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プロダクトマネージャーがアジャイルに習熟して生まれた強いチームの話

 プロダクトマネージャーがアジャイルに習熟して生まれた強いチームの話

現代の不確実性の高いソフトウェア開発をうまく進めるためのフレームワークとして、仮説検証型のデュアルトラックアジャイル開発が提唱されています。エンジニアが変革のリーダーになることが多いですが、プロダクトマネージャーもアジャイルに習熟しディスカバリートラックの改善の旗印となることで、チームを素早く、深く改善できるようになります。

Yuu Igarashi

August 29, 2023
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Transcript

  1. プロダクトマネージャーが
    アジャイルに習熟して生まれた
    強いチームの話
    id:yigarashi
    2023-08-25 アジャイル開発エンジニア勉強会
    1

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  2. 自己紹介
    ● 五十嵐 雄(いがらし ゆう)
    ● id:yigarashi
    ○ https://twitter.com/yigarashi_9
    ○ https://yigarashi.hatenablog.com/
    ● 株式会社はてな
    ○ はてなブックマークチーム EM
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  3. 今日の話
    ● PdMがアジャイルに習熟すると起こること
    ● はてなブックマークチームの事例
    3

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  4. 4
    PdMがアジャイルに
    習熟すると起こること

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  5. 2023年のソフトウェア開発
    ● 業界の成熟に伴い、パイの減少、競争の激化
    ○ 闇雲に作っても成功しない時代に
    ● より早く「よいもの」を見出す必要性
    ○ アウトプットからアウトカムへ
    ○ しかしどうやって「よいもの」を見つける?
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  6. 仮説検証とデュアルトラックアジャイル
    ● 課題に対する仮説検証を反復し「よいもの」
    のメンタルモデルを獲得する
    ● 2トラックのサイクルを回す手法が台頭
    ○ ディスカバリートラック
    ■ 仮説の立案、検証、学習のサイクルを回す
    ○ デリバリートラック
    ■ 仮説を検証するためのインクリメントを作るサイクルを回す
    6

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  7. 7
    正しいものを正しくつくるための「仮説検証型アジャイル開発」とは? 市谷
    聡啓氏が語るPOの戦略 (1/2)|ProductZine(プロダクトジン)より引用

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  8. 改善はデリバリーから始めよ
    ● リリースしてフィードバックを得るスピード
    がそのまま仮説検証のスピードを決める
    ○ 遅いサイクルの上で仮説検証をしてディスカバリー能
    力を高めるのは効率が悪い
    ● 即効性があり改善を実感できる
    ○ CIやリリースフロー、レビューフローの改善など
    ○ エンジニアが変化の最初のリーダーになりやすい
    8

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  9. エンジニアの心理 - 改善初期
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    デリバリー ディスカバリー
    越境度
    技術で解決できて
    ハードルが低い
    どんどん改善して
    いくぞ!

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  10. エンジニアの心理 - 頑張り期
    10
    デリバリー ディスカバリー
    越境度
    バックログや会議体
    も整理していこう
    チーム全体を改善
    していくぞ!

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  11. エンジニアの心理 - 苦悩期
    11
    デリバリー ディスカバリー
    越境度 職種からして違うので
    働きかけが難しい・・・
    ディスカバリーまで習熟
    する余裕がない・・・
    でもディスカバリーも
    さらに良くして成果につなげたい

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  12. PdMがアジャイルに習熟すると起こること
    12
    デリバリー ディスカバリー
    越境度
    企画職もスクラムを
    回してみよう
    仮説検証を効果的
    に進めるには?
    デリバリーとうまく
    接続する方法を作ろう
    お互いが真ん中に歩み寄るだけで
    チーム全体が改善する!

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  13. ● デュアルトラックアジャイルを双方向から改
    善する能力を獲得できる
    ○ まずはチーム全体をカバーできる状態へ
    ○ 少しずつ重なり合う領域を増やして強化する
    13
    PdMがアジャイルに習熟すると起こること

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  14. 14
    はてなブックマークチーム
    の事例

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  15. 事例: アジャイル知見の展開
    ● SCRUM BOOTCAMP THE BOOKを企画職を
    含めたチーム全員で輪読
    ● PdMに認定スクラムプロダクトオーナー研修
    を案内し受講してもらう
    ● 結果として理想像やメンタルモデルが揃った
    15

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  16. 事例: ディスカバリーのフロー構築
    ● それまで踏み込みづらかった企画職のフロー
    ● PdMの手によってスクラムの文脈で整理
    ○ プロダクトバックログやリファインメントなど2ト
    ラックの接続点についての議論も加速した
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  17. 事例: リファインメントの改善
    ● 施策をエンジニアが検収する場になりかけた
    ○ デュアルトラックアジャイルの典型的な罠
    ● 双方から2トラックが重なる領域を増やす
    ○ 施策の相談を早いフェーズから始める
    ○ 一緒にアイデアを練り上げるグランドルールをエンジ
    ニア内で共有
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  18. 事例: スプリントの撤廃
    ● スプリントがリードタイムのボトルネックに
    ○ 改善が進み高速な学習によってアイデアが早く陳腐化
    ○ 設計スプリントと実装スプリントが分かれる
    ● 課題感を受けてリファインメントと計画をオ
    ンデマンドに実施する体制を構築
    ○ 両トラックのアジャイルへの理解が深く、リードタイ
    ムを短くするという本質を一緒に追えた
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  19. まとめ
    ● PdMがアジャイルに習熟すると起こること
    ○ デュアルトラックアジャイルを両トラックから効率よ
    く改善できるようになる
    ● はてなブックマークチームの事例
    ○ 輪読やCSPO研修でアジャイル知識を展開
    ○ PdMがディスカバリー改善の旗印となりチーム全体を
    深く、素早く改善することができている
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  20. hatena.co.jp/recruit
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