SORACOM Partner Space(SPS)パートナー内のIoT技術力向上の支援を目的に、SORACOMが認定を行うプログラム「SORACOM IoT Engineer Basic for SPS」です。 本プログラムの詳細や内容はブログ記事「IoTシステム設計や実装に必要な基本知識の検定制度「SPS認定資格」とは?」をご覧ください。
SORACOM IoT Engineer Basic for SPS対策セミナー株式会社ソラコム
View Slide
○ テストの概要○ 対策コンテンツ■ IoTの基本知識■ SORACOMの基本と特徴■ SORACOMのサービスとその活用アジェンダ
1. テストの概要
SPSパートナー様の技術者メンバー育成促進を目的に、SORACOMが認定を行うプログラムです。• 認定の目的•IoT技術の知識の底上げ•複数の技術要素についての知見をバランス良く持ち、IoTプロジェクトを迅速に進められるようにする•SORACOMサービスや機能の正しい理解の普及促進•SORACOM各サービスの仕様だけでなく、目的に応じたサービス選定やコスト感を掴んでいただくテストのねらい
•SPSパートナーなら誰でも取得可能•無償•制限時間なし、30問選択式•試験範囲•トピック1 IoTの基本知識•トピック2 SORACOMの基本と特徴•トピック3 SORACOMのサービスとその活用テストの概要1
この資格はIoTのシステム設計や開発について学んでいただくためのものです。前提としてIT関連の基礎知識、特にIPネットワーク(OSI7階層、ルーティング)についての一般的な知識をお持ちであることを前提としています。本資格を学習するにあたっての前提
•SORACOMの知識を付ける•書籍 公式ガイドブックSORACOMプラットフォーム•Kindle版あります•第2章 詳説 SORACOM プラットフォームを読み込む•SORACOMのオンラインカンファレンス•SORACOM Tech Days (技術カンファレンス)•SORACOM Discovery (年次イベント)勉強方法
IoTの基本知識
1. IoTとは2. デバイスの選び方3. クラウドの活用トピック1 IoTの基本知識
クラウドネットワークセンサー/デバイス“モノ”1.「IoT」とは?モノやコトをデジタル化現場のデジタル化現場とクラウドをつなげるデータの活用
お客様事例:日本瓦斯様NCUを自社開発し、“世界初”「LPG託送サービス」を 開始複数の通信規格や、複数の通信キャリアの回線に 対応した柔軟性の高い情報通信技術の確立による 新たなビジネスの創出
IoTシステムはカバーすべきことがたくさんインターネット クラウドモノ• センサ, デバイス選定• フィールド側構成の設計• ネットワーク設計• ルーター選定• アーキテクチャ設計• クラウドサービス選定このトピックではIoTプロジェクトの進め方と上記のコンポーネントそれぞれについての概要をお話しますクラウドネットワークデバイス
IoTシステムはカバーすべきことがたくさんインターネット クラウドモノ• センサ, デバイス選定• フィールド側構成の設計• ネットワーク設計• ルーター選定• アーキテクチャ設計• クラウドサービス選定カバー範囲が広いだけでなく、様々な検討すべき課題があります。では、どこから検討を始めるべきでしょうか?クラウドネットワークデバイスキッティングFOTA盗難対策バッテリー認証セキュリティ価格ルーティングどのサービス使う?開発/運用の手間の削減
IoTシステムはカバーすべきことがたくさんインターネット クラウドモノ• センサ, デバイス選定• フィールド側構成の設計• ネットワーク設計• ルーター選定• アーキテクチャ設計• クラウドサービス選定まずはいちばん制約が多く、手戻りの難しいデバイスについて見ていきましょう。実際IoTプロジェクトを進める際にもここから見ていくのがよいプラクティスです。クラウドネットワークデバイス
•なにをするためのデバイスなのか○ それを実現するためにどんなペリフェラル(センサー等の外部デバイス)や通信が必要なのか。○ 必要な処理を実現するためにはどの程度の処理能力がもとめられるのか• 電池、電源○ そのデバイスはバッテリーで動くものなのか。バッテリーで動くならどの程度の電池持ちが求められるのか。• 耐環境性能○ 雨や埃、熱などの対策は必要か2. デバイスの選び方IoTを構成するコンポーネントの中でもっとも手戻りがむずかしいのが「デバイス」。これを選定していくにあたっては以下の様なポイントを押さえていく必要があります。
コラム: なぜデバイスは手戻りしにくい?デバイスはハードウェアです。生産には時間がかかりますし、当然費用も発生します。部品や部材の調達は価格面/納期面双方から世の中の状況に大きな影響を受けます。また、ソフトウェアのようにあとから機能を追加したり設計を変更することも難しいです。選定したデバイスはプロジェクト全体の前提条件(制約とも言える)となる要素となってきます。
