2021年6月にDCC2Pにて紹介したIDCFクラウド コンテナについての紹介資料です。
当日のレポート記事がありますので参考に。 https://cloud.watch.impress.co.jp/docs/cdc/dcc2p/1336760.html
IDC Frontier Inc. All rights reserved.IDCFクラウド コンテナ 商用サービス事例紹介 株式会社IDCフロンティアエンジニアリング本部 浅沼 敬2021年6月9日
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2IDC Frontier Inc. All rights reserved.Agenda 1. IDCFクラウド コンテナ サービス紹介2. SUSE Rancher 選定理由(事業者目線)3. SUSE Rancher 選定理由(ユーザー目線)4. サービス実現に当たっての技術取り組み
3IDC Frontier Inc. All rights reserved.IDCフロンティアについて 高集積・大規模なニーズに応えるデータセンターを全国に7ヵ所、グループ全体では19ヵ所展開。※2021年3月時点データセンター事業シンプル・パワフルなクラウドプロダクトと、プライベートやハイブリッドクラウドなど豊富なラインアップ。クラウド事業クラウド型レンタルサーバー、ドメイン名登録など中小企業や個人事業主の IT環境を支援。ホスティングサービスドメイン名登録サービス大企業 SI企業 大手IT事業者IDCフロンティアは、法人向けのITインフラサービスを提供しているソフトバンクのグループ企業です。データセンター事業、クラウド事業を主軸に、中小企業からエンタープライズまで、 幅広いお客さまのニーズに応えるサービスを取り揃えています。ネットサービス企業 クラウドSI企業中堅・中小企業 個人事業主
最大拡張時 全8 棟 /50MW 最大拡張時 全11棟 /60MW 福島白河データセンター 福岡北九州データセンター 約4,000 ラック /50MW 東京府中データセンター 最大160MWのハイパースケールデータセンター群を展開
5IDC Frontier Inc. All rights reserved.弊社ご利用のお客様状況と市場の流れ 市場でもクラウド利用者の 81%が2社以上の 事業者と契約 81%2社以上のクラウド単独のクラウドIDCFクラウドユーザーの 73%が ハイブリッド利用 ハイブリッド利用やマルチクラウドが主流に データセンターとクラウド両方を担うIDCFだからこそ必要な性能や機能で選ぶマルチクラウドの流れ出典:Smarter With Gartner「Why Organizations Choose a Multicloud Strategy」(2019年5月7日)出典:https://www.idcf.jp/cloud/hybrid/クラウド × オンプレミスクラウド × 物理サーバークラウド × データセンター
6IDC Frontier Inc. All rights reserved.これからの開発・実行環境要件にあわせた環境をそろえたい、コンテナ管理が必要 自社コンテナイメージの標準化(マイクロサービス前提)実行環境を選べる(マルチクラウド利用)インフラ維持管理不要現在の課題クラウドベンダーのコンテナ環境 データセンターのオンプレミス環境プロダクション単位でコンテナ環境がバラバラ(GKE,ECS,EKS etc.)インフラ維持管理にエンジニア稼働が奪われる• 開発環境が乱立・増殖・混乱• あるいは特定クラウドベンダーへの依存リスク• 重要コンポーネントのコンテナ化が困難 (i.e.セキュリティ要件が厳しい)• コンテナ・マイクロサービス開発体制へのシフトが進まない• インフラ機材所有コストの増大• ハードウェアの陳腐化対応• 監視運用稼働の削減に苦悩
7IDC Frontier Inc. All rights reserved.マルチインフラ環境でKubernetesクラスターの展開・管理 管理基盤にSUSE-Rancherを採用 「Any インフラ」ハイブリッドもマルチクラウドも
8IDC Frontier Inc. All rights reserved.モニタリングコンテナからクラスタまでどのプラットフォームでも同じ様にリソースをモニタリングマルチクラウドハイブリッドクラウドサービスの特長 Any インフラ- 構築環境を選ばない -学習コスト低減- GUIから手軽に構築 -運用負荷軽減- サポートは日本語 -ベアメタルまたはプライベートクラウドなどの社内仮想化プラットフォームにKubernetesを展開IDCFクラウドのコンピュートに加えGKE/EKS/AKSなど複数のパブリッククラウドをシームレスに利用可能ワンストップマルチクラウド/インフラを1つのインターフェースで全てのクラスターを管理カスタマーサポートIDCFクラウド同様の日本語によるサポート体制を提供シンプル WEB UIWEB UIからワークロードを簡単管理でき、YAML編集からコマンドライン操作まで 可能
9IDC Frontier Inc. All rights reserved.SUSE Rancher を選択した理由 事業者目線
