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2022年度診療報酬改定勉強会資料/Simpr_study1

 2022年度診療報酬改定勉強会資料/Simpr_study1

2022年4月14日に実施した診療報酬改定勉強会において、
話題提供用に作成した地域包括ケア病棟入院料の改定に関する資料です。

【資料タグ】
#地域医療構想、#地域医療、#地域連携、#機能分化
【固定タグ】
#病院経営、#データ分析、#プレゼン資料

小川 陽平

June 13, 2022
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Transcript

  1. 2 (1)地域包括ケア病棟入院料2・4の改定事項① A病院(2020年度) B病院(2020年度) 自院の一般病棟からの転棟割合が6割以上だと入院料が15%減算(200床以上の場合)される 急 性 期 回 復

    期 急 性 期 回 復 期 急 性 期 回 復 期 急 性 期 回 復 期 1日当たり 2,620点 (26,200円) 1日当たり 2,620点×0.85 (22,270円) △3,930円 A病院(2022年度) B病院(2022年度)
  2. 3 (1)地域包括ケア病棟入院料2・4の改定事項② A病院(2020年度) B病院(2020年度) A病院(2022年度) B病院(2022年度) 急 性 期 回

    復 期 急 性 期 回 復 期 急 性 期 回 復 期 急 性 期 回 復 期 1日当たり 150点 (1,500円) ※初日~14日目 1日当たり 125点 (1,250円) △250円 自院転棟患者に対する初期加算(~14日目まで算定可)が25点(400床未満の場合)下がる
  3. 4 A病院(院内転棟) B病院(院内転棟) A病院(転院受入) B病院(転院受入) 他院の一般病棟から転院を受け入れると初期加算が125点(400床未満の場合)に増える 急 性 期 回

    復 期 急 性 期 回 復 期 急 性 期 回 復 期 急 性 期 回 復 期 1日当たり 125点 (1,250円) ※初日~14日目 1日当たり 250点 (2,500円) +1,250円 ※入院料減算回避につながる可能性 (1)地域包括ケア病棟入院料2・4の改定事項③
  4. 12 減算回避シミュレーション(Z病院) シミュレーションの内容 Z病院の患者がX・Y病院に転院し、X・Y病院の患者がZ病院に転院する前提で試算 令和2年度病床機能報告データより作成 現在の状況 許可病床数300床のため転棟割合が6割以上の場合 に地域包括ケア病棟入院料が15%減算される (Z病院の転棟割合は99.5%) 減算回避シミュレーションの内容

    転棟割合を6割未満に抑えて患者数は維持する ※減算回避のために必要な追加転院数 =X・Y病院からの追加転院数と想定 減算回避シミュレーション結果 院内の他病棟からの転棟患者159名をX・Y病院に 転院させ、X・Y病院における院内の他病院からの 転棟患者159名の転院を受け入れる ! (4)地域連携による減算回避シミュレーション②
  5. 13 増収シミュレーション(医療圏) 増収シミュレーション詳細 A県B医療圏の3病院が連携を強化すると二次医療圏内で5,000万円程度の増収が見込める 令和2年度病床機能報告データより作成 ①転棟割合低下による減算回避の影響 Z病院における減算回避額:4,202万円(A×B) A:地域包括ケア病棟入院料2延べ患者数=10,692名 B:地域包括ケア病棟入院料2減算額=3,930円 ②急性期患者支援病床初期加算増加の影響

    院内転棟→転院による増収額:556万円(C×D) C:転院患者数:318名(Z病院・XY病院各159名) D:転棟時と転院受入時の加算額の差=17,500円 ※(2,500円-1,250円)×14日 ③診療情報提供料・退院時添付加算増加の影響 院内転棟→転院による増収額:143万円(E×F) E:転院患者数:318名(Z病院・XY病院各159名) F:診療情報提供料Ⅰ+退院時加算=4,500円 (4)地域連携による減算回避シミュレーション③
  6. 15 現状イメージ 将来イメージ 患者情報の共有や人事交流を通して医療の質を高められる (5)地域連携の推進による将来的なメリット② A病院 急 性 期 回

    復 期 病院が異なると 情報が入りにくい B病院 異なる病院間で 情報を共有できる A病院 B病院 複 数 の 病 院 が 情 報 共 有 ・ 人 事 交 流 複 数 の 病 院 が 情 報 共 有 ・ 人 事 交 流
  7. 16 現状イメージ 将来イメージ 病院の再編統合により地域医療の持続可能性を確保できる (5)地域連携の推進による将来的なメリット③ A病院 急性期80床 回復期70床 D病院 急性期0床

    回復期100~200床 B病院 急性期60床 回復期80床 C病院 急性期260床 回復期40床 E病院 急性期300~400床 回復期0床 →急性期医療提供目的の資源を集約 (急性期に特化した加算取得で増収) →急性期医療提供目的の設備投資が不要 (必要十分な最低限のコストで運営)