● 代表的なデバイスはデータを取得するためにセンサーを利用し、何かを操作するためにIOからを出力します。また、デバイスにはこういった動作を制御するためのCPUが内蔵されています。● CPUは予めインストールされたプログラムに基づき、センサーからデータを取得してクラウドに送信したり、クラウドからのコマンドをIOから出力したりします。● センサーや各種デバイスはIoTデバイスのボードに内蔵されているものもあれば、UART、I2C、SPI等による有線シリアル通信、BLEによるアドバタイズがよく用いられます。IoTデバイスとはセンサーデータの送信(テレメトリ)コマンドの受信センサーGPIO、UART、SPI、I2C、BLE等装置GPIO、UART、SPI、I2C、BLE等CPUプログラムIoTデバイス
よくあるIoTデバイスの構成センサーデータの送信(テレメトリ)コマンドの受信センサーGPIO、UART、SPI、I2C、BLE等装置GPIO、UART、SPI、I2C、BLE等CPUプログラムIoTデバイスセンサーデータの送信(テレメトリ)コマンドの受信センサー装置CPUプログラムIoTデバイスゲートウェイ型: センサーや装置を「IoT化するゲートウェイ」オールインワン型: センサーや装置を内蔵したIoTデバイス
※画像はソラコムのパートナー様提供デバイスの例IoTゲートウェイの一例
•スマートフォン•汎用GPSトラッカー•車載用GPSトラッカー•シガーソケット型•CAN接続型※画像はソラコムのパートナー様提供デバイスの例オールインワン型の一例: GPSトラッカー
センサーを含む(IoTデバイスから見た)外部デバイスは「ペリフェラル」と呼ばれることがあります。代表的なペリフェラルであるセンサーには以下のようなものがあります。用途に合わせて必要なセンサーを選定しましょう。● 温湿度センサー● 距離センサー(ToFとも呼ばれる。音波方式、レーザー方式がある)● 人感センサー● 磁気センサー● イメージセンサー(カメラ)● GNSS受信機またIoTデバイスから外部のペリフェラルを制御する際には、前述のシリアル通信やパルス信号がよく用いられます。ペリフェラルの選定
•可視化や分析のためにセンサー等を使って現場のデータを収集しこれをクラウドに送信することを「テレメトリ」と呼びます。•例えば環境センサーから温湿度データをクラウドに送信する、車載器から位置情報や速度情報を送信する、接点監視装置から送信される接点情報、これらはみなテレメトリです。テレメトリクラウドデバイステレメトリ
テレメトリの設計は、システム全体の構成やコストに非常に大きな影響を与える重要な項目です。•例えば工場の装置制御に使われているPLCは100hzという速度でデータを出力することがありますが、これをすべて個別にクラウドに送信しようとすると非常に大きな帯域と低いレイテンシのネットワークが必要になります。また、こういったネットワークは非常に高価です。•同様に、大量の画像や映像のやりとりも大きな帯域を必要とします。テレメトリの設計
最適なコスト、最適な構成のシステムを設計するためには、まず以下のようなポイントを考えてみることが大切です。● 現場で発生するデータをそのまま送信する必要があるのか● 欠損なくすべてのデータがクラウドに到着する必要があるのか● そもそも、このデータを使ってどういったインサイトを得ようとしているのか結果として「必要なデータだけを送信する」ようにシステムを設計していきます。テレメトリの設計
以下のような方法で送信するデータの最適化が可能です。• 高頻度なデータに対する工夫• n件の小さなデータをいちどにまとめて送信する• 1/nにデータをサンプリングして送信する• しきい値等を使って検出されたイベントを送信する• 画像/映像データに対する工夫• 必要なデータ(例えば写り込んでいる人の数)を抽出して送信テレメトリの設計
一般的に、前項で説明したようなテクニックををエッジコンピューティングといいます。最近では、画像処理を非常に高速に実行可能なAI処理チップを搭載したIoTデバイスも増えてきています。高度な処理を行うためにはIoTデバイスに求められる能力が高くなり、結果として調達価格が上がることに注意が必要です。また、高度な処理を行うGPUを搭載したようなデバイスは、一般的にAC給電が必要になります。エッジコンピューティング
IoTデバイスは電源が常時供給されるとは限りません。特にバッテリーで動く前提の場合、目標の稼働時間がデバイスの選定や設計の一番おおきな制約/前提条件になることもあります。稼働時間に大きな影響を与える項目としては以下のようなものがあります。● 通信頻度や通信に求められるリアルタイム性● エッジコンピューティングの有無● バッテリーの大きさ電池、電源
