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2024 年のスタートアップの始め方・考え方

2024 年のスタートアップの始め方・考え方


Resources

Podcast FoundX スタートアップ支援 Podcast - 支援 #04: 「2024年のスタートアップの始め方・考え方」のスライドがよく読まれました

https://open.spotify.com/episode/2qo2SGwgMBpUMKs1oOk03S?si=2794853eb60d496f

本スライドのフォローアップのPodcastのエピソードです

未来の世界に必要なものを作れ

https://blog.takaumada.com/entry/make-something

デカコーンやユニコーンを次々に作る「Vargas」によるカンパニークリエーション

https://blog.takaumada.com/entry/vargas-company-creation

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Transcript

  1. Takaaki Umada / 馬田隆明 Startup School 2024 @ 東京大学 2024

    年の スタートアップの 始め方・考え方
  2. 資金調達金額は 10 年で約 10 倍に増加 2022 年 9664 億円 2023

    年 7536 億円 減ったとはいえ 2017 年比でも約 2 倍 https://initial.inc/articles/japan-startup-finance-2023 8
  3. ファンドの金額も大きく変わる(設立ベース) 最近は毎年 6000 億円 のファンド設立 日本の VC 業界全体で 10 年後に

    1.8 兆円 のリターンを出す ※ただし日本は CVC が多いので、期待されるリター ンは単純計算とは異なる可能性が高い https://initial.inc/articles/japan-startup-finance-2023 16 『毎年』1.8 兆円 & 企業価値ベースだと もっと高い
  4. 50 億円のファンドはユニコーンを出せば OK 18 50 億円の VC の戦略 (10 年前)

    ゴール 10 年後に 150 億円 手法 時価総額 1000 億円の スタートアップの 15% を持つ (= ユニコーンを 1 社出す)
  5. 500 億円のファンドだとデカコーンを狙う 19 50 億円の VC の戦略 (10 年前) ゴール

    10 年後に 150 億円 手法 時価総額 1000 億円の スタートアップの 15% を持つ (= ユニコーンを 1 社出す) 500 億円の VC の戦略 ゴール 10 年後に 1500 億円 手法 時価総額 1 兆円 (デカコーン) スタートアップの 15% を持つ or ユニコーンを 10 社出して 15%ずつ持つ
  6. 目標はユニコーンからデカコーンへ 21 50 億円の VC の戦略 (10 年前) ゴール 10

    年後に 150 億円 手法 時価総額 1000 億円の スタートアップの 15% を持つ (= ユニコーンを 1 社出す) 500 億円の VC の戦略 ゴール 10 年後に 1500 億円 手法 時価総額 1 兆円 (デカコーン) スタートアップの 15% を持つ or ユニコーンを 10 社出して 15%ずつ持つ ユニコーン (≒1000 億円) デカコーン (≒ 1 兆円)
  7. 32 ※ 狙っているゴールの規模感は VC によって大きく違う 日本の VC ファンドのサイズはかなりバラツキがある & CVC

    が多いので別の目的もある (すべてのスタートアップが VC-backed である必要もない)
  8. 6W1H を考える 49 6W1H 領域 つまり Where 市場 どの市場で戦うか What

    事業 どういう事業を行うか Who チーム どういうチームで行うか Whom 顧客 誰に対しての事業か Why ミッション なぜ行うか When タイミング いつ行うか How 戦略・戦術 どう行うか
  9. グローバル市場への挑戦 日本の国内市場の数倍ある市場に挑む 58 グローバル 国家課題 物理世界 人類未踏 (フロンティア) 領域 •

    初手から グローバル • 国の強み活用 でグローバル • グローバル課 題に取り組む (気候変動等)
  10. 国家規模の課題 国家課題や外貨獲得の課題に挑む。 60 グローバル 国家課題 物理世界 人類未踏 (フロンティア) 領域 •

    セキュリティ (安全保障) • サイバーセ キュリティ • 労働力不足 (特に日本) • 規制領域
  11. 6W1H を考える 76 6W1H 領域 つまり Where 市場 どの市場で戦うか What

    事業 どういう事業を行うか Who チーム どういうチームで行うか Whom 顧客 誰に対しての事業か Why ミッション なぜ行うか When タイミング いつ行うか How 戦略 どう行うか
  12. いつ、どう行うか 86 6W1H 領域 つまり Where 市場 どの市場で戦うか What 事業

    どういう事業を行うか Who チーム どういうチームで行うか Whom 顧客 誰に対しての事業か Why ミッション なぜ行うか When タイミング いつ行うか How 戦略・戦術 どう行うか
  13. 95

  14. さらにその先にどのような事業があるのかを考える 103 When 1 Where What Who Whom Why How

    When 2 Where What Who Whom Why How When 3 Where What Who Whom Why How 1 2 3
  15. 時間軸を意識した事業展開の仮説のセットを持っておく 104 When 1 Where What Who Whom Why How

    When 2 Where What Who Whom Why How When 3 Where What Who Whom Why How 仮説のセットを初期から持っておく
  16. そのうえで参入の方法を考える 108 When 1 Where What Who Whom Why How

    「なぜ今ここから始めるべきか」 に回答する必要がある第一歩
  17. 111 事業買収 受託 コンサル メディア 人口減少 + 資金供給で 可能になった選択肢 これまでの

    良くある参入方法 これらの手段で 参入できる領域は 徐々に減少
  18. 産業の DX をするためには”もっと深いコミット”が必要 課題 • 受託やコンサルは一部の最適化になりがちで、 事業全体の DX が難しい 解決策

    • 事業を買収してトップダウンで構造転換をする 方法も(ただし経営能力があるチームが必要) • ロールアップ(連続買収)をすることで交渉力 を付けることなども 113
  19. 戦術レベルでどう行うか 119 6W1H 領域 つまり Where 市場 どの市場で戦うか What 事業

    どういう事業を行うか Who チーム どういうチームで行うか Whom 顧客 誰に対しての事業か Why ミッション なぜ行うか When タイミング いつ行うか How 戦略・戦術 どう行うか
  20. 公益や国益に資する形でのルールのアップデート 124 M&A パートナー シップ 規制と ルール スピンオフ ・アウト •

    規制対応 • 規制緩和や 規制作成の ロビイング • 税制 • 国際標準や ルール
  21. 6W1H を考える 126 6W1H 領域 つまり Where 市場 どの市場で戦うか What

    事業 どういう事業を行うか Who チーム どういうチームで行うか Whom 顧客 誰に対しての事業か Why ミッション なぜ行うか When タイミング いつ行うか How 戦略・戦術 どう行うか
  22. 様々な種類のお金の引っ張り方を知る 135 人 金 情報 もの • エクイティ • デット

    • プロジェクト ファイナンス • 補助金 • 政府系資金
  23. 例)Vargas モデル • Vargas Holdings (VC) によるカンパニークリエーション • Northvolt や

    H2 Green Steel といったスタートアップを輩 出(2 社で合計 3.5 兆円超えのデットを含む資金調達) • 「EU に必要な事業」を市場から逆算して作り、H2GS は シリーズ A で 150 億円を超える資金調達 • 両社とも再エネの安い小さな街に工場の設立 • 国や需要者とも協力しながら会社を作り上げていくモデル • 需要の明確な領域等で活用可能? https://blog.takaumada.com/entry/vargas-company-creation 138
  24. ただし従来よりも戦略が重要に 156 When 1 Where What Who Whom Why How

    When 2 Where What Who Whom Why How When 3 Where What Who Whom Why How 課題 解決策 課題 解決策 課題 解決策 次第に大きな 課題解決をする