シャレイア語入門 1 : 文字と発音

E670b9a73cdf62f18116573adf82df4c?s=47 Ziphil
October 21, 2017

シャレイア語入門 1 : 文字と発音

E670b9a73cdf62f18116573adf82df4c?s=128

Ziphil

October 21, 2017
Tweet

Transcript

  1. 1 第 課 文字と発音 文法書 5, 7, 8, 10, 11,

    14
  2. 1 使用する文字 シャレイア語には独自の文字がありますが、 その各文字にラ テン文字 (英語のアルファベット) を対応させた転写を用いて も表記することができます。 この入門講座では、 独自文字の代わりに転写を用いてシャレ

    イア語を表記します。 そのため、 独自文字についてはこの講 座では触れません。 詳しくは文法書をご覧ください。 転写には、 w を除く a から z までの 25 個のラテン文字を用い ます。 ダイアクリティカルマーク (アクセント記号) 付きのものも 一部使用します。 シャレイア語では、 大文字は一切使用しません。 文頭の文字 や固有名詞の最初の文字でも、 小文字を使います。
  3. 2 発音の規則 シャレイア語では、 1 つの文字に 1 つの音素がちょうど対応し ています。 x a

    c /ʃ/ /a/ /θ/ xac /ʃaθ/ このように、 ごく少数の例外を除いて、 各文字に対応する音 素をそのまま繋げることで、 単語を発音することができます。
  4. 3 子音 I 以下は子音を表す文字とその発音です。 次のページのものを 含めて、 全部で 20 種類あります。 s

    /s/ 日本語のサ行と同じ z /z/ 日本語のザ行と同じ t /t/ 日本語のタ行と同じ d /d/ 日本語のダ行と同じ k /k/ 日本語のカ行と同じ g /ɡ/ 日本語のガ行と同じ f /f/ 日本語のファ行 (ただし下唇と上歯で発音) v /v/ 日本語のヴァ行 (ただし下唇と上歯で発音) p /p/ 日本語のパ行と同じ b /b/ 日本語のバ行と同じ
  5. 4 子音 II 子音字の残りです。 c /θ/ 英語の think の th

    と同じ q /ð/ 英語の this の th と同じ x /ʃ/ 日本語のシャ行とほぼ同じ j /ʒ/ 日本語のジャ行とほぼ同じ r /ɹ/ 英語の r と同じ (舌先を接触させない) l /l/ 英語の l と同じ m /m/ 日本語のマ行と同じ n /n/ 日本語のナ行と同じ h /h/ 日本語のハ行と同じ y /j/ 日本語のヤ行と同じ
  6. 5 母音 母音字は以下に示す 5 種類です。 a /a/ 日本語のアと同じ e /e/

    日本語のエとほぼ同じ i /i/ 日本語のイと同じ o /ɔ/ 日本語のオとほぼ同じ u /u/ 日本語のウ (ただし唇を丸める)
  7. 6 注意すべき発音 日本人がシャレイア語を発音するにあたって、 いくつか注意す べき点があります。 まず、 t は日本語のタ行と同じですが、 ti, tu

    は 「ティ」, 「トゥ」 という音になります。 「チ」, 「ツ」 とは違うので注意してくださ い。 同様に、 di, du は 「ディ」, 「ドゥ」 です。 次に、 si は 「スィ」 のような発音になり、 「シ」 ではありませ ん。 「シ」 は xi とほぼ同じ音です。 同様に、 zi は 「ズィ」 のよ うになります。 n は音節末にあってもはっきりナ行の音を発音します。 例えば lon は、 「ロン」 というよりは 「ロヌ」 に近い発音になります。 j を発音するときは、 舌先が上顎に触れないように気をつけて ください。 「シャ」 を発音するときは舌先が上顎に触れません が、 このときの舌の動きのままで音を濁らせたものが ja です。
  8. 7 ダイアクリティカルマーク付きの文字 母音字には、 ダイアクリティカルマーク (アクセント記号) が付 けられることがあります。 ダイアクリティカルマークがあるもの とないものは別の文字として扱います。 ダイアクリティカルマーク付きの文字の発音は、

    ダイアクリ ティカルマークを取り除いた文字と同じです。 例えば、 é の発 音は e と同じく /e/ です。 以下は、 シャレイア語で用いるダイアクリティカルマーク付き の文字の一覧です。 â à á 発音は全て /a/ ê è é 発音は全て /e/ î ì í 発音は全て /i/ ô ò 発音は全て /ɔ/ û ù 発音は全て /u/
  9. 8 発音の例外 I 母音の後に h が置かれる場合は、 例外的にその h は発音さ ません。

    yetih /jeti/ 以下の kin の n も発音規則の例外です。 kin /kiɴ/ 日本語の 「キン」 とほぼ同じ
  10. 9 発音の例外 II 以下の 6 つの単語は、 他の単語と同じ発音になってしまうの を防ぐため、 ダイアクリティカルマーク付きの母音字が二重母 音で発音されます。

    á /aɪ/ 「アイ」 とほぼ同じ é /eɪ/ 「エイ」 とほぼ同じ à /aʊ/ 「アウ」 とほぼ同じ lá /laɪ/ 「ライ」 (ただしラ行は英語の l) lé /leɪ/ 「レイ」 (ただしラ行は英語の l) dà /daʊ/ 「ダウ」 とほぼ同じ
  11. 10 アクセント シャレイア語のアクセントは強弱によって示されます。 アクセン トのある母音は他の母音と比べて少し長めに発音されます。 アクセントは、 常に語幹部分の最後の母音に置かれます。 こ こで 「語幹」

    とは、 活用接辞を全て取り除いた部分のことで、 辞書の見出し語になる部分でもあります。 du is zecraf 語幹 アクセント位置 上の図にある単語 duzecrafis は、 語幹 zecraf に接頭辞 du と接尾辞 is が付けられた形です。 語幹である zecraf の最終 母音である a にアクセントが置かれます。 活用については、 第 3 課で扱います。
  12. 11 特殊な記号 xastil ʻ シャレイア語では、 固有名詞の前に 「ʻ」 という特殊な記号が 付けられることがあります。 特に、

    人名の前には必ず付けられ ます。 この記号は、 シャレイア語で 「ディカック」 と呼ばれま す。 ディカックの後にはスペースは入れません。 ディカックの転写の Unicode での符号位置は U+02BB です。 どうしてもこの記号が入力できない場合はアポストロフィーな どで代用しても良いですが、 推奨されません。