セルラー通信は大きな電力を消費するので(LTE Cat.4の通信時でざっくり300mAh~500mAh)、常時通信するデバイスの設計には注意が必要です。IoTデバイスの消費電力を抑えるための工夫としては以下のようなものがあります。● RTC(リアルタイムクロック)を利用してデバイス自体を間欠的にOF/OFFする● eDRXやPSMといった間欠通信技術(LTE-Mの技術)を使って通信に必要な電力を抑えるいずれも「リアルタイム性」とのトレードオフがあることに注意しましょう。電池、電源
•動作温度•特殊な環境の耐性• 防水、防塵、防爆 : IP規格 例 IPX5 / IP66• 振動、車載• 防爆 : 防爆構造 本質安全防爆、耐圧防爆構造耐環境性能IoTデバイスは屋外や高温/低温など厳しい環境で利用される場合もあります。要件に合わせて以下のような項目を検討する必要があります。
•電波を発する機器は各種認証を取得している必要があります。• 技術基準適合証明等のマーク(技適マーク )• アメリカはFCC認証• 欧州はCEマーク• (人が携帯するデバイスの場合) Body-SAR•また、法的な拘束力はありませんが通信キャリアのIOT(nter-operabilitytesting:相互接続性試験)を通っている通信デバイスを積極的に選ぶことも重要です。法律、規制、認証の遵守
参考資料: 経験ゼロから始めるIoTデバイス入門IoTデバイスのセルラー通信の仕組みと認証関連についてを基礎から解説しています。「経験ゼロから始めるIoTデバイス入門」で検索!
IoTシステムはカバーすべきことがたくさんインターネット クラウドモノ• センサ, デバイス選定• フィールド側構成の設計• ネットワーク設計• ルーター選定• アーキテクチャ設計• クラウドサービス選定つぎにクラウドについておさらいをしていきます。昨今、クラウドはインフラを提供してくれるだけではなく、IoTデバイスの管理やAI、データベースなど高度な機能を従量課金で提供してくれています。クラウドネットワークデバイス
3. クラウドサービスの活用昨今、システム開発と運用においてAWSやGoogle Cloud、MicrosoftAzureに代表されるクラウドサービスを活用することはひとつのデファクトスタンダードになっています。クラウドサービスはIaaSとして仮想サーバーやネットワーク、ストレージを提供してくれるにとどまらず、データベース、AI、BIツール、IoTデバイスの管理といったアプリケーションレベルの機能も多岐に渡って提供してくれます。また、これらのサービスが初期投資とリードタイムなしに利用できること、APIを介して自社のシステムに簡単に組み込めることがクラウドサービスの大きな特徴と言えます。
• AWS Lambda• メッセージの処理をはじめ、あらゆる計算処理に利用されています。仮想サーバーを持つことなく処理を実行できるため、保守性/運用性の非常に高いコンピューティングサービスです。SORACOM Funkからも直接呼び出し可能です。•AWS IoT Core• デバイスからのメッセージを受け取ったり、デバイスにメッセージを送信するためのエンドポイントとして利用されます•Amazon TimeStream/Amazon DynamoDB/Amazon RDS• メッセージやさまざまな計算結果を格納しておくためのDBサービス群です。IoTでは多くのデータは時系列になっているため、TimeStreamやDynamoDBの利用がマッチするケースが多いです。•Amazon Opensearch• Kibanaというデータの可視化ツールを備えたマネージドのDBサービスで、時系列データも容易に扱えます。IoTプロジェクトで利用されるクラウドサービス
•スケーラビリティ• リソースの増加や縮小が可能• スモールスタートではなくビッグスタート(余裕をもってリソース配置してサービス開始して、様子をみて絞る)が可能•可用性• 複数のデータセンターにリソースを配置し冗長性を確保。• これを自前でやろうとすると大変な費用と労力。•多彩な用途• Webシステムのみならずエンタープライズや先端技術まで 幅広い技術領域と専門サービスを展開•従量課金• 初期投資は必要なく、使った分だけ費用が発生するクラウドの特徴
AWSはIoTの様々なユースケースに合わせてリファレンスアーキテクチャを提供しています。ご自身の実装したいシステムに合わせてこういった資料を参考にすることも非常に有意義です。参考: AWSによるリファレンスアーキテクチャ画像出典: https://aws.amazon.com/architecture/iot
IoTシステムはカバーすべきことがたくさんインターネット クラウドモノ• センサ, デバイス選定• フィールド側構成の設計• ネットワーク設計• ルーター選定• アーキテクチャ設計• クラウドサービス選定ここまでデバイスとクラウドについて見てきました。次のトピックでは「ネットワーク」部分となるSORACOMについてお話していきます。クラウドネットワークデバイス
