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サイボウズの開発チームが行っているスクラムの紹介

tonionagauzzi
February 14, 2025

 サイボウズの開発チームが行っているスクラムの紹介

以下のイベントの登壇資料です。

目指している姿は同じ! XPとスクラムのそれぞれのアプローチの違いを語ります
コドモン x サイボウズ
https://codmon.connpass.com/event/337445/

tonionagauzzi

February 14, 2025
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Transcript

  1. 2025.2.13 コドモン x サイボウズ 1. この発表の⽬的 • 対象者 • スクラムとXPのアプローチの違いに興味を持っている⽅々

    • 発表の効果 • スクラムから始めたサイボウズの開発事例をざっくり知れる • パネルディスカッションや懇親会でサイボウズ社員に聞いてみたいことが出てくる 対象者と効果 5
  2. 2025.2.13 コドモン x サイボウズ 会社概要 サイボウズ株式会社 事業内容 グループウェアの開発・販売・運⽤ / メソッド事業

    代表取締役社⻑ ⻘野 慶久 創業 1997年8⽉ 所在地 東京都中央区⽇本橋2-7-1 東京⽇本橋タワー 拠点 東京,⼤阪, 松⼭, 名古屋, 福岡, 広島, 仙台, 札幌, 横浜, ⼤宮, 上海, 深圳,成都,台北, ホーチミン, サンフランシスコ, シドニー, バンコク, クアラルンプールなど 資本⾦ 613百万円 証券取引所 東証プライム[証券コード4776] 従業員数 連結1,276名、単体1,003名 ※2023年12⽉末時点 ※役員除く無期雇⽤(正社員)数 8
  3. 2025.2.13 コドモン x サイボウズ 企業理念 9 存 在 意 義

    P u rpo se チームワークあふれる社会を創る ⽂ 化 Cu l tu re 1. 理 想 へ の 共感 共通の理想を作り、理想に共感して⾏動する 2. 多 様 な 個 性 を重視 多様な個性を重視し、互いに活かし合う 4. ⾃主 ⾃律 5. 対 話 と議論 お互いの考えの前提を理解し、論じ合って意思決定をする 3. 公 明 正⼤ オープンな信頼関係の基盤を作る ⼀⼈ひとりが個⼈としての主体性を持ち、 よりよいチーム作りに関わっていく
  4. 2025.2.13 コドモン x サイボウズ 3. スクラムとは • 複雑な問題に対応する適応型のソリューションを通じて価値を⽣み出すための軽量級フレームワーク*1 • 意図的に不完全なものであり、スクラムの理論を実現するために必要な部分のみが定義されている

    • 「経験主義」と「リーン思考」に基づいている • 三本柱「透明性」「検査」「適応」 • 5 つの価値基準「確約」「集中」「公開」「尊敬」「勇気」 • スクラムチーム「開発者」「プロダクトオーナー」「スクラムマスター」 • スクラムイベント「スプリント」 • 「スプリントプランニング」「デイリースクラム」「スプリントレビュー」「スプリントレトロスペクティブ」 • 作成物「プロダクトバックログ」「スプリントバックログ」「インクリメント」 スクラムのざっくり概要 18 ※1: Ken Schwaber & Jeff Sutherland.『スクラムガイド』.2020年,4⾴
  5. 2025.2.13 コドモン x サイボウズ 4. サイボウズとスクラム 1. kintone開発チーム全員でスクラムトレーニングを受講*1 • スクラムを通してユーザーに価値を届けよう︕

    2. 多くの開発チームがスクラムに移⾏ 3. スクラムマスターを職能化*2 • 責務は「チームを健全に保つことに責任を持つ」こと • そのために必要な観察・ファシリ・コーチングなどのスキルを学ぶ機会をサポート スクラムを導⼊した背景 20 ※1: https://blog.cybozu.io/entry/scrum-training ※2: https://blog.cybozu.io/entry/2023/02/14/095258 2016年ごろ 2022年
  6. 2025.2.13 コドモン x サイボウズ 4. サイボウズとスクラム • LeSSベースの⼤規模スクラムをしている • “完全にLeSS”ではなく、あくまで”ベース”

    • アラインメントを取っている • アラインメントとは…組織の各チーム、個々のメンバーが共通の⽬標やビジョンに向かっ て協⼒し、それぞれの能⼒を発揮しながら、組織全体として最⼤の成果を⽣み出す状態*1 • 実現する仕組み「Bets Board」「アラインメントミーティング」「レポーティング」 「ゴールのカタ」「クォーターごとのふりかえりと活動の⾒直し」 • 試⾏錯誤の中で、1つ1つ実践しては振り返っている • それを延々繰り返して学び続けている kintone開発チームの”いま” 23 ※1:https://speakerdeck.com/ama_ch/rsgt2025?slide=11