインフラ 回線卸売 コアネットワーク機能 加入者管理 (HSS/HLR) 新発表 パケット転送 (UPF/PGW)

    メッセージング・音声 データ解析・課金・監視 API/コンソール (IMS, SMSC) プラットフォームサービス パートナー 通信事業者 AI AI・クラウド連携 世界中のお客様 SORACOMのクラウドネイティブソフトウェアを提供し、 パートナー通信事業者の事業を支える 新発表
  9. SORACOM で扱う IoT データは2種類 プラットフォームデータ Platform Data IoT Devices お客様の

    データ SORACOM Harvest Data • いつどこで繋がったか・切断されたか • どのくらい通信したか など • センサーデータ • アプリケーションのログ など
  10. SORACOM のデータプラットフォーム SORACOM Query SIMのステータスや 通信の利用料など Query Assistant AI Platform

    Data SORACOM CLI Snowflake SORACOM Query Studio SORACOM Query API IoT Devices お客様の データ SORACOM Harvest Data SORACOM MCP Snowflake Connector SORACOM Lagoon SORACOM Flux 3rd party BI Tools
  11. SORACOM Query 以前は… ◦ スケーラブル・高速・高信頼性 SIMのステータスや 通信の利用料など 横断的な問い合わせや集計は苦手 Platform Data

    IoT Devices お客様の データ どちらも Amazon DynamoDB に格納される SORACOM Harvest Data 一度手元にダウンロードするなどして 手元で解析をする必要があった
  12. IoT のためのデータ解析基盤 SIMのステータスや 通信の利用料など Platform Data IoT Devices お客様の データ

    SORACOM Harvest Data ? ここに何かを組み合わせて データ解析を容易にしたい
  13. 理想的な IoT 向けデータ解析基盤の要件 • 様々な形のデータを扱えること • デバイスによって出力するデータの形式は千差万別 • それぞれに別のスキーマは用意できないので、半構造化データへの対応が重要 •

    柔軟なデータローディング • バッチでのロードはもちろん、(ニア)リアルタイムのデータストリーミングが必須 • スケーラビリティ • データ量(総量/チャンクのサイズ)を気にしたくない • パフォーマンスチューニングをなるべく意識したくない • マルチテナント • 複数クエリの同時実行に耐えられる • プラットフォームサービスのバックエンドとして使うための機能が必須
  14. DynamoDB + Snowflake = IoT DWH • デバイスやシステムからの生データは、DynamoDB で 確実に

    受け止める • データの変更イベントを DynamoDB Streams (Kinesis Data Streams) Amazon Data Firehose へと流し込み、 Snowpipe Streaming でニアリアルタイ ムにデータを追記 (または DynamoDB のバックアップを S3 経由でテーブルに LOAD) • Warehouse サイズや並列実行数などを調整して自在にスケール可能 • データをフィルター・加工し、特定のデバイスやお客様単位でアクセスを分離 し、安全にクエリー DynamoDB/Snowflake 双方のいいところ取りで実現できた
  15. まとめ:AI 時代の Data Platform • リアルタイムに「今」起こっていることがわかる • API や CLI、MCP

    など AI からもアクセスできる • ただ見るためだけではなく判断や自動化に応用 現実(フィジカル)で「今」起きていること(データ)を AI が理解し、次のアクションへと繋げるための「入り口」
  16. IoT導入相談から、実装・運用まで伴走支援 IoTの専門知識を持ったAIエージェントが伴走 1. プランニング 2. 実装 3. 運用・改善 要件整理 /

    デバイス選定 / 接続設計 組み込み開発 / クラウド連携 / IoTアプリ実装 監視 / 調査 / 自動化 / レポーティング 01
  17. 1. プランニング 2. 実装 3. 運用・改善 要件整理 / デバイス選定 /

    接続設計 組み込み開発 / クラウド連携 / IoTアプリ実装 監視 / 調査 / 自動化 / レポーティング 01
  18. SORACOMが持つ豊富なIoTのナレッジがあるからこそ、 実現性の高い構成を提案できる ユーザーの相談 SORACOM が持つナレッジ を活用して検討 ? ドキュメント・ガイド 公開事例・レシピ ◆

    曖昧な課題や要件でもOK ◆ 「何を作りたいか」 から相談 認定デバイス SIM / SORACOM サービス SORACOM Agent による提案 ◆ 検証済みの組み合わせを優先 ◆ 調達・接続・運用まで考慮 ◆ ワンストップで始めやすい ◆ PoC に移しやすい構成
  19. 自然言語で指示するだけで SORACOM全サービスを活用可能 SORACOM Agent SORACOM API SIM管理 ソラカメ SORACOM Air

