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ICH S6 生物学的製剤 Part2: 前臨床での安全性評価 追補1

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November 18, 2020

ICH S6 生物学的製剤 Part2: 前臨床での安全性評価 追補1

ICH S6は生物学的製剤の臨床前安全性評価についてのガイドラインです。Part2にはPart1への追加事項について記載されています。

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November 18, 2020
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  1. ICH S6 生物学的製剤 Part2: 前臨床での安全性評価 追補 1 2020/11/14 Ver. 1.0

  2. ガイドラインの概要 科学的進展によりS6をアップデートする必要があった • 動物使用を減らし、臨床前安全性を確保する • 開発リソースを減らす方法を提供する • 安全で倫理的な医薬品の開発を推進する

  3. 研究に使用する動物種の選択 対象のDNAシーケンスの類似性を検証する • 対象のレセプター・リガンドの量的・質的比較を行う • 培養細胞でのin vitro機能検証も有用 • 機能・結合などの活性を基に処方を検討する •

    適切な種が無いときは組み換え動物の使用を検討する
  4. 研究に使用する動物種の選択 体外の抗原を対象とする抗体製剤の場合 • 1種での短期の安全性研究を実施する • 病状の動物で抗原に依存した安全性を評価する • 抗体-有効成分複合体でも同様の検証を行う

  5. 研究に使用する動物種の選択: 種の数 2種で薬効が認められる場合は2種での短期検証を行う • 2種共に同じ応答なら、1種で長期試験を行う • 通常はげっ歯類を用いる • 1種でしか薬効が無いときは、1種で毒性を検証する

  6. 相同性のタンパクの使用 薬効を示す動物が無いときに使用を検討する • 危険性の検出や起こりうる危害を調べるのに有用 • 定量的なリスクの検証には使用できない • 用量や系を科学的に正当化した上で使用する

  7. 研究のデザイン: 用量選択 毒性は通常薬理学的効果と関連している • 用量応答性、PK-PDの結果から用量を決定する • 臨床最大用量の10倍を基準とする • ヒト臨床使用時のマージンを十分に取る •

    受容体親和性が低ければ、動物での高用量使用を検討 PK: Pharmacokinetics、動態学、PD: Pharmacodynamics、薬力学
  8. 研究の期間 長期使用するものでは6ヶ月の多回投与研究を行う • 進行したガンに使用する製剤についてはS9で扱う

  9. 回復過程の検証 毒性・効能・危害からの回復過程を検証する • 投与をやめた後の回復・非回復性を調べる • 最低1用量、1研究を実施する • 完全に回復することが必ずしも必要ではない

  10. 探索的臨床研究 M3に記載の方法を使用可能 • 規制当局との合意の上で使用する