1. IoTとは• デバイス、クラウド、ネットワーク2. デバイスの選び方• 電源、センサーのデータ量、耐環境性能、法令3. クラウドの活用• スケーラビリティ、高可用性、従量課金まとめ
SORACOMの基本と特徴
SORACOM は IoT の「つなぐ」を簡単にIoT デバイス クラウドサービス✔ 遠隔操作✔ メンテナンス✔ 蓄積・見える化✔ アラート通知通信デバイスセンサキットIoT 通信IoT SIMLPWAパートナーデバイスパートナークラウド(AWS / Microsoft / Google)Wi-Fi / 有線3G / LTE / 5GLTE-M
ネットワーク● すぐに利用開始できる安全なネットワークデバイス● 1個からすぐに調達可能なさまざまなリファレンスデバイスクラウド接続● デバイスを安全に接続するための様々なクラウド接続サービスSORACOMが提供するもの
SORACOMのネットワークサービスIoT 向けデータ通信SORACOM Airセルラー / セルラーLPWA(2G / 3G / 5G / LTE / LTE-M)特定地域向けIoT SIMplan-D/D-300plan-DU plan-K/K2SORACOM IoT SIM(※日本、グローバルに対応)カード型 SIM eSIMLoRaWANSigfox日本カバレッジグローバルカバレッジ所有ゲートウェイカード型 SIM eSIMNTTドコモ回線plan01splan01s-LDVplanP1,planX1, X2, X3 plan-KM1KDDI回線アンライセンスドLPWAX3専用SIM K2専用SIMマルチキャリア43
開発に要する期間 日 週 月~《 LTE-M 通信搭載 IoT ボタン 》SORACOM LTE-M Button個性的なデバイスづくりパソコンや小型コンピュータのIoT デバイス化完成品によるサービス開発への集中センサーとの組み合わせ目的で選べるSORACOM の IoT デバイス《 センサー + LTE-M 通信 》GPS マルチユニットSORACOM Edition《 Mini PCIe I/F LTE モデム 》EC21-J (Mini PCIe 版)《 プロトタイプマイコン向けモジュール 》M5Stack 用 3G 拡張ボード《 プロトタイプマイコン向けモジュール 》LTE-M Shield for ArduinoSigfox Shield for Arduino《 接点インターフェイス付き IoT ボタン 》SORACOM LTE-M Button Plus《 USB 型 3G モデム 》AK-020《 USB 型 LTE モデム 》SORACOM Onyx《 LTE-M 通信搭載 GPS & BLE 中継器 》ビーコン対応 GPS トラッカー GW《 LTE モデム搭載プロトタイプ向けマイコン 》Wio LTE JP Version《 量産向け通信モジュール 》UC20-G (LCC)BG96 (LGA)
モノ暗号化された携帯無線全国の携帯基地局データセンターAWS、Azure、Googleその他クラウドインターネット閉じたネットワークSORACOM専用線SORACOMのしくみデータセンター
ネットワーク● すぐに利用開始できる安全なネットワークデバイス● 1個からすぐに調達可能なさまざまなリファレンスデバイスクラウド接続● デバイスを安全に接続するための様々なクラウド接続サービスSORACOMが提供するものさまざまなシーンに必要なさまざまなビルディングブロックを提供するSORACOMプラットフォーム
IoT テクノロジー民主化のためのプラットフォームSORACOM Global PlatformCLI & SDKSORACOMCLI(Go)WebインターフェースUser Consoleデータ転送支援SORACOM BeamクラウドアダプタSORACOM Funnelデータ収集・蓄積SORACOM Harvestプライベート接続SORACOM CanalIoT向けデータ通信SORACOM Airfor Cellular (2G, 3G, LTE) / LPWA (LoRaWAN, Sigfox, LTE-M)専用線接続SORACOM Direct仮想専用線SORACOM DoorAPIWeb APISandboxコネクティビティネットワークインタフェースSIM認証・証明SORACOM Endorseデバイス管理SORACOM Inventory透過型トラフィック処理SORACOM Junctionダッシュボード作成/共有SORACOM LagoonセキュアプロビジョニングSORACOM Kryptonアクセス権限管理SORACOMAccessManagementアプリケーションデバイスLANSORACOM Gate24/365サポート診断機能Technical SupportUSB ドングル / セルラーモジュール / マイコンモジュール / ボタン / S+ シリーズデバイスオンデマンドリモートアクセスSORACOM NapterクラウドファンクションSORACOM FunkエッジプロセッシングSORACOM MosaicオンデマンドパケットキャプチャSORACOM PeekインラインプロセッシングSORACOM Orbit次世代VPG監査ログAPIAudit LogWiFi, 有線, 衛星等のインターネット接続セキュアリンクサービスSORACOM Arc