    Soracom Cloud Camera Services リモートアクセス SORACOM Napter RTSPによる映像/音声 のクラウド転送 データ蓄積・分析 SORACOM Query/Harvest IoTによる 業務自動化 SORACOM Relay SORACOM Flux 映像データ 収集 データ解析・ 自動化 通信パケット キャプチャ SORACOM Peek IoT通信・ デバイス管理
  20. SORACOM の IoT資産を、ひとつの Agent に SORACOM Agent は、IoTシステムを作り、運用するための ソラコムの総合力を活用できる”マネージドAIエージェント” Devices

    Connectivity IoTデバイス 実績ある採用候補 SIM・通信 IoTに最適化された接続 Services Knowledge クラウドサービス 構築・運用を支える機能群 ドキュメント ベストプラクティス 導入事例
  21. Knowledge MCP サーバーの提供を開始 インストール不要のリモート MCP サーバー SORACOM の公式ドキュメントを基に、出典付きで情報を提示 【情報源】ユーザーサイト・FAQ・IoT レシピ・API

    リファレンス等 質問・指示 問い合わせ (HTTPS) 回答・対応 出典付きの 情報 AI エージェント Claude Desktop / VS Code / Codex 等 公開対象 Knowledge MCP サーバー SORACOM 公式ドキュメント
  22. 1. プランニング 2. 実装 3. 運用・改善 要件整理 / デバイス選定 /

    接続設計 組み込み開発 / クラウド連携 / IoTアプリ実装 監視 / 調査 / 自動化 / レポーティング 01
  23. が必要 AI の力を 最大限引き出すには、IoT プロジェクトの ”コンテキスト”(背景知識・制約・現場の情報など)を与えることが必要 運用情報 デバイス仕様・HW センサー /

    ファームウェア 電源・設置条件 Runbook / 障害履歴 判断・変更の記録 IoT Project Context 現場知識 配備環境・物理配置 運用上の制約 背景・制約・運用情報 SIM / Connectivity 通信方式・ネットワーク 速度・閉域網・制約 自動化 クラウドシステム API / DB / Dashboard 外部サービス連携 Flux / Event / 通知 定常処理・自律実行 AI が IoT の多様な"コンテキスト"にアクセスできるようにする
  24. SORACOM Agent の長期記憶 Project Memory IoTプロジェクトのコンテキストを柔軟に整理し、AI が管理・参照できる構造 Files project.md ├─

    references/ PROJECT.md references/ 目的 / 制約 / 判断 / 現在地 設計資料・背景知識 runbooks/ logs/ 調査手順・定常運用 障害・イベント記録 schemas/ bindings/ API / デバイス仕様 SIM・Group・Device との関連 └─ architecture.md ├─ runbooks/ ├─ investigation.md └─ weekly-report.md ├─ logs/ └─ 20260706-incident.md ├─ schemas/ └─ api-schema.json └─ bindings/ └─ sims.json
  25. Project Memory は、AI とユーザーが育てる 対話・自律実行・手動編集を通じて継続的に更新 設計から運用まで、Project Memory を育てるほど SORACOM Agent

    は賢くなる 対話 相談・設計・判断 重要な前提を記録 自律実行 調査結果を追記 週次レポートを蓄積 Project Memory AI と User の共通コンテキスト プロジェクト固有の知識ベース ユーザー追記 要件・資料を追加 手順書や記録を更新
  26. SORACOM Agent を運用に組み込み、自律運用へ SORACOM Fluxのトリガーから、 SORACOM Agentを起動し、駆動 SORACOM Flux SORACOM

    Flux SORACOM Flux 定期レポート 異常調査 映像確認・通知 Trigger: 定期実行 Trigger: しきい値超過 Trigger: モーション検知 Schedule Agent Report 稼働状況を定期確認し、 運用レポートを作成 Threshold Agent Remote センサーデータの異常を起点に、 遠隔アクセスで原因を切り分け Motion Agent Notify ソラカメモーション検知を起点に、 映像を取得・分析し、 必要に応じてユーザーに通知 10
  27. SORACOM Agent のセキュリティ セキュアな IoTアプリ作成 隔離された 実行環境 Agent 実行権限の コントロール

    SORACOM のベスト プラクティスに準拠 Human in the Loop と最小権限 SORACOMクラウド内で実行 ◆ SORACOM SIM によ ◆ システム変更を伴う API ◆ Agent 実行環境をマネージド 閉域ネットワークが前提 ◆ 認定デバイスを優先 実行はユーザー承認が必要 ◆ 自律実行時は必要最小限 の権限を事前に割り当て に隔離 ◆ 原則として Internet アクセス を防止 ◆ 外部への不要な情報送信リス クを抑制
  28. SORACOM Agent まとめ IoT のプロダクト・ナレッジ・コンテキスト・セキュリティを、ひとつの Agent に SORACOM の総合力 Project

