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【ARI】品質よもやま話_#17(バス停のその先へ)

 【ARI】品質よもやま話_#17(バス停のその先へ)

ARアドバンストテクノロジ株式会社(ARI)で毎月行っている全社朝会(通称”LOVE会”)での、全社員に向けたスピーチ資料です(社内向けスライドは割愛しています)

第17回目は、日々仕事をする上で何をゴールとするか、その参考にしたいスタンスについてお話しました。

ARアドバンストテクノロジ株式会社(ARI)
https://ari-jp.com/

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中野康雄(ARI)
PRO

August 24, 2021
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Transcript

  1. 品質よもやま話 #17:バス停のその先へ LOVE会スピーチ 2020年10月15日 中野康雄

  2. 最近NHK+というサービスを 良く使っている

  3. 放映後1週間以内であれば ネットでいつでも見れるサービス

  4. これまではちょっと暇つぶしは もっぱらYoutubeだったが クロ現やニュース解説など 短い尺の質の高い番組が多いので ちょくちょく活用中

  5. それでちょうど一昨日 「プロフェッショナル 仕事の流儀」を 見た。

  6. 人気番組なので社員の皆さんの中でも 見た方も多いのではないでしょうか?

  7. その回は路線バス運転手さん 結構珍しいチョイス

  8. とても謙虚な方でした。

  9. 「私とかでよいのでしょうか?」 と終始やりとり 「自分は平凡が取柄の男です」と

  10. ただ1週間の密着でわかった そのプロフェッショナルは 平凡なんかではない 本物のプロフェッショナルだった

  11. 小田原の狭い市街地を安全に切り抜け 酔わないように箱根の山道を揺れも 最小限に防ぐ抜群の運転技術 それもさることながら

  12. 圧倒的だったのは その接客サービスです。

  13. いつもは沢山おりるはずの 駅前のバス停が近づくのに 降車ベルがならない →「降りる方はいませんか?」と アナウンスをしてあげる

  14. 雨が降る日、ロータリーがあるバス停で 屋根があるところまで距離があった →建物の近くまで進んであげてから 扉を開ける

  15. 電光掲示板の運賃表が トラブルで消えてしまった →真摯にひたすら乗客にお詫びし 一人づつ運賃を調べて対応 機械のせいなどのような言い訳は 一切言わない

  16. 〇〇に行きたいのですが、 どこで降りたらいいですか? →お店の定休日まで知っている

  17. ご本人は そんなに特別なことをしているつもりはない そんな感じ

  18. 何気ない所作ににじみ出る 圧倒的な本物感

  19. 穏やかな表情からにじみ出る 畏怖を感じた

  20. そしてその感動を確かなものにしたのは そのプロフェッショナルのある言葉

  21. 「バス停のその先を」

  22. バス停からバス停までを 機械的に運ぶのが我々の仕事ではないと

  23. なぜなら人はバス停に行きたいのではく 目的地に行きたいのだと

  24. 自分達は その目的地に行く お手伝いをしているのだと

  25. その手段として バスを使っていただいているのだと

  26. 高い運転技術だけに満足せず 安心や喜びをプラスできるか? それを常々考えていると

  27. 結果、 同僚や乗客から名前があがるよう そんなバスの運転手さん あまり聴いたことがない

  28. バス停のその先に意識を持てなければ、 一流のバス運転手とは言えない

  29. ここにSE/コンサル/デザイナーなど プロフェッショナルサービスに 従事する者の極意があると思った

  30. 我々の仕事も 何かを自己満足的に作って終わり ではない

  31. スケジュール通りに 不具合なく納品できたことを 我々は成功と呼んでいますが、 そこをゴールだと思って 本当によかったのでしょうか?

  32. そのシステムの結果、 お客様は何がしたかったのか? どういう成果を生みたかったのか?

  33. プロジェクトが炎上しないこと、 自分たちの仕事が計画通りに収まること 電車やバスが時刻表通りに着くのと同じく それはプロであるなら やれて当たり前ではないのか?

  34. もちろん「時刻表通り」を実現するためには 裏側でとんでもない方々の 技術や努力が下支えしているのは 間違いない

  35. ましてやシステム開発における顧客のレベルに 対する依存度の高さも考えると、 計画通りに納めることですら めちゃくちゃ大変な仕事であることは 理解しているつもり (だからこそ全社PMOをやっております^^)

  36. また顧客を思うがゆえという理由で、 要求を過剰に受けすぎることは 少しお子様の対応と言わざるを得ない

  37. ただ我々が目指すべき世界は どこであるべきなのか? それはまさに

  38. “先進性のある技術を通して、 顧客の問題解決と社員の幸せを創造し、 社会の未来発展に貢献する“

  39. ここに辿り着くには、 我々も「バス停のその先」を 意識した仕事をしない限り、 実現できないのではないだろうか?

  40. そのシステムの意味目的を理解した上で、 使う人の体験を最適化できるように チームのアイデアを総動員し、 本当に創るべきもの (システムや業務、組織、ルール)を 顧客と共に創り、 それを安定的に維持し育てていく

  41. その視座の高さや 本気の仕事振りに対して お客様は感動をして頂ける

  42. いま社内で 全員営業 という言葉を使っている

  43. 技術に営業をやらせるとはどういうことだ?

  44. こういう理解をしてる方も いるかもしれません

  45. 私がSE/コンサル/デザイナーの皆さんに 全員営業として期待していることは何か?

  46. 究極的に言えばお客様から こう言われるような仕事をしてください ということ

  47. 「あなたとまた一緒に仕事がしたい」

  48. 立場によってはお客様の代わりに 上司や同僚かもしれない

  49. 技術の皆さんにお願いしたいことの本質は ここにある

  50. その状態で、 「何か他の案件でも お手伝いできることありそうですか?」 ふとお客様に 一言聞いてくれるだけでいい

  51. そうした良質な関係の お客様やBPさんを増やしながら 定期的に会話をする機会を 意図的に創って欲しいということ

  52. 技術の皆さんに 全く知らない会社のリストに対して テレアポしてください 飛び込みしてください という話ではない

  53. 勿論いろいろな場合がありますが 誤解を恐れずに言えば この商売は本質的に 私はこう思っている

  54. 0→1は営業の仕事、 1→10や10→100は技術の仕事であると

  55. 単純にバス停まで運べばよいと思っている人と 乗車中の態度に気を配りながら バス停の先まで意識してくれる人 もし選べるなら 乗客はどちらのバスに乗りたいか? 答えは自明だ

  56. 一見平凡なことを どんな場面でも妥協せずやり続けることは 決して平凡なことではないことを 番組は教えた

  57. 陰ながら努力している姿を 顧客や上司は見ている

  58. スキルではなくその姿勢にこそ お客様からの信頼が生まれる

  59. 「あなたとまた一緒に仕事がしたい」

  60. 一人でも多くの人から そう言ってもらえるように 私も皆さんと共に頑張っていきたい

  61. そしてそうした評価のベースにある素養は

  62. 自分から動く (そして誰かのせいにしない)

  63. あなたはどんな人と一緒に働きたいですか?

  64. 早く行きたいなら、一人で行け 遠くまでいきたいなら、みんなで行け by アフリカのことわざ

  65. 品質よもやま話 #17:バス停のその先へ LOVE会スピーチ 2020年10月15日 中野康雄 今日の感想など 遠慮なく気軽に ChatWorkもらえたら うれしいです