とはいえ・・・
ネットワーク● すぐに利用開始できる安全なネットワークデバイス● 1個からすぐに調達可能なさまざまなリファレンスデバイスクラウド接続● デバイスを安全に接続するための様々なクラウド接続サービスSORACOMが提供するものぜんぶ自分で作るのは大変。必要なパートをサポートしてくれるたくさんのパートナーエコシステムSPS(SORACOM Partner Space)例えば・・・● 既製のデバイスの調達● カスタムデバイスの設計/量産● システムインテグレーション
インテグレーション(15社)デバイス(45社) ソリューション(54社)テクノロジー(35社)SPS認定済パートナー 149社 (2022/12)SELECTED
ハードウェアもソフトウェアもサーバーも利用作らずに、創る自前主義からの脱却SORACOMリファレンスデバイス既製品AWSやGoogleMicrosoft Azureデバイス ネットワーク クラウドソラコムのおすすめな開発手法は
•セルフサービス○ アカウントの開設から回線の契約、解約まですべてウェブ上で完結•従量課金○ 大きな初期費用はなく、使った分だけのお支払い。•APIの提供○ 自社のシステムとの柔軟なインテグレーション•エコシステム・協業を重視○ 広範な技術分野はエコシステムでカバーSORACOMサービスのコンセプト
1. SIMの入手2. SIMの操作方法3. SIMのステータス4. SORACOMの利用方法5. お支払いSORACOMの利用開始方法ここではセルラー通信用のサービス(つまりSIM)であるSORACOM Air for セルラーの使い始め方をご紹介していきます。
•カードSIM 1枚から購入可能•SORACOMアカウントの発行• メールアドレスとクレジットカードの登録•SORACOM IoT ストア• SIMや通信モジュール以外にドングル、Wio LTE(プロトタイプ向けマイコン)なども購入可能•ECサイト Amazon、スイッチサイエンスなど• ユーザーコンソールの[+ SIM登録]から登録• SIMカード記載のIMSIとパスコードを入力SIMの入手
•カード型SIM• 標準/マイクロ/ナノ•SIMサイズ• アダプタは破損や接触不良を誘発するため本番利用では避ける• マルチカット(3in1タイプ)は サイズに合わせてカットできるSIMの種類
•チップ型SIM(Embedded SIM/eSIM)• 1000個単位で販売• 動作温度の上限が少し高い• SIMカードの抜き差しトラブルが無いSIMの種類
•3G/LTE通信モジュールを搭載する主なデバイス• スマートフォン• IoTゲートウェイ• LTEルーター• Microsoft SurfaceなどのPC/タブレット• USBドングル•IoT SIM(旧グローバルSIM)はローミング機能をオン•3G/LTEおよび周波数帯(バンド幅)• 通信モジュールと利用通信キャリアでマッチしないと電波をつかめないデバイスの適合性
•アクセスポイント設定(APN)• APN• ユーザー名• パスワード: soracom.io (Plan-DUは du.soracom.io): sora: sora• PDP Type : IP•デバイスのOSで適切なルーティング設定•IPアドレスやDNSは自動取得デバイスでの接続設定
•SIMステータスの遷移•特定地域向けSIMは以 下 のステータスで少額の料金が発生• 準備完了• 利用中断中SIMのステータス
•回線(SIM)の操作• ユーザーコンソール• API / soracom-cli : 大量のSIM操作やバッチ処理向けSORACOMの利用方法
こまったときのお問い合わせ• 購入前 : 担当営業もしくはWeb問い合わせ• 購入後 : ユーザーコンソール右上 ‒ [サポート] ‒ [お問い合わせ]で チケット起票SORACOMの利用方法
•アカウントのみ登録は初期費用、月額費用ともにかからない•クレジットカードまたは請求書でお支払い•月末締め、翌月請求•SIMの基本料金は1日単位 (例 : plan-Dは10円/日)•最低利用期間なし支払い方法、従量課金