    Memory Security First ◆ デバイス・SIM・サービス ◆ 背景・制約・運用知識を記憶 ◆ 閉域網・権限管理を活用 ◆ ドキュメント・事例 ◆ 作って終わりではない継続支援 ◆ マネージドランタイムで安全 ・ベストプラクティス SORACOM Agent にご興味のあるお客様は、ぜひお問い合わせください
  29. Wisoraの概要 • 学習したデータソースをもとに回答す るAIボット • • • • • Webサイト巡回

    ファイルアップロード 直接入力 GoogleDrive Box • チャットインターフェース • • • • • 公開ページ チャットウィジェット Slack Teams LINE(Lステップ) • OAuth/SAMLに対応 利用例:総務窓口担当ボット
  30. 新発表 SORACOM Agent 呼び出し機能 Technology Preview Wisora から SORACOM Agent

    を呼び出して フィジカルデータを元にした回答が可能に 対話 呼び出し AI チャットボット Web ファイル SORACOM Agent ストレージ フィジカルデータ
  31. Wisoraがフロントエンドとして動作 部活動の サポートは? 学習済みの知識 Wisora ソラカメ IoTデバイス オフィスは 混んでる? 混雑状況

    SORACOM Agent • インターフェース提供 • アクセス制御 • 回答スタイルの指示 • Agent 呼び出し条件 • Agent 呼び出し権限 在庫の確認 天気
  32. SIM REDISCOVERY 生成AIによる 爆発的なセキュリティ脅威の増加 • 生成AIにより、攻撃者優位な状況へ • 米国標準技術研究所(NIST) ▪ 優先度が低い脆弱性の深刻度スコア評価(CVE)を停止

    • サプライチェーン攻撃の増加 • サーバ/デバイス上のAIへの新たな攻撃手法 • 「モノ」を乗っ取り生成AIと接続することで、より高度な攻撃を実施 • ロボットやモビリティは、物理的な影響を及ぼせる より厳密なIoTシステムのセキュリティ対策が必須
  33. SIM REDISCOVERY AI時代もRoot of Trustは、通信の入口である「SIM」 Subscriber Identity Module 利用者認識モジュール SIMの本質

    認証のための鍵の保持 ユニークIDの保持 IMSI/ICCID/eUICCID/MSISDN 対タンパー性 安全な鍵生成 SIMによるデバイス認証をベースに、通信/アプリケーションをクラウドで制御
  34. SIM REDISCOVERY 1.製造/出荷タイミングでの攻撃 SORACOM Krypton 製造/出荷時の設定 • 共通の初期設定パスワード • パスワード/認証情報の漏洩

    • 設定情報/プログラムの書き換え • SIM認証を使ったデバイスの初期設定 • クラウド側で設定情報を保持 初期設定 ゼロタッチでの 初期設定 極力、人手を介さない初期化プロセスでセキュリティを向上 SORACOM Krypton
  35. 新発表 VPG トラフィックフィルタリング機能 あらゆるIoTデバイスにネットワークレベルのセキュリティを VPGトラフィックフィルター ドメインルール 5G 4G LTE 3G

    2G 自社サイト my-company.com 許可した通信先 認証サイト *.google.com SORACOM Air VPG WiFi ルールに含まれない通信先 ファイバー 衛星通信 IPルール SORACOM Arc 動画サイト youtube.com リポジトリサイト *.npmjs.com 危険なサイト malicious.com
  36. SIM REDISCOVERY 4.デバイスへの物理的な攻撃 SORACOM Query VPG パケット キャプチャ SORACOM Peek

    Traffic Filtering SORACOM API SIMの情報 SORACOM Agent QueryやPeekでデバイスを確認。外部への通信はTraffic FilteringやAPIで遮断 一連の作業はSORACOM Agentと進める
  37. SIM REDISCOVERY (re)Discovery of SIM 1. 製造/出荷タイミングでの攻撃 2. ネットワーク経由のデバイスへの攻撃 3.

    デバイスが取得したデータ/デバイス上のAIへの攻撃 4. デバイスへの物理的な攻撃 5. 通信/AI/クラウドへの攻撃 AI時代のセキュリティ対策も、ソラコムのSIMとプラットフォームで
  38. SORACOM: 真のIoTを実現する リアルワールドAIプラットフォーム Connectivity Data Platform Managed AI Agent SIM

    世界中で安心してつながる 今の状態を分析・活用する 現場からAIへ接続する AI時代の信頼の起点