10IDC Frontier Inc. All rights reserved.Kubernetes管理ツールの選定 5製品+完全自社開発も含めて検討し、 SUSE Rancher に絞りこみました 1. 検討ポイント– クラスターからワークロードまで一通りの管理ができること– 複数のクラスターを構築、運用、管理できること– IDCFクラウドだけでなく、マルチクラウドやベアメタルサーバーに対応できること2. SUSE Rancher 選定理由– マルチクラウド、ベアメタルサーバーに対応– ユーザーの権限管理の概念がある– 機能が豊富(カタログ機能、クラスターロギング、監視など)
11IDC Frontier Inc. All rights reserved.SUSE Rancher での課題 不足部分の自社開発や SUSE社のトレーニングを活用 1. インフラに依存した部分の実装– 高可用のためのサーバー冗長化– 障害からのサーバー自動復旧– 負荷に応じたサーバー自動拡張– ロードバランサー2. SUSE Rancher のバージョンアップが頻繁– ライフタイムが短く追いつくのが大変– Kubernetes自体がバージョンアップ頻繁
12IDC Frontier Inc. All rights reserved.SUSE Rancher を選択した理由 ユーザー目線
13IDC Frontier Inc. All rights reserved.課題解決① Kubernetes導入の悩み • YAMLの作成/編集、kubeコマンド操作など導入のハードルが高い• インフラの知識、アプリの知識が必要で技術者が足りない• さまざまなクラウドを利用していると、各社のクラウドコンソールの学習が大変• クラスター作成からワークロードのデプロイまで、WEB UIのみで完結• どこのインフラ上でも同じようにワークロードをデプロイし管理可能ポイント • WEB UI上でのシェル操作も可能(SSHログイン不要に)• WEB UI上でYAMLによるデプロイや編集も可能• もちろんローカルのコマンドラインからの操作も可能
14IDC Frontier Inc. All rights reserved.課題解決② モニタリングの悩み • コンテナに対応したモニタリングの構築や準備が大変• さまざまなインフラが存在し、モニタリングの環境が乱立• どこのインフラ上でも同じように利用できるモニタリング、アラート、通知機能を提供• コンテナ、PODからクラスターまでの監視設定をプリセット
15IDC Frontier Inc. All rights reserved.課題解決③ CI/CDの悩み • しっくりくるCI/CDのフローが確立できなかった• さまざまなインフラが存在し、CI/CDの環境が乱立• どこのインフラ上でも同じように利用できるCI/CDパイプライン機能を提供ポイント • GitHubやGitLabなど任意のGit環境と連携• DockerHubやGCRなど任意のコンテナレジストリーと連携• CircleCIなど既に利用しているCI/CD環境の利用も可能
16IDC Frontier Inc. All rights reserved.サービス実現に当たっての 技術取り組み
17IDC Frontier Inc. All rights reserved.コンテナサービス プラットフォーム開発 On-premise他社環境IDCF Cloud ConsolePrivate/Bare metalIDCF Cloudお客様環境SUSE Rancher UISUSE Rancher Server・IDCF CloudとSUSERancherの認証連携・SUSE Rancher 日本語UI対応・SUSE Rancher 多拠点DR構成等々がチャレンジしたポイントユーザー
18IDC Frontier Inc. All rights reserved.IDCFクラウド対応の拡張開発 CSI DriverIngressControllerCloudControlManagerKubernetes MasterILBVolumeCSI DriverVolumeL7 LoadBalancer: ILBL4 LoadBalancer: Virtual RouterPod PodCloud Controller Manager: L4対応– KubernetesのKind.Service.Type:Loadbalancerを ILBとVirtualRouterで利用できるようにする。Ingress Controller: L7対応– Kind.IngressをILBで利用できるようにする。Container Storage Interface Driver: Persistent Volume対応– ComputeのVolumeを利用できるようにする。Kubernetes Nodesクラウドプラットフォーム
19IDC Frontier Inc. All rights reserved.まとめ 2021年5月13日 IDCFクラウド コンテナ リリース マルチインフラ対応のKubernetesサービスをクラウドで試してみませんか? 1. SUSE Rancher を採用したマネージドKubernetesサービス IDCFクラウド コンテナ2. SUSE Rancher によるマルチインフラ対応3. プラットフォーム設計・開発で得たSUSE Rancher/Kubernetesの知見4. 今後、技術コミュニティへも知見共有などで貢献したいhttps://www.idcf.jp/container/
20IDC Frontier Inc. All rights reserved.EOF