情報メディアコンテンツ応用論Ⅰ第2回：リサーチスキル①文献調査

学校名：東京声優・国際アカデミー
学科名：国際コミュニケーション学科
科目名：情報メディアコンテンツ応用論Ⅰ
日程：2021年4月27日（火）
タイトル：第2回　意思決定のための情報収集
講師：戸田佑也

Transcript

1. 第2回 リサーチスキル①文献調査 戸田 佑也 2021年4月27日（火） 東京声優・国際アカデミー 情報メディアコンテンツ応用論Ⅰ
2. 本講義の構成 1. なぜリサーチが大切なのか？ 2. 調査の方法 3. 文献の探し方 4. 文献の整理 5. 課題 2
3. 1.なぜリサーチが大切なのか？
4. 1.1.前回のおさらい 4 もっている情報の質・量によって よい意思決定ができるかどうかは 変わる
5. 1.2.巨人の肩の上に乗る 5 “私がかなたを見渡せ たのだとしたら、そ れは巨人の肩の上に 乗っていたからです”
6. 2.調査の方法
7. 2.1.調査の方法 7 調査方法 概要 文献調査 既存の文献（研究論文、書籍、調査報告書etc）から、 情報を収集する。 質問紙調査 いわゆるアンケート調査。 調査対象者に質問紙を配布し、記入してもらうこと で回答結果を得る。 インタビュー調査 調査対象者と対面して、聞き取りを行うことにより、 回答結果を得る。 観察調査 調査対象者の行動などを観察し、記録することに よって、情報を収集し、分析する。 ※実験調査などその他にも調査法があり、また分類の考え方もさまざまであるため、あくまで上 記は一例です。
8. 2.2.本日の講義対象 8 調査方法 概要 文献調査 既存の文献（研究論文、書籍、調査報告書etc）から、 情報を収集する。 質問紙調査 いわゆるアンケート調査。 調査対象者に質問紙を配布し、記入してもらうこと で回答結果を得る。 インタビュー調査 調査対象者と対面して、聞き取りを行うことにより、 回答結果を得る。 観察調査 調査対象者の行動などを観察し、記録することに よって、情報を収集し、分析する。
9. 3.文献の探し方
10. 3.1.文献調査の進め方 1. 知りたいこと、調べたいことを整理す る 2. 文献リストをつくる 3. 文献を入手する 4. 文献の内容を整理する 5. 文献の引用・参考文献からさらに新た な文献をさがす 6. 以下2→5のくりかえし 10
11. 3.2.まずは百科事典にあたってみよう • ウィキペディア https://ja.wikipedia.org • 日本大百科全書（ニッポニカ） • 世界大百科事典 11 ※辞書・事典を中心に横断検索可能な「ジャパンナレッジ」を利用すると便利です（ただし有 料）。
12. 3.3.「調べ方」を調べる • リサーチ・ナビ https://rnavi.ndl.go .jp/rnavi/ • レファレンス協同 データベース https://crd.ndl.go.j p/reference/ • 図書館レファレンス 12
13. 3.4.学術論文を探す • Google Scholar https://scholar.google.co.jp 13
14. 3.5.統計データを探す • e-Stat https://www.e-stat.go.jp • 国連統計 https://unstats.un.org/home/ 14
15. 4.文献の整理
16. 4.1.文献リストの例 16 NO 検索 ワード 著者 文献名 雑誌・ 書籍名 発行者 発行年 巻・ 号・ ページ URL 01 マンガ, 学習効果 向後 智 子, 向後 千春 マンガによる表 現が学習内容の 理解と保持に及 ぼす効果 日本教育 工学雑誌 - 1998 22巻2号 p. 87-94 https://w ww.jstag e.jst.go.j p/article/j met/22/2 /22_KJ00 0039053 01/_articl e/- char/ja/ 02 03
17. 4.2.文献整理シートの例 17 NO 検索 ワー ド 著者 文献名 研究方法 得られた知見 01 マンガ, 学習効 果 向後 智子, 向後 千春 マンガによる表 現が学習内容の 理解と保持に及 ぼす効果 学習内容部分とストー リー部分を含むマンガ による学習後、解答に 必要とされる理解の度 合いが異なるようなテ ストを3種類用意し,読 解直後と1週間後にテ ストを行った. • 解答にあまり深い理解を必要とし ない場合,マンガによる学習内容 部分の提示が有効. • 推論や新しい事態への知識の適用 が必要とされるテストでは,マン ガによるストーリー部分を提示す ることが成績を有意に高める. • 関心度はストーリー部分を含む全 体を提示することによって高まる. 02 03
18. 4.3.（参考）外国語論文を読む時の便利ツール • DeepL翻訳 deepl.com/translator 18 ※筆者は英語論文を読む時、とりあえず論文のAbstractをDeepL翻訳にかけてざっくり内容を把 握する、という使い方をよくしています。
19. 4.4.文献調査の実践 各自の調査テーマについて文献調査を 実践してみましょう！ 19 ワーク 1. Google Scholarを使って、関連する文献を5本以上 リストアップし、文献リストを作成しましょう。 2. そのうち、特に興味のある文献について1本選び、 実際に読んでみて文献整理シートを作成してみま しょう。
20. 5.課題
21. 5.課題 文献リスト、文献整理シートを 完成させましょう。 21 課題 • Googleシートを使って文献リストを作成してください。 • Googleシート（またはGoogleドキュメント）を使っ て、文献整理シートを作成してください。 • 上記2つのファイルを指定のGoogle Driveのフォルダ に 5/10（月）までに提出してください。