1. SORACOMの提供するものa. ネットワークb. デバイスc. クラウド接続d. パートナーエコシステム2. SORACOMのコンセプトa. セルフサービスですぐに1回線/1個から使い始められるb. 使ったぶんだけのお支払い。3. SORACOMの利用方法a. アカウントにサインアップしてSIMを注文、デバイスをセットアップb. お支払いはクレジットカードまたは請求書払いまとめ
SORACOMの サービスと活用
「つなぐ時に困る事」を解決するSORACOM サービスIoT デバイスのデータ蓄積先は?技術やビジネス検証をするSaaS / クラウド連携は?大規模安定運用データ収集・蓄積SORACOM HarvestIoT アプリケーションは?ダッシュボード作成・共有SORACOM LagoonクラウドアダプタSORACOM FunnelAI やビッグデータ等のデータ転送支援SORACOM Beam クラウドファンクションSORACOM Funk現場のデジタル化を担うIoT デバイスは?検証 / スモールスタートSORACOM のリファレンスデバイスや 認定済みデバイス
•SIM認証をベースにIoTプロジェクトの様々なフェーズでの”つなぐ”に役立つサービスを提供• セルラー閉域• リモートアクセス• クラウド連携• セルフサービス可視化・ダッシュボード• デバイス管理・プロビジョニング• リファレンスデバイスSORACOMのサービス
「コネクティビティ」すべてのベースとなる通信サービス
データセンターAWS、Azure、Googleパートナークラウドインターネット閉じたネットワークSORACOMWireless AgnosticCloud AgnosticセルラーSigfoxConnectivity AgnosticWi-Fi有線SORACOM は IoT の「つなぐ」を簡単に
データセンターAWS、Azure、Googleパートナークラウドインターネット閉じたネットワークSORACOMWireless AgnosticCloud AgnosticセルラーSigfoxConnectivity AgnosticWi-Fi有線SORACOM は IoT の「つなぐ」を簡単にSORACOM Airfor セルラーSORACOM ArcSORACOM Airfor Sigfox
•SORACOM Air for セルラー• セルラー(携帯電話網)接続によるコネクティビティサービス• 5G、セルラーLPWAも利用可能•SORACOM Air for Sigfox/LoRaWAN• アンライセンストLPWAによるコネクティビティサービス• 省電力な無線を利用可能•SORACOM Arc• VPN(WireGuard)によるコネクティビティサービス• WiFiやイーサネットデバイスもSORACOMに接続し、後述の各種サービスを利用可能にしてくれるSORACOMのコネクティビティ
•イベントハンドラー• ルール : SIMのデータ量やステータス、速度クラス変更• アクション : ステータスや速度クラス変更、メール/Web/AWS Lambda通知•セキュアSMS API/USSD機能• IoT SIMに対応SORACOM Air/Arc の付加機能
SORACOM Air/Arcの特徴セルラー基地局網 + AWSクラウド 仮想的な通信設備を実現インターネットに出る前に通信へ介在できる専用線交換局 インターネットモノセルラー通信網によるセキュア通信区間AWSIoTEC2 / システムプライベート・クラウド データセンタMicrosoftAzureGoogle CloudPlatform基地局
「セルラー閉域」閉域網でデバイスとクラウドを接続
セルラー閉域接続専用線専用線交換局SORACOMAirパブリッククラウドVPNSORACOMDoor自社システムSORACOMDirectプライベートクラウド専用線自社システムAPISORACOMCanalVPC
•VPG(Virtual Private Gateway)を作成し、SIMグループに設定•VPGとの接続方法• Amazon VPCピアリング接続• インターネットVPN• 専用線接続: SORACOM Canal: SORACOM Door: SORACOM Direct•ユーザーがデバイスサブネットをカスタマイズ可能セルラー閉域サービス
セルラー閉域サービス(続き)•SORACOM Gate C2D(Cloud to Device)で プライベートネットワーク→デバイスに接続可能•SORACOM Gate D2D(Device to Device)でデバイス間接続•SORACOM Junctionで透過型トラフィック処理クラウドデバイス
お客様事例: コマツ様ICT建機との高速でセキュアな通信を実現SORACOM GateによりICT建機とクラウドシステ ムをシームレスに接続施工現場のIoT活用に貢献
「リモートアクセス」外部からデバイスに安全にSSHやリモートデスクトップ等を実行
