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日本薬局方-一般試験法 2.01 液体クロマトグラフィー

xjorv
May 12, 2020

日本薬局方-一般試験法 2.01 液体クロマトグラフィー

液体クロマトグラフィーは医薬品に限らず、あらゆる分野での化学物質の分離と同定に用いられている方法です。

xjorv

May 12, 2020
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Transcript

  1. 検出器 分離した物質の量を測定する計器のこと • 紫外吸光光度計 • 可視吸光光度計 • 蛍光光度計 • 示差屈折計

    • 電気化学検出器 • 化学発光検出器 • 電気伝導度検出器 • 質量分析計 たくさんあるが、紫外吸光光度計が最も一般的だと思われる *液クロの原理から外れるので、ここでは解説しません。いずれ勉強します
  2. 相対標準偏差 標準偏差を平均値で割って100をかけたもの = 100 ത × σ =1 − ത

    2 − 1 • 赤線の二乗和が分散 *n-1で割るのは、母標準偏差の推定のため • 分散を検体数で割り、平方根 を取ったものが標準偏差
  3. 分離度 保持時間(RT)とピーク幅の関係のこと = 1.18 × 2 − 1 0.5ℎ1 −

    0.5ℎ2 • ピークが分離していると大きい • ピークが分離していないと小さい • 分離度が1.5以上の時を完全分離とする *1.18はピーク幅を4σとしたとき、W0.5hが2.354σになることから来る https://www.an.shimadzu.co.jp/hplc/support/lib/lctalk/81/81intro.htm
  4. 理論段数 ピークの幅の度合いを示すもの • tR が大きいほど幅が広くなる • 大きいほど幅がせまい • 小さいほど幅が広い =

    5.54 × 2 0.5ℎ 2 *5.54はピーク幅を4σとしたとき、W0.5hが2.354σになることから来る https://www.an.shimadzu.co.jp/hplc/support/lib/lctalk/85/85intro.htm