■概要
実店舗閉鎖による売上大幅減、オンラインストアの急成長、小売企業のオンライン投資への急激なシフト...
COVID-19 により、さらに不確実性を増す小売・商業施設マーケット。
商業施設において重要なパートナーである小売事業者の退店リスクが高まる中で、オンラインでの購買を前提とした商業施設のDXも急速に求められている。
本稿では、実店舗の閉店ラッシュが進むアメリカのショッピングモール の最新事例を参考に、商業施設のDXの鍵となる3つのキーワードをまとめた。
■目次
1. COVID-19 で変化・加速する小売のパラダイムシフト
2. 実店舗閉鎖が続く アメリカ・小売市場で起きている 3 つの変化
3. 商業不動産の DX を捉える3 つのキーワード
■サマリー
・COVID-19により、消費者のオンラインストア利用は日本でも急加速。小売事業者もオンラインチャネルへの投資はさらに増え、オンラインでの購入を前提とした商業施設の価値創出が重要に。
・アメリカではオンライン購買を前提とし、オンラインでできない「体験」を元に集客・収益化を図る形に。
・収益化の要素として (1) pop-up store によるフレキシブルなリーシング、(2) データ分析によるテナントサービスの二点が アメリカで先行している。
・この二点に着手し、データを蓄積していくことで、将来的に「小売空間のダイナミックプライシング」によるバリューアップが可能になっていくのではないか。
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