•SORACOM Gate : セルラー閉域でデバイスアクセス•SORACOM Napter : オンデマンドリモートアクセスSORACOMのリモートアクセスサービス
SORACOM Napterオンデマンドなリモートアクセス•SORACOM Napterで制限付きのWebアクセスやSSHア クセス可能正当なユーザ1. アクセスをリクエスト(SIM ID, ポート, 有効期間)SORACOMNapterインターネット2. 指定のグローバルIPとポートにアクセス3. デバイスのポートに接続
お客様事例:システムフォレスト様SORACOM Napterを利用して、顧客先まで赴かずにデバイスを遠隔メンテナンスIoTシステム運用時に遠隔からデバイス設定変更・メンテナンス熊本協同ファーム様<宮崎>福岡県農林業総合試験場八女分場様<福岡>
「クラウド連携」デバイスから送信されるデータを簡単、安全にクラウドサービスに連携
•SORACOMサービスがデバイスからのデータを中継し、 クラウドに転送• 転送先はあとから変更可能• 様々な通信プロトコルに対応• 認証情報はSORACOMサービスが保管クラウド連携サービスデバイスクラウド中継
•SORACOM Beam: セキュアプロキシー• デバイスからSORACOM Beamへ送信されたデータを、プロトコル変換したうえで任意の宛先に送信• 利用可能なプロトコル変換■ HTTP/TCP/UDP → HTTP(S)■ MQTT → MQTT(S)■ TCP → TCP(S)クラウド連携サービス
•SORACOM Funnel : クラウドリソースアダプタ• デバイスからはHTTP/TCP/UDP/SMS/USSDのいずれか• AWS IoT Core• Amazon Kinesis Data Firehose / Streams• Microsoft Azure Event Hubs• Google Cloud Pub/Sub•SORACOM Funk : クラウドファンクションアダプタ• デバイスからはHTTP/TCP/UDP/SMS/USSDのいずれか• AWS Lambda• Azure Functions• Google Cloud Functionsクラウド連携サービス
Unified Endpoint でSORACOM サービスの使い分けを支援データ収集・蓄積SORACOM HarvestクラウドアダプタSORACOM Funnelデータ転送支援SORACOM Beamuni.soracom.ioデバイスはuni.soracom.ioへデータ送信クラウドファンクションSORACOM Funk利用サービスをSORACOMコンソールで追加、切替可能
クラウドに送信する前にデータを前処理以下のサービスを利用すると、Beam/Funnel/Funk/Harvestにデータを送信する前に、データのフォーマット変換などの処理を行うことができます。● バイナリパーサー○ バイナリ形式をJSON テキスト形式に変換○ 固定長のバイナリ変換のために利用可能● SORACOM Orbit○ Soraletと呼ばれる任意の関数を実装し、SORACOMプラットフォーム上で動かせる○ 動的なデータを扱うことができる。またバイナリ以外も取り扱える。
バイナリパーサーとSORACOM Orbitデータ収集・蓄積SORACOM HarvestクラウドアダプタSORACOM Funnelデータ転送支援SORACOM Beamuni.soracom.ioクラウドファンクションSORACOM FunkSORACOMOrbitバイナリパーサーデータを各サービスに送信する前に任意の前処理が可能(Unified Endpointなしでも利用可能です)
「セルフサービス可視化・ダッシュボード」ソラコムだけでデータの蓄積、可視化、共有
•SORACOM Harvestでデータ保存と簡易的な可視化• ユーザーコンソールの一部として動作• Harvest DataとHarvest Filesを提供• Dataのデータ保存期間は40日、延長オプション(731日)あり•SORACOM LagoonはHarvestをデータソースとしてダッシュボー ドとアラート機能を提供• Lagoon専用のユーザーが発行できる• 複数の可視化項目をダッシュボードで1画面にまとめて表示セルフサービス可視化・ダッシュボードデバイス Harvest Lagoon
•各サービス個別のエンドポイント :• beam.soracom.io• funnel.soracom.io• funk.soracom.io• harvest.soracom.io•ここに投げておけばどのサービス(Beam, Funnel, Funk, Harvest)でもデータが利用可能になるUnified Endpoint :• uni.soracom.io• unified.soracom.ioデバイスのデータ送信先
「デバイス管理・プロビジョニング」ソラコムだけでデータの蓄積、可視化、共有
