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日本薬局方-一般試験法 2.24 紫外可視光吸光光度測定法

xjorv
May 19, 2020

日本薬局方-一般試験法 2.24 紫外可視光吸光光度測定法

紫外可視光吸光光度測定法は、物質(主に液体)に紫外線または可視光を当て、光が吸収される様子を測定するものです。光の吸収を波長ごとに測定することで、吸光スペクトルを得る、もしくは溶液濃度を測定するために用いられます。

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May 19, 2020
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  1. 紫外可視吸光光度とは? 波長200~800nmの光の吸収を測定する方法 可視光: 紫外光: 近赤外光: 400~750 nm 200~400 nm 750~800

    nm • 基本的に溶液中の光吸収を測定する • 溶液は石英のセルに入れて光を当てる
  2. 光吸収と濃度 溶液の光吸収は濃度と相関する = -log 0 = A: 吸光度、I: 透過後の光度、I0 :

    光源の光度、k: 比例定数、l: 光路長、c: 濃度 • 原子吸光光度計と同じ数式で計算できる • 光路長が1 cm、1 M溶液の比例定数をモル吸光係数と呼ぶ