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入院件数が伸びている病院の特徴

 入院件数が伸びている病院の特徴

2021年3月24日に公開された厚労省公開データの情報をもとに、
入院件数が伸びている病院の特徴について調べた結果をまとめました。

分析対象は2016年度から2019年度にかけて、
各年度の退院患者調査データ提出月数が12ヶ月だった約3,000病院です。

医療圏における医療需要の増減が、
個々の病院の集患状況にそれほど影響を与えないことや、
病床数が多いほど入院件数増加病院の割合が高いことを示しています。

【分析利用データ】
令和元年度DPC導入の影響評価に係る調査「退院患者調査」の結果報告
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000196043_00004.html

【資料タグ】
#地域医療構想
【固定タグ】
#病院経営、#病院原価計算、#データ分析、#プレゼン資料

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小川 陽平

April 04, 2021
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Transcript

  1. 入院件数の増減が複数年連続で同様のトレンドを示している病院は少ない 3年連続で増減トレンドが一致している病院は3割未満しかなく 多くの病院は不安定な集患状況のなかでの経営を強いられている 1入院件数の増減トレンド 過去3年間の入院件数増減トレンド 入 院 件 数 増

    加 病 院 入 院 件 数 減 少 病 院 3年連続で入院件数が増加している病院は17.4% 3年連続で入院件数が減少している病院は10.6%
  2. 入院件数の増減トレンドと入院延べ患者数の増減トレンドは一致率が高い 2入院件数と入院延べ患者数の関係 入院件数と入院延べ患者数の関係性 入院件数増加病院における 入院延べ患者数増加病院の比率 入院件数減少病院における 入院延べ患者数減少病院の比率 入院件数増加病院の75%で入院延べ患者数が増加しており 入院件数減少病院の65%で入院延べ患者数が減少している 平均在院日数の短縮により

    入院延べ患者数は減少 平均在院日数の延伸により 入院延べ患者数は増加
  3. 医療圏単位×病院単位でみた 入院件数増減トレンドの一致率 入院件数減少病院における 入院延べ患者数減少病院の比率 医療圏単位の入院件数増減と病院単位の入院件数増減に相関関係は見られない 3医療圏単位と病院単位でみた違い 医療圏と病院単位の入院件数増減 医療圏全域における医療需要の増減は 個々の病院における入院件数増減に直結しない可能性がある 医療圏単位のトレンドと

    病院単位のトレンド 一致率:58% 医療圏単位のトレンドと 病院単位のトレンド 不一致率:42% 医療圏単位のトレンドと 病院単位のトレンドが不一致 →グレー 医療圏単位のトレンドと 病院単位のトレンドが一致 →ブルー
  4. 病床規模が大きいほど入院件数が増加している病院の比率が高い 4病床規模別の入院件数増減 病床規模別の入院件数増加病院割合 入院件数が増加している病院の比率 (単年)※2019年度 入院件数が増加している病院の比率 (3年連続)※2017ー19年度 病床数が多いほど入院件数が増加している病院の割合が高く 集患のためには大規模集約化が効果的であることが示唆される 9.3%

    13.3% 19.2% 26.6% 46.5% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 2018年度から2019年度にかけて 入院件数が増加していた病院 2017年度から2019年度にかけて 3年連続で入院件数が増加していた病院