•SORACOM InventoryはLwM2Mに対応するデバイス管理サービス• SIM認証によって容易にデバイス登録可能• デバイスでLwM2Mエージェントを実行し、定義したオブジェクトに従って 読み出し、書き込み、実行の操作でデバイスを管理LwM2Mエージェントデバイスを管理デバイス管理:SORACOM InventoryデバイスInventory管理サーバー
•SORACOM KryptonはAWSやSORACOM Inventoryの 認証情報発行を代行セキュアプロビジョニング:SORACOM Krypton•認証情報をデバイスに直接配布できるので、例えばAWS IoTのSDKなどをそのまま利用可能
•SORACOM Endorseで検証可能なWebトークン取得とSIM認証セキュアプロビジョニング:SORACOM Endorse•Webトークンの形式はJWT(JSON Web Token)•デバイスからお客様システムへの直接のアクセスの際の認証に利用可能。
「リファレンスデバイス」IoTデバイスを1個から調達可能
開発に要する期間 日 週 月~個性的なデバイスづくりパソコンや既存ネットワークの IoT 化完成品によるサービス開発への集中センサーとの組み合わせで IoT 化目的で選べるSORACOM の IoT デバイス《 センサー + LTE-M 通信 》GPS マルチユニットSORACOM Edition《 Mini PCIe I/F LTE モデム 》EC21-J (Mini PCIe 版) / LTE《 プロトタイプマイコン向けモジュール 》M5Stack 用 3G 拡張ボード《 プロトタイプマイコン向けモジュール 》LTE-M Shield for ArduinoSigfox Shield for Arduino《 接点インターフェイス付き IoT ボタン 》SORACOM LTE-M Button Plus《 USB 型 3G モデム 》AK-020《 USB 型 LTE モデム 》SORACOM Onyx《 LTE-M 搭載 GPS & BLE 中継器 》ビーコン対応 GPS トラッカー GW《 LTE 搭載プロトタイプ向けマイコン 》Wio LTE JP Version《 量産向け通信モジュール 》UC20-G (LCC) / 3GBG96 (LGA) / LTE-M《 LTE-M 搭載 IoT ボタン 》SORACOM LTE-M Button《 産業用 LTE ルーター 》UD-LT1/EX
• SORACOM IoTストア• 前述のリファレンスデバイスを直接、1個から購入できる。• IoT SELECTION connected with SORACOM• SPSパートナーのデバイスやサービスがサブスクリプション契約で利用できるサービス• SORACOM認定デバイス• SPSパートナーのなかでも「デバイスパートナー」が提供する多くのデバイスたち。調達はパートナーさんと直接ご契約。IoTデバイスの入手方法
ネットワーク● すぐに利用開始できる安全なネットワークデバイス● 1個からすぐに調達可能なさまざまなリファレンスデバイスクラウド● デバイスを安全に接続するための様々なValue AddedServices。SORACOMが提供するもの
SORACOMはSIM認証をベースにIoTプロジェクトの様々なフェーズでの”つなぐ”に役立つサービスを提供•セルラー閉域•SORACOM Canal/Door/Direct•リモートアクセス•SORACOM Napter/Gate•クラウド連携•SORACOM Funnel/Funk/Beamまとめ•セルフサービス可視化・ダッシュボード• SORACOM Harvest/Lagoon•デバイス管理・プロビジョニング• SORACOM Inventory/Krypton•リファレンスデバイス•IoTストア/認定デバイス
トピック1: IoTの基本知識IoTプロジェクトを進めるうえで必要な基本的な知識(主に技術面)をお話します。トピック2: SORACOMの基本と特徴IoTプラットフォームSORACOMについての概要と、使い始め方をご紹介します。トピック3: SORACOMのサービスと活用SORACOMの各サービスについて詳細を説明していきます。アジェンダ(再掲)
デバイス/ネットワーク/クラウドを組み合わせるための基礎知識は得られました!次はぜひハンズオンで実際に触ってみましょう。認定試験に合格!Next Stepは?
SPS 認定資格対策 セミナーへご参加いただきありがとうございました。このまま「SPS認定資格テスト」を受ける方は、ZoomのチャットへWEBサイトのリンクを配信しております。または、下記のQRコードからアクセスしてください。SORACOM IoT Engineer Basic for SPS SORACOM IoT Sales for SPS